『7つの習慣』を読んだことがない方が、中田敦彦氏の「YouTube大学」を見るべき3つの理由
(本日のお話 2900字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、友人の人事を中心に
「7つの習慣勉強会」の開催でした。
その他、読書や散歩など。
在宅勤務で体幹が弱くなってしまい
腰を痛めて散歩止まりです(汗)
*
さて、本日のお話です。
昨日「7つの習慣勉強会」を開催したのですが
その事前準備の一環で、知る人ぞ知る
『YouTube大学』
(オリエンタルラジオの中田敦彦さんがやっている動画コンテンツ)
にて「7つの習慣」が
合計4回にわたって収録されており
参考までに視聴してみました。
すると、、、
びっくりするくらい面白く、
かつわかりやすい。
感動すら覚えました。
今日は「7つの習慣」を読んだことがない方に、
(あるいは買ったものの挫折してしまった方に)
『YouTube大学』の「7つの習慣」が素晴らしい理由を、
私なりの見解を元にご紹介させていただきたいと思います。
タイトルは、
【『7つの習慣』を読んだことがない方が、中田敦彦氏の「YouTube大学」を見るべき3つの理由】
それでは、どうぞ。
■タイトルから誤解されそうですが、
先にお伝えすると、
私(紀藤)はオリラジ中田さんを
特に推しているわけではございません。
あまりテレビを見ないし
(というかそもそも家にテレビがない)、
これまでもそんなに笑った記憶もなく
(中田さん、すみません汗)
よってタイトルで取り上げている
YouTube大学の中田敦彦さんに
熱い思いがある、と言うわけではございません。
■、、、しかし、です。
今回「YouTube大学の7つの習慣」を拝聴して、
彼の才能はとてもすばらしい!と心から思いました。
これほど要点を抑えて「7つの習慣」を
楽しく伝えることができる能力。
尊敬の念を覚えました。
そして、それは
まだ「7つの習慣」を読まれていない方にとって
(あるいは挫折した方にとって)
”起死回生の(?)チャンス”
でもあると思いました。
■以下、
「YouTube大学の『7つの習慣』をお勧めしたい3つの理由」
としてまとめてみました。
ちょっと長いですが、
ご参考いただければと思います。
■まず1つ目。
『1)「7つの習慣」で抑えたいポイントを、絞っていること』
です。
私自身、フランクリン・コヴィーの社員として
「7つの習慣」の研修に何度も立ち会い、
受講者の様子を見て参りました。
最初に
「7つの習慣、知っている方?」と聞くと
80%くらいの人は手を上げるのですが、
「7つの習慣、最後まで読んだことがある方?」と聞くと
残数は5~10%ほどになり、
途中で討ち死に(挫折)した方の割合の多さに
「7つの習慣を知っているけれども
最後まで読了した人は極めて少ない」
という事実を感じていました。
■では、何故最後まで読めないのでしょうか?
、、、その理由はいくつかありますが、
まず1つは、”抽象度が高い”ことが上げられます。
深い本は、その深さゆえ、
具体的なスキル・ノウハウを超えた原則的な話になるため、
どうしても抽象度が高くなります。
ゆえに、抽象と具体を行き来できる
経験と知的体力がなければ読み解くことが難しい。
■そして、もう1つ。
書籍の中でメッセージが並列に書かれている中で、
”「7つの習慣」の中で、特にココが重要!
というポイントがわかりづらい”
ということかと。
もちろん、全部大事なのですが、
それでも実際、『7つの習慣』の内容には
・特に重要なフレームワーク
・特に使える概念
がやっぱり、あると感じます。
■例えば、
「第2の習慣 終わりを思い描くことから始める」などは、
全体の中でも極めて重要ですし、
「第3の習慣 最優先事項を優先する」の
『時間管理のマトリクス』のフレームなどは、
ものすごく汎用性が高い考え方です。
あるいはまた各習慣の”要素感のつながり”も、
読んだだけではわからないものですが
やっぱり存在しているのです。
■そんな中で、YouTube大学では、
”ホワイトボード3枚の文量に集約”
して、
”大事なフレームワークや、言葉を凝縮し、
これが重要!ということにフォーカスしている”
のです。
これが素晴らしい。
その絞られたポイントも、
「7つの習慣の研修」で語られているところと、
近似していると、私は感じます。
骨格がわかると、本も格段に読みやすくなるのです。
■そして2つ目。
『2)「具体的な事例」が洗練されている』
こと。
まず、どういう時に
「人に伝わるか」を考えると、
”概念的な当たり前の話”
(例/主体性が大事、自分のミッションを持ちましょう、など)
は、それ単体では伝わらず、感情を伴って腹落ちすることはありません。
どういうときに
腹落ちしやすくなるかと言えば
『まるで映画を見ているかのような
想像ができる具体的な事例を語ること』
です。
■そのためには、
「具体的なエピソード」を話し手が、
・印象深いストーリーを記憶し
・豊富なボキャブラリーと、
・身体言語(ボディーランゲージ)と、
・言葉の抑揚、表情
を掛け合わせて、
視聴者に伝える技術が必要となります。
かつ、真面目な話をずっと聞いていると疲れますので、
「適度なユーモア」が入るとより頭に入ってきます。
言うは易く行うは難しですが、
これがめちゃくちゃ難しい。
真面目さと面白さという、
字面は近いけれども全く違う要素を
絶妙なブレンドで配合できるのが職人芸。
しかし、中田さんはこのバランスが、
何とも言えないほど素晴らしい。
週に3~4冊本を読まれており
地頭もよく、豊富な語彙を持ち、
かつ芸人というユーモアセンスが編み出す
「究極の強みの発言」
とも思いました。
中田さん、すごいです。
■そして3つ目。
『3)「7つの習慣」を自分の言葉で語っている』
こと。
自分で実践し、かつ失敗した
リアルなエピソードを語っていることです。
ここに、説得力があります。
*
例えば、逆を考えます。
「7つの習慣読んだか?あの本はいいぞ」
と進める上司がいたとして、その方が
・何を普段から実践していること
・やって見て難しいと感じたところ
・特に大好きなところ、そしてなぜか
などを明確に言葉として語ることができなければ
おそらくそれは「知っていても、していない」ことになります。
それは厳しく言ってしまえば、
やっていないという意味では「知らない」と同様になります。
■一方、中田さんは、
・スタッフとのエピソードで
つい「自叙伝的な反応をしてしまった」とか、
・「ミッションを考えよ」と言われて
売れてから真面目に考えた、とか
「本当に7つの習慣を熟読されて、
実践されようとしたのだろうな」
と思わされるエピソードがふんだんに入っているように思いました。
(実際はわかりませんけど)
ただ、言葉の節々に、
やろうとした痕跡のようなものを
私は感じました。
■、、、と、いうのが
「YouTube大学の『7つの習慣』をお勧めしたい3つの理由」
でございます。
冒頭に「中田さん推しではないです」と言いつつ
いったいこのメルマガの中で
何度「中田さん」と連呼したかわからないほど
名前を書いてしまいました。。。
でも、この動画は本当に良いです。
既に読んだことがある方も、
気づきがある動画になっていると思いますし
何よりこんな名著なのに、
面白い(笑えるという意味で)です。
こんなことができる話者は、
日本を探してもそうそういないでしょう。
ということで、
”イチ「7つの習慣」ファン”として、
この動画は、ぜひ皆様にお勧めしたいなと思った次第です。
ご興味がある方は、
『YouTube大学 7つの習慣』
で検索してみてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
====================
<本日の名言>
つまるところ人生に立ち向かうために
そして貢献するために使える道具は
自分自身しかない。
スティーブン・R・コヴィー
====================