断捨離とは、心の垢を落とすようなもの
(本日のお話 1716字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
この三連休は、ひたすら引越しの片付け。
こんなに片付けたのは、
生まれて初めてかもです(汗)
引っ越しとは、意外とやることは多いもので、
あっという間に3日と言う時間が過ぎてしまいました。
とはいえ、これだけ時間を
引っ越しに使う中で、
妙なスッキリ感を感じております。
今日はそんな話の中から、感じたことを
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【断捨離とは、心の垢を落とすようなもの】
それでは、どうぞ。
■今回、8年ぶりに引越しになりました。
私は今、妻と2人で過ごしているので、
割と自由な時間がたくさんあります。
ただ、今後の人生プランなどを考えると、
「仕事に没頭出来るのも、
今だからこそかもしれない」
とのことで、
もともと住んでいた東京都の北区から、
中央区の良さげな物件があったので、
急遽引っ越しをすることに決めました。
■私は移動が多い仕事なので、
仕事の移動時間は、相当なもの。
ゆえに、田舎好きの妻の若干の反対を受けながらも、
コンクリートジャングルの真ん中に、
引っ越してきたのでした。
かったかどうかは、
住んでみないと何ともわからないところですが、
いずれにせよ、新しい街での新しい生活は、
何か心の躍るものがあります。
■そんな中で、
今回の1番大変だったイベントが、
「引っ越しの片付け」です。
なぜか毛布が12枚もあったり、
延長コードが8本ぐらいあったり、
謎の缶詰が出てきたり、
使っていない大量のバッグがあったり、
謎のピンクの象の置物が出てきたり、
妻との交際時代の交換日記がでてきたり(恥)、
、、、
把握ができないもので、
家中溢れていたことに気づきます。
(お恥ずかしながら、、、)
■しかし今回、
不要なものはガンガン捨てて、
必要最小限のものにして、
「どこに何が、どれぐらいあるのか」
を完璧に把握した状況と言うのは、
実に気持ちがよく、
ピカピカになった新居にて(賃貸ですけど)
『心の垢が落ちた感覚』
を覚えたのでした。
そして、ピンクの像がいない、
規律ある生活が垣間見えた気がしました。
■、、、と、そんな中で、
ふと思い出した昔の上司の言葉が、
頭をよぎりました。
それは、私が新入社員時代に入社した某飲食会社で
「スーパー店長」と言われた人の話です。
当時、30歳くらいの店長が、
新店舗の立ち上げ社員に選ばれた
23歳の私(紀藤)にこう言いました。
「紀藤、よく覚えとけ。
店舗っていうのはな、
新店が1番モラルが高いんだ。
そして必ず、そこからモラルが劣化していく。
最初はお店が綺麗で、
みんな決めたルールをきちんと守ろうとする。
しかし、いつからかマニュアルを無視したり、
掃除のレベルを下げたり、
つまみ食いをするヤツが出てきたりする。
それを一度でも許してしまうと、
一気に、モラルは崩壊していく。
だから、めちゃくちゃ大事なのは、
『新店の高いモラルをできるだけキープする』
ことだ。」
■この言葉に、
「物が片付いた」「心の垢が落ちた!」と
新居でウキウキしている自分に、
戒められた気がしました。
確かに、その通り。
最初はきれいだったとしても、
一度ルールを壊したら、一気に壊れていくもの。
心の垢も、
一気にこびりついていきます。
■だから、私たちがもし、
物を管理し、物心ともにスッキリした状態を保ち、
規律ある生活を過ごそうと願うとしたら
例えば引っ越し、あるいは大掃除などで、
きれいになったその瞬間を起点に、
『新店(スタート時)の高いモラルをできるだけキープすること』
が重要なのであろう、
、、、と感じたのでした。
■生活の質の高さは、
人生の満足度の高さと、比例しているはず。
汚部屋でなく、
管理の行き届いている家に住むと、
やっぱり心地が良い。
心の垢も少ないというもの。
気持ち良い毎日を過ごすために
根底に流れるのは、
『新店の高いモラルをできるだけキープすること』
とする姿勢なのかもしれません。
ということで、
もし引っ越しや大掃除などがあれば、
その時を起点にして、きれいな状態を保つことが、
やっぱり大事だよなあ、、、
と感じた次第でございます。
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
規律は勝利の母である。
アレクサンドル・スヴォーロフ(ロシア帝国の軍人/1729-1800)
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