今週の一冊『図解でわかる スタンフォードの自分を変える教室』
(本日のお話 1858字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
土曜日は、終日オンライン研修。
また本日日曜日は、
早朝から某企業の役員の方をお招きしての
オンライン・シークレット勉強会の開催でした。
また研修の企画・作成と、
合間に、映画『戦場のピアニスト』を視聴。
前から観たいと思っていましたが、
評判通りの名作でした。
実話を元にした第二次世界大戦時の、
ポーランドに住むユダヤ人のピアニストが
体験する迫害の体験がリアルに描かれます。
*
ラジオでピアノを弾く
有名なピアニストであった主人公が、
ユダヤ人隔離地域(ゲットー)に
ナチス・ドイツにより隔離され、
そこで体験する非人道的な行為の数々。
そこは”誰が悪い”といえない、
戦争が人を狂気に走らせる恐ろしさ、
命の重さや軽さ、
生きようと願う人の強さ、
その中でも見える
敵味方を超えた人間愛など
多くのメッセージが含まれており
「人間とはなにか?」
を考えさせられる作品でした。
人間は究極な状況に置かれた時に、
その醜さも美しさもそのまま出るように
思います。
平和な日本では想像できない
その生々しさを想像させてくれた作品。
名作とは、
なんとコメントを書いたらよいか
わかならくなりますが、
まさしくそんな映画でした。
歴史を知る上でも、
とてもよい名作だと思いますので、
ぜひ視聴してみてください。
(Amazonプライムで無料で観ることが出来ます)
*
さて、前置きが長くなりましたが、
本日のお話です。
毎週日曜日はお勧めの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は
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『図解でわかる スタンフォードの自分を変える教室』
ケニー・マクゴニガル (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/4479308008/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_L4FxFbR6GXCYM
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です。
■今週何かとバタバタしており、
本を読む時間がなく、
また勢いで先述の名作映画
『戦場のピアニスト』
を観たことにより、
大分気持ち的にお腹いっぱいに
なってしまいました(苦笑)
ゆえに、
「薄くて、手軽で、
面白い一冊がないかなあ」
と思い、積ん読していた
本棚をごそごそと探している中で、
ふと目に入った一冊。
いつ買ったのかも
覚えていませんでしたが、
”図解でわかる”
というこの文言に、
言いようのないライトさを感じます。
■そんな気持ちで
パラパラと読み始めたのですが、
、、、実に使える一冊です。
手軽に読める。
でも中身は濃い。
そして、
「意志力(=自分を変える)」
というテーマにおいて、
こんな事実がわかっているのか、、、!という、
世界の研究者たちの知見が、
1)意志力に関する世界の実験結果
2)そこからわかるエビデンスのある
自分を変えるための方法
3)+親しみやすい&わかりやすいイラスト
で描かれていきます。
■数えてみたら、
「意志力」に関して、
もちろん大学の教授などが行った、
”26の実験結果”
がコレでもかというほど並びます。
例えば、
◯意志力を強くするのは、
”生理学的リラクゼーション"(ストレッチや表情筋を動かすこと)
by ハーバード大学医学部
◯「やる気を保つ」には
自分を追い詰めると逆効果になる
by 心理学者ロイ・バイマウスター
◯「難しい方を選ぶ」ことを繰り返すと
自己コントロール力が強化される
by ノースウェスタン大学 心理学者チーム
◯「モラル・ライセンシング」の罠
(=良いことをした反動で、自分を甘やかしたくなる現象)
by 心理学
◯効果的なストレス解消法:エクササイズ・読書や音楽・マッサージ
(?ギャンブル、タバコ、やけ食い、ゲーム)
by 米国心理学会
◯欲しいものはすぐ手に入れたくなる衝動に注意
by ハーバード大学の研究
◯「肥満が感染する」ように意志力も感染する。
by ニコラス・クリスタキス&ジェームズ・フォーラーの実験
、、、などなど。
■一つ一つは短く、
単行本の2〜3ページなので、
本当に1分で読めます。
全部読み通しても、
急げば30分で読めるくらい。
ただ、その中で書かれていることは、
『意志力を鍛えるために、
現在わかっている数々の実験結果』
であり、説得力があるのです。
ゆえに、自分の意志を鍛える方法、
「やりとげるためには、
こういう工夫をすればよいのか、、、」
とか、
「だから自分は同じ過ちを
繰り返してしまうのか、、、」
についてシンプルに
気付くことができる一冊でもあります。
■じっくり考えるには
向いていない本ではありますが、
事実の存在を拡げ、
ヒント集として参考にするには
十分の元が取れる内容です。
そしてこの本を読みまくって、
26の実験から得られた知見を、
自分の日常生活に
余すことなく当てはめたら
間違いなく、
”スタンフォード式で自分を変えることができる”
はず!
(と、言うのは簡単ですけどね笑)
ご興味ある方はぜひ。
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<今週の一冊>
『図解でわかる スタンフォードの自分を変える教室』
ケニー・マクゴニガル (著)
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