妻からの「あなたのキツい言い方がやる気を削ぐ」というフィードバックから ”自らのコミュニケーションのあり方“を見つめた話
(本日のお話 3056字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、2件のアポイント。
ならびに、GW後の研修の準備、
テキストの修正などでした。
今日から世の中はGWですが、
こういった世の中が止まっているときだからこそ、
本を読む、学ぶ、自分に投資することができるもの。
GWのはじまりに、
いかに計画を立てるかが勝負!です。
というより、なんとなくだらっと過ごすと、
私の場合、GWが終わりに近づくにつれ、
大体後悔してしまうのですよね、、、。
なので、前のめりで行きたいと思います!
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また、昨日よりご案内しております、
以下のイベントですが、早速お申し込みをいただいております。
(お申し込み頂きました皆さま、ありがとうございます!)
GW明け直後に開催を予定していますが、
休み明けだからこそ、こういった未来を考える機会を、
ぜひ活かしていただくと、お休み明けから気合が入られるかと。
人材開発に関わる方だけでなくどなたでも大歓迎です。
ご都合が合う方はぜひ。
残席僅かです。
(以下、イベント概要です)
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【オンライン座談会】アフターコロナに必要とされる人材とは?
~人材開発・組織開発の未来を考える~
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■イベント内容
<対話型セッション>
・あなたの考える「アフターコロナに必要な人材」
・これから注目される人材開発・組織開発とは
・変容する世界とその中での自分の役割
・これからの世界に求められる教育の例
(EMERGEの紹介 〜あなたの経験と好奇心を社会への価値に変える〜 )
(システムコーチングのご紹介 ~関係性の新しい次元を目指す~ )
※内容は予告無く変更する可能性がございます
■日時:2020年5月8日(金)12:00-13:30
■場所: オンライン(ZOOMにて)
■費用:1,500円(税別)
■詳細・お申し込みはこちら
https://peatix.com/event/1473122/view?fbclid=IwAR3mGbOubvaMRek7wymoXPMfILCdv41WS5sFMQSbyhS2v0-p82_T133zXDA
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皆さまのご参加、お待ちしております!
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さて、本日のお話です。
最近の在宅勤務の流れで、
「社内コミュニケーションの難しさ」
という”あるある問題”に向き合っております。
今日はコミュニケーションの難しさについて
私自身の体験と経験から、学びと気付きを
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは
【妻からの「あなたのキツい言い方がやる気を削ぐ」というフィードバックから
”自らのコミュニケーションのあり方“を見つめた話】
それでは、どうぞ。
■コミュニケーションとは、実に難しいものです。
というのも、
"「こうありたい」「こうしているつもり」というコミュニケーションのあり方"
と、
"実際は「こうしている」というコミュニケーションのあり方”
の間に、大きな隔たりがあるからでしょう。
■先日金曜日、妻との
仕事についてのミーティングで、
ある事件(?)がありました。
(詳細は後半にて)
我社は、私が講師&営業、妻がマーケティング&デザイナー、
その他パートナーを数名という少ない人員で働いています。
近い距離であればあること
「つい緩みがちになる」ということが起こりうる、
と、私は思っており、特に
「人には意志力など存在しない」
(=緩くなると、とことん緩んでいく)
と思っているので、
家族でも、ある程度の規律を持たねば!と
仕事のルールも作っております
(、、、まあ、おかしくないですよね?)
■かつ、今のような在宅勤務だからこそ
(私が経験してきた会社のように)規律を持ち、
月曜日の朝は、
「今週の計画/目標についての宣言」
をし、そして金曜日は、
「一週間の振り返り」をする。
金曜日の振り返りアジェンダは、
1,今週の目標/計画の進捗
2,学んだこと、うまくいったこと・その原因、改善・TRYすること
3, 来週の計画
4, その他共有事項・相談事項
をお互いエクセルシートに埋めて、
1時間報告をし合う、
なぞやっております。
(という話をすると「家族でそれはやりたくない」と
若干、重たく思われますが、、、汗)
■とはいえ、自分自身の専門分野でもある、
”「強み」や「できたこと」にフォーカスをする”
という手法やあり方を大事にしたいと思うし、
なんだかんだ、妻も付き合ってくれています。
ですので、特に、
「2,学んだこと、うまくいったこと・その原因」
には特にフォーカスをして、
学習をするプラスのサイクルを回すべく
ミーティングをやっておりました。
■、、、が、先日。
そんな金曜日の振り帰りミーティングの最中、
妻が明らかに曇った顔をしているのに気付きました。
私が妻にこう聞きます。
「なんだか不満そうだけど、何を思っているの?」
、、、対して妻は答えます。
【キツい言い方がやる気を削ぐよね】
(!)とのこと。
■その背景は、
とある、タスクについての認識のズレ。
「その計画、進捗の遅れはナシだよね」と
私がふと言ったことから始まったこの空気感。
どうやら妻の目から見た、
私のコミュニケーションとは、
「自分(妻)の強みに目を向けるよりも、
計画通りに進んでいないことに対する苛立ち」
のほうがずっとずっと全面に出ていた、
というわけです。
■平たく言えば、私自身(紀藤)が、
”「言っていること」と「やっていること」が違う”
という話。
実際、そうなっていたことに
妻の一言から気付かされたのでした。
■このことを考えながら、
ある話を思い出していました。
それは、世界250万部のベストセラーの解説本
『学習する組織 入門』にかかれていたある一節。
それは、まさしく人が
”「言っていること」と「やっていること」の違い”
を繰り返してしまう、分析と解説です。
(以下、引用です)
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私たちが頭の中で考える自分自身の目標や価値観や行動の理想は、
きれいにまとまっていても実際の行動はそのとおりになっていないことがしばしばです。
たとえば「私は人に親切だ」と言っていながら、
実際のたたずまいが人を寄せ付けない雰囲気だったり、
相談事をもちかけにくい行動や言動をとっていたりしたら、
周囲の人はその人を親切だとは思いません。
このとき、私たちが頭の中で信じている価値観や規範のことを「信奉理論」と呼び、
その反対に実際に自分が取っている胎動や行動の規範のことを「使用理論」と呼びます。
使用理論は、他の人たちからは簡単に観察することができますが、
自分自身では観察することが極めて難しいものです。
とりわけ、自分の信奉理論と使用理論が異なる場合は、
自分の使用理論は盲点に隠れてしまいます。
(※引用:小田理一郎.『学習する組織入門』.英知出版,2017,199p)
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という話。
つまり、
”「言っていること」で、
自分がそうだと表面上信じている”つもり”でも、
実際「やっていること」が全然違う、
ということは大いにある”
ものであり、
”実際は、やっていることのほうが、
その人の信念を表しているもの”
ということ。
(そう、私の先の例のように、、、)
■今回の私のケースで言えば、妻からの
【あなたのキツい言い方がやる気を削ぐよね】
という言葉では、
私のやっていること(使用理論)の背景に
”妻の強みを活かしつつ、
「学んだこと」や「できたこと」にフォーカスする”のよりも
”人は易きに流れるから、
指示・管理をしておかないといけない”
があったのではなかろうか、、、
と気がつかされたわけです。
■そして、実はこれは、大変難しい、
勇気が必要な「挑戦」でもあると思います。
それは、「これまでと違う自分を選ぶ勇気が必要だから」、でしょう。
実は、上記の話は、
今回わざわざ言われなくとも、
自分でも気が付いていることでした。
ただ、これまでの自分が
「厳しく追求する・される」
「自分を追い込む」
という選択を選び、
そして自分自身で成果を出してきたという“経験”、があったからこそ、
それに頼りたい、それが正解だという『使用理論』の背景があったからです。
■ただ、先述の
言っていることの『信奉理論』と
やっていることの『使用理論』を、
深く一致させないと相手には伝わらないし、
もし一致させる事を願うのであれば、
【これまで自分が信じてきたことを手放して、
新しい旅路、道筋を選択する覚悟と勇気を持つこと】
という簡単なようでいて、
勇気がいる挑戦が必要であると感じたのでした。
■本当に言行一致で、
人にも伝わるメッセージを伝えるためには、
1,自分の「言っていること」と「やっていること」が一致しているか、
自分の内側を見つめる勇気を持つ
こと、そして
2,言っていること(=そうありたい『信奉理論』)に近づけるために、
これまでの自分のあり方を手放し、行動する勇気
が必要、ということになるのでしょう。
それは一朝一夕で、
ある瞬間からできるものではないし、
自分のプライドや自尊心を手放す、
ある種、自分のスクラップ&ビルドになるかもしれません。
繰り返しの内的葛藤と試行錯誤を繰り返し
少しずつ「新たな自分」を手に入れていく
長い旅路ともいえるかもしれません。
、、、と、そんな話を、妻からの
【あなたのキツい言い方がやる気を削ぐよね】
という言葉ら考えてみた、の巻でした。
皆さまの中にある、
「言っていること」と「やっていること」が一致していないこと、
その背景には、どのような思いがありますでしょうか?
考えてみると、一つ、気付きがあろうかと思います。
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<本日の名言>
一時の懈怠(なまけること)、
すなわち一生の懈怠となる。
吉田兼好(鎌倉時代の随筆家/1283-1352)
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