隅田川のハイテクベビーカーのパパさんから学ぶ、「And発想でどちらも取る」思考術
(本日のお話 2409字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のオンラインミーティング。
ならびに、オンライン研修の企画など。
夜は晩御飯を食べながら、
最近ハマり中のNHKオンデマンドにて
『100分de名著』シリーズ
(昨日は西田幾多郎「善の研究」)
を見て、妻と
「ああではないか、こうではないか」
と語り合っておりました。
こんな日も悪くないです。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
最近時間ができたがゆえに
「あれもやりたい、これもやりたい」
という思いが高まってきております。
そして、なぜだか眠りが浅い、、、
という日が続いています。
そんな週末、日曜日に隅田川を散歩しながら、
ふと見かけた光景に思いを馳せつつ、
「時間の使い方」について思うことがありました。
今日はそのことについて感じたこと、
気付きを皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは
【隅田川のハイテクベビーカーのパパさんから学ぶ、「And発想でどちらも取る」思考術】
それでは、どうぞ。
■2ヶ月前に引っ越しをして、
隅田川が、近所に流れる場所に住むようになりました。
そして、コロナの影響により
私も自宅にいることが多くなりました。
ゆえに、先日の日曜日は、
良い天気であったことも重なって、
妻とともに隅田川を散歩にいきました。
■コロナの影響で、
色々な施設が閉まっています。
その影響でしょうか、
週末の隅田川沿いは、
カップルや家族、友達同士などが、
結構な人数、見られます。
皆がソーシャルスペースを取りつつ、
(人によってはマスクをつけつつ)
散歩をしたり、
ランニングをしたり、
バトミントンをしたり、
という光景は、
こんな状況で複雑な思いもありますが、
良い天気も相まって、
なんとなく和むものでもありました。
■そんな中、歩いていると、
彫りの深い顔で、
ボディラインが見えるTシャツを着た、
まるでNIKEかPUMAのポスターのモデルのような、
40代くらいのカッコイイ海外の男性が、
向かいから走ってきました。
音楽を聞きながらなのでしょう。
ポータブルスピーカーで、
ベース音を鳴らしながら、走っています。
そして、一番特徴的だったのが、
周りの人があまり使っていないような、
「ハイテクベビーカー」
が一緒だったこと。
大きい3つの車輪。
それは摩擦係数が少なそうで、
スポーティーな見た目。
持ちやすそうなハンドル。
安全面が考慮された子供用のスペース。
そこに子供を載せて、それなりのスピードで
ランニングをしていたことでした。
「へー、、、こんなのあるんだねえ」
と妻と話しながら、散歩を続けます。
■ただ、見渡してみると、
その他、よくみる光景が
『「子供の自転車」✕「ランニングウェアのママさん」』
という組み合わせも、
5組くらい見かけました。
そして、働くお母さんやお父さんにとっては
普通かもしれないこの光景に、
なんだか私は感銘を受けました。
「ああ、たしかに効率的だ。
子供と遊びつつ、自分の運動もし、体力をつける。
なんとも素晴らしい『AND発想』ではないか!」
と、感じたのでした。
■というのも、ふと思うことがあるのです。
話が飛躍するようですが、
それは、人生における
”時間の使い方”
について思うことです。
例えば、「仕事」について。
(こんな状況でいうのも、ですが)
基本的に、何かを成し遂げようとするならば、
どうしても「膨大なアクションリスト」が、
必要になると思っています。
ゆるゆると、少ない手数で行っていても、
多分それは「普通」レベルにしかならないのは、
まあ、当たり前の話かと。
もちろん、物事には
・レバレッジポイント
・石の目
・核となる部分 等々
「優先順位が高いアクション」はあらゆる分野であるにせよ、
なにかに付けて、それなりの成果を出そうとするなら
「たくさんやってみる」
ことが必要になってくる、
(=つまり、時間が必要)
と(少なくとも私は)思っています。
■ただ、同時に、
自分が決めたことフォーカスすると、
・健康面のメンテナンス
・家族との関係
・未来に向けた学び
という「中長期的な活動」が
おろそかになることもありえます。
今このときの「短期」に集中するのも
突き抜けるためには大事。
「はて、どうすればよいか、、、」
となります。
■時間がいくらでもあれば、
そんな悩みは起こりません。
あれもやりたい、これもやりたいがあると、
起こり得るのが、やっぱり
「時間の壁」
なのです。
たとえば、
・運動もしたい。
でも、子供とも遊びたい。
・運動もしたい。
でも、英語も勉強したい。
・家事が自分の役割。
でも、本も読みたい。
みたいに。
■そんな時に、
・”こちらをやるために、あちらを諦める”
という「どちらかを切り捨てる(or発想)」
になりがちですが、
実は大切なのは、ベビーカーパパさんや
自転車ママさんのように、
まず選ぶべきところは
・”こちらとあちら、どちらも両立できないか
という『どちらも取りに行く(and発想)』
という視点なのだ、
そしてここに、時間を味方につける、
大きな見方の違いがある、と思ったのです。
小さいことのようですが、
めちゃくちゃ重要な視点です。
■その『and発想(どちらもできる方法はないか?』という言語が、
常に回っているからこそ、
・運動もしたい。
でも、子供とも遊びたい。
→ ハイテクベビーカーでランニング となれるし、
・運動もしたい。
でも、英語も勉強したい。
→ 家でロードバイクを乗りながら英語勉強 となれるし、
・家事が自分の役割。
でも、本も読みたい。
→ 「オーディオブック」で家事しながら読書
などのアイデアも生まれてくる。
当たり前の人にとっては当たり前ですが、
【And発想で取りに行く】
という言語を回していないと、
そのアイデアも出てこない、と思うのです。
■そして、これらの工夫を積み重ねると、
”仕事もしながら勉強も家事もする”
みたいなことも
(ある程度のレベルまでは)
実現可能にもなるのではなかろうか、
と思います。
■ということで、まとめますと、
・何か成果を出そうとしたり、あれもこれもやろうとすると、
「膨大なアクションリスト」となってくる
・その際に問題に上がってくるのが、「時間」の壁。
どうやって時間を捻出するのか、が肝となる。
・その際に「どちらか一方(or発想)」でなく
【どちらもとる(and発想)】ができないかをまず考えること。
・「And発想を取りに行く」という言語を回すと
”ハイテクベビーカー&ランニング”のように、
一石二鳥で行うアイデアも出てくる可能性がある
・そうやって「時間の質」を高めていくことが、
多忙な現代人の効果的な時間の使い方のテクニックかもしれない、
というお話でした。
まあ、何でもかんでも詰め込まなくても
良いと言えば良いのですが、
「あれもこれもやりたい」という時には、
このような発想も一つ大事かな、
と思った次第です。
【「And発想」でどちらも取りに行く】。
大事にしたいな、と思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も、皆さまにとって素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
貧者は昨日のために今日働き、
富者は明日のために今日働く。
二宮尊徳(農政家・思想家/1787-1856)
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