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2222号 2020年3月22日

「読書」の効果を高める、おすすめ3ステップ

(本日のお話 2052字/読了時間2分)


■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日(祝)は
朝から20キロのランニング。

川沿いを走りながら、
某セミナーの音源を聞いていたのですが、

走って肉体も鍛えられるし、
天気も良く精神的にもスッキリだし
音源を聞いて知性も磨けて、

「こりゃ一石三鳥だ!」

と勝手にお得感を感じておりました。

引っ越しして初めて近所にて
最適なランニングコースを発見したので、
これから走る習慣ができそうです(たぶん)。





さて、本日のお話です。

常日頃から思っていますが
「時間」はとっても大切な資源ですね。
(言うまでもなく、ですけど)


そんな時間を有効活用する原則の一つは
上述のランニングの例ではないですが

「一石三鳥(以上)を狙う」

ことにあるかと思います。


今日はその一石三鳥について

”ポピュラーな知的活動「読書」”

における一石三鳥を獲得すると思われるコツについて
ひとつ、皆様にご共有させていただきたいと思います。


タイトルは



【「読書」の効果を高める、おすすめ3ステップ】



それでは、どうぞ。





■メルマガを読んで頂いてる方は
おそらくご存知かと思いますが、

毎週日曜日に「今週の一冊」と題して、
お勧めの本を一冊、ご紹介させていただいております。

なんとか本を読んでいるレベルですが
それでも一応、週に一冊以上は必ず読んでいます。


■そして、これはなんとなく感じている
手前味噌な感覚ではありますが、

わたくし、
”読んだ本を人に要約して伝えることが得意だな、
と勝手ながら思っております。
(偉そうですみません汗)


、、、ただ、その理由で一つ、
「読書をする上で小さな工夫をしている」

ことが多少なりとも
影響しているのだろう、

と思っているのです。



■皆さまの中で、

”エビングハウスの忘却曲線”

という言葉を聞いたことがある方
いらっしゃるのではないかと思います。

どういった話かと言うと、
ドイツの心理学者エビングハウス博士によると、人は

・1時間後には56%忘れ
・1日後には67%忘れ
・6日後には75%忘れる

という、
”人の見事なる忘却っぷり”を
研究した有名な理論です。

まあ、考えてみるとそうですよね。

読書も、読んだそばから
ガンガン書いてあることを忘れていきます。。。(汗)



■同時に、私は
研修の講師をすることも多いのですが
講師業の方、皆さまにお勧めしたい良書、

『講師・インストラクターハンドブック』

という本の中でも、

”参加者の学習効果を高めるには
 20分に1回のリビジット(re-visit)をすべし”

と書かれています。

すなわち、

「学んだことに立ち戻る復習(re-visit)を
 20分に1回は行っていく」

ことを推奨しています。

なぜなら

「研修で学んだこともその側から
 ガンガン忘れられていく」

から、でございます(汗)



■つまり、繰り返しになりますが
「人は面白いくらい忘れる生き物である」
のです。

ですから、
もし何かを学ぼうとするならば、

”そもそも忘れてしまう前提で
 学ぶ姿勢が必要”

とも言い換えることができるのも
これまた自明の理。



■ということで私は、
「勉強系の読書」の際に、
些細ですがある工夫をするようにしています。

読んだ本を忘れず
自らの血肉にするための小さな工夫です。

ステップとしては以下の3ステップです。


1)説明することを前提に、
  しかし、スピーディーに読書する
 (結局忘れるので、また読み直すことになるから)


2)読んだ日中に、人に説明する
  (私の場合は、いつも妻。
  次の日になるとびっくりするくらい忘れている)


3)最後に、「今週の1冊」として本のポイントや
  印象に残ったことを、文字として書く


、、、という、実にシンプルな3ステップ。



■ただ、侮るなかれ。

この3連発をするだけで、
めちゃくちゃ記憶に残ります。

その後、誰かに対しても
読んだ本の話を
共有することができるようになります。

そのとき説明できなければ
うろ覚えだった、ということで
さらに思い出した時に記憶が強化されます。

加えて「誰かに自分の学びを共有する」ことは、
(相手にもよりますが)
聞いた方も学びになってプラスになるし
自分もより深く学ぶことができて
「相互にとってプラス」の作用があったりします。


■ゆえに、

「学びつつ(インプットまず1回)
 口と、文字で、アウトプットする(アウトプット2回)」

というサイクルを回すことが
学びを定着化させる上で、大変重要である

と思っております。



■基本、人は忘れる生き物である中、
1,インプットをしたらアウトプットの仕組みが身についている人と、
2,インプットしっぱなしで忘れていく人

を中長期で比較した場合、
3年、5年経ったときの知識の総量も
学びの定着度も、まるで違っていると思われます。

ゆえに、デフォルトとして


【 「読書」の効果を高める、おすすめ3ステップ 】


というシンプルなアクションを
日々の行動にしていくと
学びの効果が一石三鳥になります、

というお話でございました。

せっかく時間をとって学ぶなら、
中身がぎっしり濃厚な時間にしていきたいものです。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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<本日の名言>

学ぶことの素晴らしいところは、
誰にも取られることがないってことだ。

B.B.キング(米国のブルース歌手/1925-)
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