妻(パートナー)との違いを認め、尊び、感謝できるようになるプロセス(その2)~コーチング編~
(本日のお話 2158字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
一昨日くらいから、
Amazonプライムの映画にハマっております。
『それでも夜は明ける』
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』
『オンリー・ザ・ブレイブ』
など、
実話を元にした映画が
面白くて夜ふかしをする、
というサイクルになっております。
(良い映画って本当に面白い)
*
さて、本日のお話です。
昨日はコロナ禍で
一緒にいる時間が増えると
喧嘩やいざこざも多くなる(らしい)ですね。
そんな中、
特に誇れることのない私が、
ちょっとだけ誇れる、
「自宅が平和な環境である」
(=妻との関係が、良好である)
ことをご紹介しました。
また、
その状態を維持するための
日常の心がけの1つとして、
「ストレングス・ファインダーを活用して
”相互理解”に努めている」
というお話も、
ご紹介いたしました。
本日も、その話に続けます。
今日のテーマは
「夫婦間にコーチングを取り入れる話」
について、お伝えしたいと思います。
タイトルは、
【妻(パートナー)との違いを認め、尊び、
感謝できるようになるプロセス(その2)~コーチング編~】
それでは、どうぞ。
■多くの関係性における
衝突や不和の原因は、
「わかってくれない」
という感情が、
元になっています。
状況をわかってくれない。
気持ちをわかってくれない。
、、、
こちらの心が伝わらない、と感じると
それはすなわち、
「自分のことが
大事にされていない」
という感情に繋がります。
すると、それは
怒りや悲しみに変わり、
時に喧嘩に発展してしまう、、、
その構造が、よくある
「パートナーとの喧嘩の背景」
にあるのでしょう。
■この状況を解消する、
一つの武器は、
「聞く」
という行為です。
ただ、この「聞く」という行為。
なかなか奥が深く、難しいものです。
■例えば、
「妻から悩みを相談される」
というシーンにおいて。
「そうなんだね」
と言葉で返して、
「聞く」ということをするときを
想像してみます。
この時、
コミュニケーションの影響度を表した
『メラビアンの法則』によると、
相手に伝わるのは、
・言葉(バーバル=言葉の内容)は7%
・非言語(ノンバーバル=声のトーン、姿勢)は93%
の影響度であると良います。
つまり、
・退屈そうにしながら「そうなんだね」
・明後日の方をみながら「そうなんだね」
・暗くつまらさそうな声で「そうなんだね」
と言ったとすると、
ノンバーバル(非言語)では
「私はあなたの話に興味がない」
というメッセージが93%の割合で
相手に伝わっていることになります。
■すると、
「悩みの相談について、
話を聞いている(つもり)」
が、
「わかってくれない!」
と怒られるという、本人にとっては
不本意ことも起こるようです。
(世の男性諸君も大いにあるかも)
■更に難しいのは、
そんな「メラビアンの法則」なんてわかってる、
と思っていても
・夫婦間の問題
・家族間の問題
と関係性が近くて、
自分とほぼ一体化しているような
身近な存在だと、
自分の感情と切り離して考えるのが
とても難しいのです。
■だから、自分の本心が、
実は納得していないと、
「ノンバーバル(非言語)」の領域から
納得していない感じが
だだ漏れになってしまう、
となり、
そして衝突してしまう、
無視し合う、険悪な空気になるという
負のスパイラルに嵌ってしまいます。
(我が家でもよくあります)
■では、どうすればよいのでしょう。
私も完全に答えがあるほど
大人ではないですが、
『コーチングを学ぶ中で対話力が鍛えられてきた』
という感覚を覚えています。
■些細な工夫ですが、以下ご紹介します。
まず、1つ目。
『場の感情を読み、反映させる力』
です。
例えば、
相手のノンバーバルの雰囲気が変わった時、
(声が暗くなったり、言いたいことがある風のとき)
こう聞いてみるのです。
「なんだか声が暗くなったように感じたけど、
今、何を感じているの?」
と、”努めて冷静に”(←ここポイント)
聞いてみるのです。
すると、
1,相手の気持ちを汲み取っていることが伝わる
2,感情が高ぶる前の、”芽”の状態で話を聞くことができる
のです。
すると、
今すれ違っていても
感情的にならず、冷静に話し合いやすくなります。
理由は
”「わかってくれている感」が相手に伝わる”
からです。
■そして2つ目。
それは
『「思ったこと、いっていい?」と発言の許可をとる』
ことです。
これも、”努めて冷静に”がポイント。
ノンバーバルで、早口で
「思ったこといっていい?さっきの話だけどさ!」と
まくしたてるようにいっても、
何の効果もありません。
相手の話を聞いた後、
自分の意見を伝える前に、
一呼吸置いて、
「思ったこと、いってもいいかな、、、?」
と、言い、
「ちょっと反対の意見になるから、
不快に思うかもだけど、聞いてね」
と相手の許可や
立場を重んじたセリフを、
ノンバーバル(非言語)も一致させて伝えると、
「受け取ってもらいやすくなる」のです。
これまた、
”「わかってくれている感」が相手に伝わる”
から、感情的になりづらい、
ということはあるかと。
■他にも、諸々ありますが、
上記の2つを上手に使うことだけでも、
良好な関係性づくりに大きく寄与してくれます。
ちなみに、我が家(紀藤家)では、
お互いがコーチングの勉強を
それぞれ別の機関で学び合っているため、
上記の言い回しは、
それぞれ普通に使っており
感情的に相手をこきおろす、
ということはありません。
些細なことのようですが、
”小さなコミュニケーションの工夫を知っているか”
が影響しているのだな、
と思います。
■そして、最後に。
実は一番大事なのは、
「いつもありがとう」という
感謝の気持ちと言葉のような気がします。
傍にいてくれるだけで、
本当にありがたいものだし、
それを普段から存分に伝えておくことが、
やっぱり一番大切だよなあ、と個人的には思っております。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
自分と異なる人間と接することの価値、
なじみのない思想や行動様式に出会うことの価値は、
どんなに高く評価してもしすぎることはない。
ジョン・スチュアート・ミル(イギリスの経済学者/1806-1873)
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