今週の一冊『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』
(本日のお話 2695字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
また、昨日土曜日は初の
『習慣化力を高める!ワークショップ』
の実施でした。
その後、10キロのランニング。
これまでに読んだ「習慣化」の本を集めて、
まとめてワークショップをしてみましたが、
なかなかの好評でした。
この内容については、
また改めて皆さんにも体験いただけるよう
もう少しブラッシュアップしてお届けしたいと思います。
ぜひお楽しみに!
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、オススメの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は
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『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』
ジョージ・S・クレイソン (著), 坂野旭 (著), 大橋弘祐
https://www.amazon.co.jp/dp/B07Y5D8WF4/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_uhj-EbES6GR03
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です。
■大富豪。お金。黄金法則。
ややギラついたキーワードが連発していることに、
少し躊躇いを感じる自分もいますが、
正直な話「お金」は物凄く重要であり、
興味がない人はいない、
人類共通の関心事です。
■特に、今の状況だけでなく
年金2000万円問題等、
今後の見通しが不安になっている今、
お金の不安については、
益々注目されているように感じるのは
私だけではないはず。
■そんな中、今回ご紹介の今週の一冊。
今から100年前に書かれた
『The Richest Man in Babylon』
(バビロンいちのお金持ち)
というタイトルで、ベストセラーとなり
90年以上読みつがれている
「節約と経済的成功」
をテーマに語られた
お金の原則の本を漫画として
わかりやすく書かれた本です。
■ページ数は468ページと、
それなりの厚さなのですが、
ストーリーがしっかりできていて、
かつ、途中のコラムも面白い。
GAFAの台頭、一部の企業が勝ち、
またトマ・ピケティの「21世紀の資本論」のような
貧富の格差が大きくなるリアルな市況の中で、
一般の人がどう考えたらよいのか?
ということも、具体的に解説しています。
■内容としては、おそらく
NISAを始め、
投資をこれまで考えたことがある方は、
見聞きしたことがある内容かと。
しかし、よくこの
「バビロン大富豪の教え」に
書いてあることを見てみると、
よくあるFXで失敗した、
投機で大金を溶かした、
上手い話にのろうとしたら大失敗した…
という「あるある失敗談」は、
その原則に従わなかったから、、、
と思えてくるのが面白いところ。
■では、その
「バビロン大富豪の教え」とは
一体何なのでしょう?
大きく2つあるのですが、
まず、第一に「基礎編」として
以下の「黄金に愛される7つ道具」について
伝えています。
では早速、ご紹介です。
(ここから)
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【黄金に愛される7つ道具】
<1,収入の十分の一を貯金せよ>
… 真理は実にシンプル。貯めなければ増えることはない。
種銭がなければ増やすこともできない。
<2,欲望に優先順位をつけよ>
… 人間の欲望はキリがない。十分の一貯金して、残りでやりくりする。
それを超える欲望は切り捨てる覚悟を持つべし。
<3,貯えた金に働かせよ>
…”定期的に金が入ってくる仕組み”こそが本物の財産である。
PLでなく、BSが大事である。
<4,危険や天敵から金を堅守せよ>
… 原則は”元金を守ること”。ある程度お金が溜まってくると
儲け話に乗りたくなるが、それは御法度。
お金の働かせ方は感覚でなく、その道に長けた人に相談すること。
<5,より良きところに住め>
… 家は住むだけの場所ではなく、住居の支払いとは
”心を豊かにする投資”と考えるべし。結果、それが
貯金を増やすモチベーションになる。
<6,今日から未来の生活に備えよ>
… 人は必ず老い、そして死ぬ。誰かのために、またその時のために
常に備えておくこと。それが安心につながる。
<7,自分こそを最大の資本にせよ>
… 最大の投資は、自己投資。
ゼロからでも立ち上がれる力があれば、
それが最大のリスクヘッジとなる。自力をつけるべし。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(ここまで)
いかがでしょうか?
それくらい、実践できていましたか?
これが前半の「7つ道具」です。
なんとなく、そうだよな、
という感覚を持たれるかと。
■そして物語の後半で、
この”基礎編”を元に勝負に出た主人公が、
ボロボロに敗戦し、息も絶え絶えとなります。
そこで、石版に書かれた
新たに手に入れた
「五つの黄金法則」
これを手に入れ復活を遂げるのですが
以下の内容として紹介されるのです。
「7つ道具」と重複していますが、
より詳しく書かれています。
(ここから)
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【五つの黄金法則】
一、家族と自分の将来のために
収入の十分の一以上を蓄える者の元には
黄金は自らを膨らませながら喜んでやってくるだろう。
二、黄金に稼げる勤め先を見つけてやり、
持ち主が群れを膨大に増やす羊飼いのように
賢明ならば、黄金は懸命に働くだろう。
三、黄金の扱いに秀でた者の助言に
熱心に耳を傾ける持ち主からは、
黄金が離れることはないだろう。
四、自分が理解していない商い、あるいは、
黄金の防衛に秀でたものが否定する商いに
投資をしてしまう持ち主からは、
黄金は離れていくだろう
五、非現実的な利益をだそうとしたり
謀略家の甘い誘惑の言葉にのったり
己の未熟な経験を盲信したりする者からは
黄金は逃げることになるだろう
※引用:『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』より
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■さて、いかがでしょうか。
共感、納得する人もいれば
はて、そんなものなのかな、、、
と思う方、まちまちではないかと思います。
■しかし、個人的には、
この内容、至極原則的な内容なのだろう、
と思っています。
、、、というのも、
私の一部の失敗談から。
お恥ずかしいのですが、
私も数年前、先輩から勧められて
三桁万円で投資した株がありました。
ガンガンあがるぞ!もっと買えー!
とお金を突っ込みまくったところ、
その後大暴落をし、数日で三桁万円が、
蒸発していったことがありました…(汗)
(今思えば明らかに投機)
それも「バビロン大富豪の教え」的に見ると、
明らかに、「四」「五」の法則に違反します。
ゆえに、
「アウト!」と強制終了を食らったのだろうと、
当時を振り返り反省をしております。。。
その他にも、
同じように投資(投機)で失敗した人は、
みんな似たようなパターンです…
ゆえに、上記の内容は、
個人的にもとても大切なことだと
思っておりますし、その反省から、
今は私が師匠と仰いでいる
友人でその道のプロと思っている方に
定期的に相談をしております。
(三、の法則ですね)
■また、そんな「お金」を連発しつつ、
特に素敵なところが最後の締めくくりは、
「結局、お金なんておまけにしかすぎない」
とお金の立ち位置について、
はっきりと言及しているところ。
あるなしに優劣はなく、
経済の潤滑油としてのお金であり、
そのお金が循環することで
世の中が発展し、人々が潤っていくべき、
お金の存在について書かれていることも、
深さを感じ、好感が持てます。
お金は大事。
でも、それが最終目的ではなく
あくまでもツールである。
いずれにしても一生懸命、働こう。
誰かの役に立とう。
そう思わせてくれる一冊、
とも言えそうです。
■漫画としても面白いですし、
特にお金の哲学を知るために、
また資産形成、資産運用の入門書を探している方に
オススメできる一冊です。
ご興味がある方は、ぜひ。
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<今週の一冊>
『漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則』
ジョージ・S・クレイソン (著), 坂野旭 (著), 大橋弘祐
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