「習慣形成の4つのステップ」から学ぶ、良習慣の作り方
(本日のお話 1999字/読了時間2分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
並びに夜は、英語の勉強と、
その合間にムエタイジム&ランニングでした。
*
さて、本日のお話です。
最近、改めて「習慣」というキーワードが、
マイブームになっております。
その中で、今日は
「なぜ習慣ができるのか?」という、
習慣形成のメカニズムについて学んだことを、
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「習慣形成の4つのステップ」から学ぶ、良習慣の作り方】
それでは、どうぞ。
■気づいたら、
つい携帯ゲームをやっている。
気づいたら、
動画を見ふけっている。
気づいたら、
テレビを付けて、何となく見ている。
気づいたら、
1日の終わり、
ソファでだらだらしている。
■こういった
「気づいたら◯◯している」という、
無意識の習慣、皆さまにはございますでしょうか?
1日の始まりから終わりまで想像してみると、
起床、準備、出勤、働き始め、帰宅、食事、就寝、、、
と1つずつ考えていくと、
何かしらの「無意識の習慣」をやっていることを
きっと思い出されるはず。
人は「無意識の習慣」で、
ほとんどできているようなものです。
■そこで思うのです。
そのような、
「無意識の習慣は、どのように形成されるのか?」
と。
いつから、
どのようなメカニズムで、
携帯ゲームを始め、
動画を見たり、
マンガを見て、
あるいは帰り道に、
気晴らしにシュークリームを食べるのが常習化したり、
疲れたらお酒を飲む、となるのでしょうか?
■結論をお伝えすると、
この「習慣化の始まり」とは、
【「心の状態を変えたい」という願い】
から始まる、と言われています。
■「心の状態を変えたい」と願う。
その心の状態を変えたいと願う欲求の前には、
それを引き起こす「きっかけ」があります。
例えば、です。
「1日仕事でヘトヘト。疲れた」
という疲れ・ストレスを感じたとします。
これは、心の状態を変えたいと思う
『きっかけ』です。
すると、帰リの電車の中で、
ある『欲求』が生まれます。
「ああ、なんかこの仕事のモヤモヤ、
疲れをスカッとさせたい!」
という欲求です。
これをスカッとさせられるもの、
行動はないか、と脳が探します。
そこで、スマフォをいじっていたら、
流行っているゲームが広告で紹介された、とします。
そして思うのです。
「何だかスッキリしそうだ。
ためしにやってみようか」
そして行動、すなわち『反応』に繋がります。
試しにやってみました。
「バシバシ、モンスター倒すだけだけど、
何も考えずにすむ時間だった、なんかスッキリした」
、、、と。
これは「心の状態を変えたい」という欲求に対しての、
『報酬』となります。
そして、この一連のプロセスが脳に記憶されます。
■すると、また仕事で
”疲れ・ストレス”を感じたとき。
スッキリしたい、という『欲求』が生じたら、
スッキリする、という『報酬』をもらいたくて、
帰りの電車にのると、脳が、
ゲームへと手を伸ばさせるのです。
■そして、その行動を繰り返していくと、
やがて習慣が形成されていく。
いつからか、
”疲れやストレス”を感じていない日でも、
「帰りの電車」=「スマフォゲーム」
と、自分がしつけられており、
別にスッキリもしないけど、
なんかやっちゃう、、、、となる。
良きにせよ悪しきにせよ、
このように、
「習慣化されていく」
わけです。
■まとめると、
以下の一連の流れが、
1,きっかけ
↓
2、欲求
↓
3,反応
↓
4,報酬
↓
(1,きっかけ、に戻る)
これが 「習慣化形成の4つのプロセス」となります。
■そして、ここで思い出したいのが、
そもそも人は、なぜ習慣ができるかというと、
【「心の状態を変えたい」という願い】
があるから、ということです。
あくまで行動は「手段にしかすぎない」ということ。
ここが、大事なのです!
「ゲーム」だったり、
「お酒」だったり、
「テレビ」だったり、
「YouTube」だったり、
「マンガ」だったり、
その「手段」は人によって違ってくる。
そしてそこは、「他のものでもいい」のです。
(だって、手段、なのですから)
■そして、もし、
「心の状態を変える」という行動を、
”中長期的により望ましい手段”
に置き換えることができたら、
一石二鳥になるはず。
おそらく「単調なゲーム」にふけって、
ひたすら毎日を過ごして、中長期的に得られるものは
あまりないというのは想像の通りのはず。
■それよりも、
「心の状態を変える」ための手段として、
「気晴らしに、走る」
ということが、もしできたとしたら、
中長期的にプラスになりそうだし、
「気晴らしに、料理を作る」
ということができるなら、
家族やパートナーも美味しい料理でハッピーで、
一石二鳥になりそう。
絵を描くとか、読書とかもいいかもです。
■もちろん、ここは人それぞれで、
価値観の話です。
ですから、これがよい、
これをすべきという答えはないでしょう。
しかし、
”「心の状態を変えたい」という願いから
人の習慣は始まるというメカニズムがある、と知ること”
そして、
”「心の状態を変える」にあたって、
自分にとって短期だけでなく中長期的にもよりよい方法を考え、
差し替えていく”
ことは、
長い目で、自分の人生に、
大きな違いを生み出すはず。
■結局、人は動物です。
気持ちイイこと、
楽しいコトが好きです。
でも、本能だけに振り回され、
欲望に埋没すると、後悔するのです。
それもまた、人間だから。
未来を想像できる、人間がゆえでしょう。
だからこそ、
「本能と理性の間のベストバランス」
を追求すること。
そして、気持ちいい、楽しい、
でも、逓増していく(いきそうな)仕組みを考え、
既存のものと差し替え、人生に組み込んでいく。
これが、努力している感覚なくして、
人生より良くなっていくための、
【 「習慣形成の4つのステップ」から学ぶ、良習慣の作り方 】
であろう、そのように思う次第です。
などと思った次第です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆さまにとって、本日も素晴らしい1日となりますように。
===========================
<本日の名言>
人間にとって、苦悩に負けることは恥辱ではない。
むしろ快楽に負けることこそ恥辱である。
ブレーズ・パスカル(フランスの哲学者/1623-1662)
===========================