「変化の波」は「チャンスの波」。敢えて流されたほうが遠くへいける
(本日のお話 2456字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は「オンライン人事交流会 ~オンライン教育のあれこれを語り合う会~」
の実施でした。
約30名の方にお集まりいただき、
実施をした私自身、大変学びになる時間でした。
(ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました!)
と同時に、この数週間で
「ご自身でオンライン研修を主催された方
(主催せざるをえなくなった方も含め)」
もたくさん増えてきている、とも感じました。
そして、この流れは、益々加速していくと思います。
ゆえに引き続き、オンライン関連のイベントを開催しつつ
「教育の新しい可能性」を模索していきたいと思います。
来週4月17日(金)も第二回目の開催。
(4/10と同じ内容です)
ご興味がある方は、以下よりお申し込みくださいませ。
色々意見交換できますこと、楽しみにしております。
↓↓
詳細・お申込について:
https://forms.gle/FkYMPjaR5VbPdBV97
*
さて、本日のお話です。
今は「激変の時代」であること、
皆さまも体感されている昨今かと思います。
そんな中で、昨日
「オンライン人事交流会」の開催を通じて
改めて感じていることがございますので、
皆様にその内容をご共有させていただきたいと思います。
タイトルは
【「変化の波」は「チャンスの波」。敢えて流されたほうが遠くへいける】
それでは、どうぞ。
■今回のコロナ問題。
多くの企業が影響受けており、
そしてそれは今、私自身が立っている
「人材教育の業界」も全く同じ。
今、直接会うことが控えられていますが、
では1ヶ月、2ヶ月後になったら急に
「みんなが集合して研修をやろう!」
とは、なかなかいかないでしょう。
緊急事態宣言が終わったとしても、
対面では何かしらの不安を抱えている、、、
という心理になるのは想像に難くありません。
(少なくとも私ならそうなりそう)
■すると、
「集合研修で、皆でテーブルを囲み
島方で集まって自由闊達にディスカッション!」
と以前のようにはいかなくなること
とは、予想できそうです。
*
すると、研修に関わる人(例えば講師)としては、
これからの選択肢として、以下2つのパターンが考えられます。
1つ目は、とはいえ
『「その時」(=集合研修が行われるとき)が戻ってくるのを待つ』
というパターン。
別に否定するものではなく
こういったことも大いにあるでしょう。
「何か今まで違う」という文脈を携えているにせよ、
その機会(=研修の機会)は戻ってくるでしょう。
急にゼロになることは、
おそらくないと思います。
■一方、2つ目の選択。
それは、
『「今までとは全く違った未来になる」と想定して動く』
というパターン。
たとえ表面的に落ち着いたとしても、
「もうあの頃は戻ってこない」
「あのときとは別物である」と
「変化の波」を受け入れ、
その波が去ったあとの景色すら想定し、
俯瞰して眺め、動く。
そのために、
今来ている波に敢えて流されるかのごとく
これまでとは違うところに行くと決めて、動く、
そんな選択肢です。
(そして、上記いずれかの選択を選ぶかで、
・いい感じのお休みの期間になるか(前者)
・仕込みの投資の時間でバリバリ動くか(後者)
と大いに違ってくるでしょう。)
■そして「生存戦略」として、
どちらのほうが有効な選択肢か?
といえば、
よく引用される「ダーヴィンの進化論」の言葉
『強い者、頭の良い者が生き残るのではない。
変化するものが生き残るのだ』
に代表されるように、やはり
”「変化の波」をとらえ「変化した者」”
に軍配があがるのでしょう。
■人は基本的に変わりたくない生き物。
「変化」というと抵抗感を覚えるものです。
しかし、見方を変えると、
「変化の波」というのは「チャンスの波」と
捉えることもできます。
*
例えば、「講師」の仕事もそう。
リアルの場でふんだんな経験を積んできた
超凄腕の研修講師がいたとします。
すると、これから講師を始めようとしている人と、
これまでの文脈では、圧倒的な差があります。
しかし、こういった「変化の時」は、
それらの経験が「リセットされる場」にもなります。
というのも、
・”対面”で必要とされる講師のスキル
・”オンライン”で必要とされる講師のスキル
を比較した時、やはり求められるものは違ってくるので
「リセット」とまでは言えずとも、
ゲームが変わるため、これまでより
その差は縮めうるものになるでしょう。
まさしく、トランプの「大富豪」のゲームにおける
”革命”が起こったようなもの。
ゲームのルールが大きく変わるというのが
「変化の時」です。
■そんな想定でいると、
「変化に抗うか」
「変化に敢えて流されるか」
の見方も、少し変わってきそうです。
「変化を、一発逆転のチャンス」と捉えるなら、
上記にまつわる「講師」の仕事においても、
やったことがなかろうが、
たとえ失敗しようが、
一時的に評価が低かろうが、
・オンライン教育のツールを使いまくる
・オンライン研修の場に積極的に飛び込んでいく
・オンラインで学べるコンテンツを打ち立てまくる
となるかもしれません。
そして、それらを実現しようとすると、
「今は休んでいるどころか、責めまくる時期である」
となり、前のめりで行動を促す時期となるかもしれない。
そして繰り返しますが、
それを分かつのは、私たちの「選択」です。
■そしてこれは、講師とか、
人材開発の領域だけではありません。
みんな、そう。
全体の大きな流れでは、
「会社に行かずに働く」が1つの選択肢となりました。
すると、
自律して生産性を高めることが求められ、
その中でどう成果を出すか、も注目されます。
また、経済は止まることで
社員も休業が余儀なくされたり、
そしてそれに連鎖して、
副業などの流れが加速したりすれば、
『「個」としての価値を生み出す力』
が益々一人ひとりに問われてくることも
「起こりうる未来」の一つでしょう。
■では、そんな中で
私たちに何ができるのか。
(何度も繰り返しますが)
それは、
【「変化の波」に、抗うか(無視するか)、あるいは
「変化の波」に、敢えて巻き込まれにいくかの「選択」】。
であるわけです。
ちなみに、抗おうとしても、
結局、波状攻撃のように変わり続ける中では
流されてしまうのが常です。
であるならば、もう「選択」は一択です。
1,「変化の波」についてアンテナを高く持ち、
2,起こりうる未来をリアルに想像して、
3,「チャンスの波」と想定してサーフボードで滑り降りるごとく
「変化の波」に、あえて流されに行く
こちらのほうが、
これから5年10年15年と考えた時、
少なくとも私は、効果的な人生戦略だと考えています。
と、いうことで、
【「変化の波」は「チャンスの波」。
敢えて流されたほうが遠くへいける】。
そんなことを、
昨日の「オンライン人事交流会」を体感し、
そして参加いただいた皆様の熱量と変化を感じつつ、
思っているところでございます。
どうぜ流されるなら、
先っぽで流されていきたい、
そう思った次第です。
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<本日の名言>
マイナスをプラスに変えることができるのは、
人間だけが持っている能力だ。
アルフレッド・アドラー(オーストリアの精神科医/1870-1881)
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