「あなたが既に持っている価値」を余すことなく、周りに伝えることがマーケティング
(本日のお話 2466字/読了時間4分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日月曜日は3件のアポイント。
ならびに1件のコーチングでした。
また「YouTube大学」が面白くて、
ついつい見すぎてしまいます。。。
*
さて、本日のお話です。
起業してから「マーケティング」という言葉について考え、勉強し、
そして実際にアクションすることが多くなってきています。
そして、今週も「マーケティング勉強会」の第二回目(全六回中)を
その道20年の外資系で活躍するマーケター平賀さんと開催をしますが、
この道は知れば知るほど深まるばかり。
そしてこの勉強会でも
「マーケティングは全ての人に必要な考えでる」
と語ります。
そして私も、学ぶほどそう思えてきています。
今日は、このマーケティングの視点が
これからの時代に必要な理由について、思うところを
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは
【「あなたが既に持っている価値」を余すことなく、周りに伝えることがマーケティング】
それでは、どうぞ。
■メルマガをひたすら書いていると、
毎度、不安を感じることがあります。
それは、
「このメルマガがどれくらい読者の方の
役に立ったのだろうか?」
「どのように読者の方は
今回の内容を受け取っていただいていたのだろうか?」
ということ。
■そんな最中、とあるフィードバックを受けます。
皆さん優しいので、
率直な意見を聞きたい時は、
大体、家族に聞いてみます(妻とか姉とか)。
すると、こう返ってきました
「良いと思うけど、
”自分(紀藤)の興味がある話”が多くて、
”読んでもらいたい人が興味関心のありそうなこと”
に繋がっていない気もするよね」
、、、とのこと。
■うーん、厳しい。
しかし、はっともさせられました。
それは、以前マーケティングの勉強会で聞いた
あるお話です。
それは、
『「自分の伝えたいこと」と「皆が興味関心があること」
この間をエレガントに埋めて伝える技術が
「マーケティング」である』
という話でした。
自分の伝えたいこと。
皆の興味関心があること。
その間にあるのが「マーケット(市場)」。
それらを「ingする」、
すなわち作リ続けている進行系の活動が、
「マーケティングである」
というわけです。
■人は、社会という文脈に、
何かしら組み込まれていきている存在です。
ゆえに、
「自分が情熱があること」があり
それが素晴らしいものだったとしても、
周りの人にとっては
何ら価値を見いだせない加工法であったなら。
それがダイヤでも、
素人目ではダイヤとわからない無加工な原石であったのであれば、
価値はあっても、価値と認識されません。
そして、世の中で絶対的な価値などなく、
人間の共通認識の上で「価値」と認めるから
価値になるわけです。
■社会の中で生きていこうとする上で
自らの「価値」を伝えることは、
”起業・独立している人”で、
自ら商品・サービスを作っている人なら当然必要であるし
(なぜなら、良い商品でも、それが「良いもの」として
認知されなければ手に取られることはないから)
そうではなく、
”組織という文脈の中で働いている人“にとっても、
「自分がやっていること」が周りに評価される形で成果を出さねば
ただの独りよがりになってしまうでしょう。
(自分の価値が評価されないから、
給与が上がることも、承認を得ることもない)
■また更に踏み込むと、
社会(市場)はどんどん変わっていきます。
メンバーシップ型からジョブ型への
働き方の移行していく社会(市場)。
成果主義型への移行していく社会(市場)。
ビフォアコロナとアフターコロナ(ウィズコロナ)へと
移行していく社会(市場)。
、、、
その変わりゆく中で、
自分をどう表現するかは、
重要な生存戦略です。
■そしてその生存戦略の1つ、
「マーケティング」とは
『自分の価値を意味づけするための「思考筋力」』
だと思うのです。
社会が変わるスピードはますます速くなります。
(新しい技術、スキル、知識、ルール)
一方、基本、人は年を経るごとに、
柔軟性や新しいことを獲得する能力は
どうしても減ってしまうようです。
では、その中でサバイバルする中で必要な思考とは
1,「新たな価値」を学び、身につける
あるいは、
2、「既に持っている価値」を、上手に世に伝える
の2択になるかと。
そして、思うのは、
自らがサバイバル、あるいは更に社会で飛躍しようとした時、
「1,「新たな価値」を学び、身につける」
ばかり目が言ってしまうのですが、
(もちろん当たり前のようにこれは続けたほうがよいですが)
最初にやるべきことは、実は
『「2,既に持っている価値」を、上手に世に伝える』
ことだと思うのです。
■一時期、
「レンタル何もしない人」
https://toyokeizai.net/articles/-/296447
というのが話題になりました。
これは、
”何もしない”ができること
を売りに、価値を世に問うた例です。
この着眼点は、
「自分ができること」すなわち
『「2,既に持っている価値」を、編集して世に伝える』
の最たる例なのだと思います。
■そしてこの視点は、
・自分の持っている価値を見つめ続け
・社会が求めていることを見つめ続け、
・両者の結合点を、現在進行系で探求し続ける思考の産物
であろうと思いますし、
その視点そのものが、「生き抜く力」になると
私は感じています。
■今のところ、
日本では起きていませんが、
新聞でも報道されているように
もし現在の米国の失業者2000万人超のような状況が
(1929年世界恐慌以来最悪の数字とのこと)
対岸からこちらへ飛び火したとき
いつどうなるのかは誰にもわかりません。
そんな中
【「自分が既に持っている価値」を余すことなく、周りに伝えること】
すなわち、『マーケティング思考』は
自らの人生を助けてくれると思います。
ということで、普段、なんとも幅が広く、
掴みづらいマーケティングについて、
思うところを語ってみた、の巻でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
世界で最も素晴らしいことは
自立の方法をい知ることである。
モンテーニュ(フランスの思想家/1533-1592)
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