「自分はどんな世界に生きているのか?」を口癖から知る
(本日のお話 2145字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、2件のアポイント。
ならびに1件のシステムコーチング。
また夜はキックボクシングジムへ行き、
汗を流しておりました。
入会して1ヶ月くらいですが、
良い感じで体が目覚め始めています。
体脂肪も落ちてきました。
やっぱり、運動めちゃ大事。
*
さて、本日のお話です。
最近はコーチング祭り。
自分が個別コーチングを受けたり
自分がコーチとして関わったり
システムコーチングを受けたり
自分がコーチとして関わったり
を繰り返す中で、先日、
改めて気づいたことがありました。
キーワードは
「口癖」
です。
今日はこのお話について
学びと気付きを、皆さまに
ご共有させていただければと思います。
タイトルは
【 「自分はどんな世界に生きているのか?」を口癖から知る 】
それでは、どうぞ。
■「コーチング」。
現在、マネジメントの分野でも
一つの流行語になっています。
先月号の『ハーバードビジネスレビュー』でも
特集されていました。
この「コーチング」が
なぜ注目されてきたのか?という理由は、
・現在、破壊的な変化が当たり前になり、
上司が正解を知っているわけではなくなった。
↓
・ゆえに、上司は指示を与えるのではなく
サポートやアドバイスを提供し、
エネルギーやコミットメントを引き出す手法が
必要とされるようになった
からである、と
言われております。
(参考:「ハーバードビジネスレビュー2020年7月号」
『学習する組織に欠かせない リーダーの
コーチング能力を高める方法』より)
■そんな「コーチング」。
私は実施したり、
されたりしますが、
その中で、実施する上で
ポイントとなる”テクニック”があります。
それが、
『話した言葉をメモする』
こと。
私もクライアントさんに
話した言葉のメモをお渡ししますし、
私のコーチング先生も渡してくれます。
■そして、その
「話した言葉のメモ」を見返してみると
面白いもので、気付きが得られます。
例えば、私の例でお伝えすると、
先日のコーチングで、
私(紀藤)は以下のような言葉を
話していました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※紀藤がコーチングの際に、口に出した言葉(一部)
前に進みたい
優れていたい
最上志向の思考
ちょっとでも前に行きたい
強くなければいけない
会社は資本主義の中で成長していく
リーダーシップを発揮する
それこそ正義
大義名分
湧き上がってくる
湧き上がってきて
前に進める
これが自分の役割では
と思っている
素晴らしいといことを認める
肯定
自分の中にある弱い価値を認める
強さ
根源
認め切れていない
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
という言葉達でした。
■皆さんがどう感じるかは
人それぞれかと思いますが、
私は、客観的にこう思いました。
「なんか、暑苦しい」
、、、と(苦笑)。
別に良い悪いではないです。
ただ字面をみていて、
「強さ」
「前に進む」
「認める」
などの言葉が連続しています。
そして、これは一部ですが
他の部分でも、雰囲気として
似たような香りの言葉が並んでいました。
■そしてここから、
何が言えるのでしょうか。
「話した言葉のメモ」を通じて
何に気づくことができるのか?
その一つは、
『「自分がどんな世界の中に生きているのか?」を
客観的に見つめることができる』
ことでしょう。
それは自分の、
「願い」だったり、
「こだわり」だったり、
もっといえば、
「囚われ」や「思い込み」
も含まれているかもしれません。
それが無意識の内に
言葉になって出てきているのです。
私の場合、「強くありたい」「成長したい」という
思いが強くあると改めて自覚しましたし、
それは裏を返せば
「成長することが正解」という
世界に住んでいるとも言えて、
同時に無意識に他者に対しても、
それを求めてしまう自分にも気付きました。
更に更にいえば、
その「強くいたい」と思うようになった
ルーツが自分の過去や経験にあって
そこが手放せていない、という
深い話も気づいたりしたのでした。
■おそらく普段、
「口癖」や「よく使う言葉」
を自分で意識する人は
あまりいないかと思います。
ただ、自分が
「話した言葉」を見つめると、
多くの気付きがあるもの。
なぜならば自分の中の、
前提条件や思い込み、価値観などが
表れているのが「言葉」だから。
そしてそれは、
「他者とのコミュニケーション」においても、
「自分を制限するもの」としても、
大いに影響を与えています。
■ゆえに、
「自分の口癖に自覚的になること」
が自己認識を深め、
自分の課題を深堀り、
そして未来の選択肢を増やす
きっかけになると言えます。
自分が無意識で使っている言葉は、
どんな単語が並び、
どんなカラーを持っているでしょうか?
言葉から、自分の住んでいる
世界観に自覚的になることです。
そして、普段一緒にいる人、
上司、部下、家族、友人などと、
「使う言葉の違い」にも注目してみる。
■職場や家庭で同じ空間にいても
見えているものは全く違います。
“事実は一つ、解釈は無限大”
とも言われますが、
人はその人独自のメガネで
世界を切り取っています。
そしてそのそれぞれの
生きている世界を知るヒントが、
「話をしている言葉」です。
■ということで
【「自分はどんな世界に生きているのか?」を口癖から知る】
ことを通じて、
1,自分の願いやこだわりを自覚する
2,自分の思い込み囚われを自覚する
3,他者との違いに自覚的なり良好なコミュニケーションを
実現する
ことができ、新しい選択肢も
生まれてくるのであろう、
そのように思う次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
大切なのは、問うのをやめないことです。
好奇心は、それ自体で存在理由を持っているのです。
アルベルト・アインシュタイン(ドイツの物理学者/1879-1955)
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