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2211号 2020年3月10日

「トップオタの世界」から考える、自分が輝ける場所の見つけ方

(本日のお話 2616字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は、3件のアポイント。
並びに夜は、コーチング(受ける方)でした。

その後、世の中のマニアックな人たちを根掘り葉掘り聞くトーク番組

『ねほりんぱほりん』
https://www4.nhk.or.jp/nehorin/

なる番組がすこぶる面白いと妻が言っており、
ご飯を食べながら、共に視聴したのでした。

(詳細は本文にて)




さて、本日のお話です。

今日は『ねほりんぱほりん』の番組を見て思ったこと、
そこから考えたこと、学んだことについて、
皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは、



【 「トップオタの世界」から考える、自分が輝ける場所の見つけ方 】



それでは、どうぞ。



■皆さまは
NHKの番組『ねほりんぱほりん』、
ご存知でしょうか?

我が家にはテレビがないため、
どれぐらいこの番組が知られているのか、
全く想像できません。

しかし先日、妻より
「これ、めちゃくちゃおもしろいらしい」と、

この番組のコンセプトと内容を知り、
好奇心を激しく刺激されました。


■ちなみに番組の内容は、
ゲストとして、

「元薬物中毒者」
「ネトゲ廃人」
「パパ活女子」

など、きわどすぎる人物を呼んでは、
ネタを深掘りしていきます。
ちなみに人形なので顔バレはないので、
かなりディープです。

一部上場の取締役(パパ活にハマっている)などなど
人の裏側が見えるのです。


人間のむき出しの欲望、したたかさ。
素直さ、純粋さ、悩み。

「人間臭い生っぽさ」が見えて、
実に魅力的で面白いのです。



■その中で昨日見た話は、

「アイドルトップオタ」

の回でした。


つい、そこを選んでしまったのは
私も若干関係しているからでしょう(苦笑)

少し前に、妻の紹介で
アイドルグループ『わーすた』(avex所属)に、
なぜだかハマってしまい、

生まれて初めて、
「アイドルにはまる心理」を、
自身で体感したのでした。

(ちなみにアイドルが好きなわけではなく、
 このグループがなぜか好きなのです。
、、、あれ、やっぱりキモいですね汗)



■アイドルの世界を垣間見ると、
同時に見えてくるのが、
「オタクの世界」です。

アイドルの応援軍団、
通称「オタク」と呼ばれる方たちが、
どのような思いを持ってアイドル支援活動(?)に勤しんでいるか、

これは関係なくとも、
ちょっと気になるところではないでしょうか。



■ちなみに、番組で学んだ、
印象に残ったお話をざらっと整理してみると、
こんな内容でした。


・トップオタ(TO)という存在が、
 アイドルグループには存在する。

・そのオタクのNo1(トップオタ)が、
 アイドルにかけるコール(掛け声))などを仕切ったり、
 モラルを乱す人を監視する管理者の役目を果たす。

・トップオタは、激しい踊りで目立ったり、CDの購入枚数がすごいと、
 その行動によりオタクの仲間たちから認められ、自然と決まっていく
(ただ、トップオタはアイドルが決めるわけではない。ちょっと悲しい)

・トップオタの中にも、妬みや嫉妬などがあり、結構大変。


というお話でした。

(ちなみにエスカレートしていくと、
 1年で300万円アイドルでお金を使ったり

 10年で2000万円アイドルにお金を使った、
 という猛者もいるそう。
 なんたる世界。。。)



■そんな情報を知り、
自分のオタクとしての甘さを知りつつ(笑)
番組の後半で、


「なぜ、トップオタになるために、
 そこまでお金や時間を使うのか?
 報われないではないか?」


という質問が、司会の山里亮太さん、
YOUさんから投げかけられました。


ゲストの方は、以下のような話を返していました。


「学生時代、運動ができずで立たない存在だった。

 スクールカーストの下のほうにいて、
 良い青春時代ではなかった。

 オタクは、そういう人たちが多い。 
 そんなオタクの中にいて、
 目立って、認められて、輝けることが嬉しかった」


なるほど、、、。

認められたい、承認されたい。
自分の存在を、価値を、認めて欲しい。
ここなのか、、、と。


■「認められたい」という思いは
決して、否定できるものではありません。

間違いなく誰もが多少なりとも持っている、
”根源的な欲求”です。

欲求とは、エネルギー。
だから、いいものだと私は思います。


かつ、人がどの場所で輝くべきだとか、
人それぞれでわかりませんし、
他人がどうこういう権利もありません。
人それぞれ自由。


ただ言えることは、
職場だろうが、プライベートだろうが、


『人は情熱を持って、輝き、
 認められる場所を求めている』


ことは事実のようです。

その場所が、仕事か、ステージか(立つほう)、
ステージの観客席か(応援する方)という違いなだけ。


■ただ、(個人的な意見でありますが)
付け加えると、

その「輝ける場所」が
お金を使って得るものであれば、
それは”消費者側”になり

ただ「輝ける場所」が、
人にも価値を提供するものであれば、
”提供者側”になる、

というのも同時に事実でしょう。


そして、人生が長期的に続き、
経済や時間や価値提供により、
サバイバルの能力が高まるものである、と考えると、

”「輝ける場所」であり、かつ「価値を提供できる場所」”


の両輪を目指すほうが、
より持続的なものになる、とは思います。



■この話に関連して、こんな情報提供をひとつ。

世界的ベストセラー『7つの習慣』の、
スティーブン・R・コヴィー博士は、
その続編として『第8の習慣』なる著書を書きました。


その『第8の習慣』の中で、

”人は自分自身の心の声(ボイス)を見つけることが、
 さらなるリーダーシップを発揮する上で重要”

と語りました。

「心の声(ボイス)」とは、
どのように見つけるかというと、


「1,情熱」(今回のトップオタのごとく)

も、もちろんそうですが、
同時に、他者、社会などの

「2,ニーズ」(周りから必要とされているもの)、

加えて自分が持つ

「3,才能」(自然とできること、役に立てること)

そして、

「4,良心」
(自分がこれをやっていて良いのだ、と確信できること。
 後ろめたさなど微塵もない)


この4つの輪が掛け合わせるところに見つかる、
と語っています。


もし、「認められる」「輝ける」場所が、
この4つの中心にあるのであれば、

それは自分にとってもそうだし、
人にとっても価値を与える、
素晴らしいステージになるのでしょう。


■「トップオタ」の話から、
少し壮大な話になりましたが、

ここまでの話をまとめると、


1,人は承認される場所、輝ける場所が必要

2,それは素晴らしいことである

3,加えて、欲を言うのであれば
 その「輝ける場所」を”提供者”として渦を巻くことができると、
 持続的なものになる

4,そのためには「情熱」「ニーズ」「才能」「良心」の4つを
  考える事が重要であろう


というお話でした。


以上、トップオタから人生を考えるの巻、でした。


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<本日の名言>

自分には確かな居場所がある。
自分を必要としてくれる場所がある。
その安心感があればこそ、人は強く生きられるのです。

ドロシー・ロー・ノルト(米国の教育学者/1924-2005)

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