7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣(15)〜「シナジーを創り出す」ってなんだ?(第6の習慣)〜
(本日のお話 2885字/読了時間4分半)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は2件のシステムコーチングの実施。
そして夜は、BtoBマーケティングの
プロである友人と打ち合わせでした。
また、昨日ご案内いたしました、
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当日は、ぜひ皆様と「今の時代の生産性」について
語り合う時間にできればと思います。
以下詳細です。
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さて、本日のお話です。
先日より不定期&土曜日にお伝えしております
『7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣』コーナー。
今日も皆さまに
お届けさせていただければと思います。
(書きたくなったので)
さて、前回までは
「第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される」
のお話でした。
今日は「7つの習慣」のゴールとも言える習慣、
『第6の習慣 シナジーを創り出す』
です。
それでは早速、参りましょう。
【7つの習慣の元トップセールスが語る7つの習慣(15)〜「シナジーを創り出す」ってなんだ?(第6の習慣)〜】
それでは、どうぞ。
■コヴィー博士は、こう語ります。
「ここまで学んできた習慣はすべて、
シナジーを創り出す習慣の準備だったと言える」。
「第6の習慣 シナジーを創り出す」の冒頭に
書かれている言葉です。
■”創造的協力の原則”
とも名付けられた第6の習慣。
コヴィー博士は、
これまでの1〜5の習慣を実践していくと
”奇跡としか言いようのない結果に到達できる。
それまで考えてもみなかった新しい道が拓ける”
とまで語っています。
「奇跡」がおこっちゃうのです。
凄いです。
■、、、が、しかし、です。
この項目、
実は他のページより少なく、
約50ページほどで終わります。
淡々とエピソードが語られ
確かにイイ事を言っているのですが、
他の項目より地味。インパクト、薄めです。
私の主観ですが、
7つの習慣の本を読んだ人の中で、
「いやー、『第6の習慣 シナジーを創り出す』、
シビれたわ〜、感動した!」
と語っている人は、
あまり聞いたことがありません。
「パラダイム」とか、
「刺激と反応の間」とか
「影響の輪」とか
「時間管理のマトリクス」とか
他の項目に目が言ってしまうから
なのかもしれません。
(あるいは私が、まだ未熟だから
反応できる感性が少ないとも言えそうです)
■しかし、です。
物凄く大事な習慣なのです。
厳密には、”習慣”というよりも、
「この世に生を受けた我々が、
目指したい最終ゴール地点、結果」
と言ったほうがよいのかもしれません。
そして、そのゴール地点、
「第6の習慣 シナジーを創り出す」を
一言で言い表すのであれば、
【1+1が3以上となること】
を表すのでしょう。
■、、、といってみましたが、
まだ地味でしょうか?
言葉にすると、
派手ではないかもしれませんが、
凄いことを言っています。
というのも、人と人が
違いを活かすことの可能性を
語っている言葉だと思うから。
1人で生み出せるものも、
やはり限度があるのです。
■代表的なものとして、
コヴィー博士は自然界のシナジーの例として
「男女の例」をあげます。
男性と女性。
肉体的に異なる性。違った存在。
それらが一緒になることで
新たな生命が生まれる。
これは一つの「シナジー」の例とします。
■そして、肉体的なものだけではなく、
例えば「組織」もそうです。
人は違った役割、得意分野を持っています。
粛々と自分がご飯を食べるだけなら
1人が優秀なだけでも良いかも知れない。
しかし、何か事を大きくしようと思うと、
1人だとすぐに限界が来ます。
例えば、
”何か良い商品を世に出そうとしても、
少なくとも3種類の人間が必要だ”
などとも言われます。
優れた「プロジェクトマネージャー」。
良い企画を考え、顧客を探し、伝える人。
優れた「デザイナー」。
良い企画を、触れることができるアイデアとして
知的に創造する人。
優れた「エンジニア」。
形作ったアイデアを、
実際に現実社会のものとして構築をする人。
違った才能、スキル、知識を持っている人が
協力し合うこと。
そのことで1人では成し遂げなかった
「奇跡」とも呼べるプロダクトができたりするのも、
「シナジー」といえるでしょう。
■では、シナジーを生み出すためには、
どのようなプロセスが必要なのか。
これは著書に直接書かれているわけではありませんが、
私(紀藤)の解釈も含め、まとめてみます。
(ここから)
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STEP1)1人1人が自立し、プロになる
自分の強みと専門性を発揮した軸がある、
自律し、自立した個人として立っている。
(第1の習慣 主体的である
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
第3の習慣 最優先事項を優先する の実践)
↓
STEP2)同じ目的に向けてコミットし合う
成し遂げたい共通のビジョン、ミッションを掲げる
共に歩むことを決意する。
(チームとしての
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める の実践)
↓
STEP3)お互いの違いを理解し、尊重し、活かし合う
自分と相手は違うと知る、
その違いを理解し、尊重した上で
建設的なコミュニケーションができている
(基礎原則 パラダイム
第4の習慣 Win-Winを考える
第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される の実践)
↓
「第6の習慣 シナジーを創り出す」の実現
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となり、
「1+1が3以上」の結果になる。
あるいは、
1人では決して思いつかなかった
『第3の案』
が生み出されるのです。
■そして、そのためには、
繰り返しになりますが、
ここまでの習慣、
基礎原則
第1の習慣 主体的である
第2の習慣 終わりを思い描くことから始める
第3の習慣 最優先事項を優先する
第4の習慣 Win-Winを考える
第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
があってこそ、実現できるのです。
■私がコヴィー社に入社した当時、
少し先に入社した同僚が、
「コヴィー博士が言いたかったのは、
”第6の習慣 シナジーを創り出す”、
なんだろうなと思った」
と言っていたのを覚えています。
それは、彼が
コヴィー博士が続く著書で出版した、
『第3の案 成功者の選択』
https://www.amazon.co.jp/dp/B06ZZBQQ2V/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_EhNbFbBA7B9R7
という書籍を読んだから、
とのことでした。
後日、私も読みましたが
「第6の習慣 シナジーを創り出す」について、
600ページ(!)近くにわたって書かれています。
、、、コヴィー博士、
きっと、シナジーに対する思いを
語り尽くせなかったのだろうと察します。
■人には、どこかで深く繋がりたい、
自分も相手も心から認め、
貢献していきたい
という欲求があるのではないか、
と思っています。
7つの習慣では、
”相互依存”
という言葉を、
敢えて使っていますが、
わかりやすく「相互協力」ではなく、
あえて「相互依存」としたのはなぜか?
思うにそれは
一人ひとり自立していても、
それでもなお、深い部分で、
「あなたと自分は2人で1つだ」
「このチームは誰がいなくなっても
このチームではなくなってしまうのだ」
という深い繋がりがあるからこそ、
奇跡的なものが生み出せる、
そんなメッセージを強調すべく、
この言葉を選んだのではないかな、、、
と私は感じております。
(あくまでも私の感想です)
■ということで、本日はここまで。
次回は、『第7の習慣 刃を研ぐ』、
最後の習慣です。
このメルマガのシリーズも
いよいよ完結。
お楽しみに。
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<本日の名言>
人間、優れた仕事をするためには、
自分一人でやるよりも 他人の助けを借りるほうが
良いものが出来ると悟ったとき、
その人は偉大なる成長を遂げるのである。
アンドリュー・カーネギー
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