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2362号 2020年8月8日

「自分はどんな世界に生きているのか?」を口癖から知る

(本日のお話  2145字/読了時間4分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日金曜日は、2件のアポイント。
ならびに1件のシステムコーチング。

また夜はキックボクシングジムへ行き、
汗を流しておりました。

入会して1ヶ月くらいですが、
良い感じで体が目覚め始めています。

体脂肪も落ちてきました。

やっぱり、運動めちゃ大事。



さて、本日のお話です。

最近はコーチング祭り。

自分が個別コーチングを受けたり
自分がコーチとして関わったり

システムコーチングを受けたり
自分がコーチとして関わったり

を繰り返す中で、先日、
改めて気づいたことがありました。

キーワードは

「口癖」

です。

今日はこのお話について
学びと気付きを、皆さまに
ご共有させていただければと思います。

タイトルは

【 「自分はどんな世界に生きているのか?」を口癖から知る 】

それでは、どうぞ。

■「コーチング」。

現在、マネジメントの分野でも
一つの流行語になっています。

先月号の『ハーバードビジネスレビュー』でも
特集されていました。

この「コーチング」が
なぜ注目されてきたのか?という理由は、

・現在、破壊的な変化が当たり前になり、
上司が正解を知っているわけではなくなった。


・ゆえに、上司は指示を与えるのではなく
サポートやアドバイスを提供し、
エネルギーやコミットメントを引き出す手法が
必要とされるようになった

からである、と
言われております。

(参考:「ハーバードビジネスレビュー2020年7月号」
『学習する組織に欠かせない リーダーの
コーチング能力を高める方法』より)

■そんな「コーチング」。

私は実施したり、
されたりしますが、

その中で、実施する上で
ポイントとなる”テクニック”があります。

それが、

『話した言葉をメモする』

こと。

私もクライアントさんに
話した言葉のメモをお渡ししますし、
私のコーチング先生も渡してくれます。

■そして、その
「話した言葉のメモ」を見返してみると
面白いもので、気付きが得られます。

例えば、私の例でお伝えすると、

先日のコーチングで、
私(紀藤)は以下のような言葉を
話していました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※紀藤がコーチングの際に、口に出した言葉(一部)

前に進みたい

優れていたい

最上志向の思考

ちょっとでも前に行きたい

強くなければいけない

会社は資本主義の中で成長していく
リーダーシップを発揮する
それこそ正義
大義名分

湧き上がってくる

湧き上がってきて
前に進める

これが自分の役割では
と思っている

素晴らしいといことを認める

肯定

自分の中にある弱い価値を認める

強さ

根源

認め切れていない

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

という言葉達でした。

■皆さんがどう感じるかは
人それぞれかと思いますが、

私は、客観的にこう思いました。

「なんか、暑苦しい」

、、、と(苦笑)。

別に良い悪いではないです。

ただ字面をみていて、

「強さ」
「前に進む」
「認める」

などの言葉が連続しています。

そして、これは一部ですが
他の部分でも、雰囲気として
似たような香りの言葉が並んでいました。

■そしてここから、
何が言えるのでしょうか。

「話した言葉のメモ」を通じて
何に気づくことができるのか?

その一つは、

『「自分がどんな世界の中に生きているのか?」を
客観的に見つめることができる』

ことでしょう。

それは自分の、
「願い」だったり、
「こだわり」だったり、

もっといえば、
「囚われ」や「思い込み」
も含まれているかもしれません。

それが無意識の内に
言葉になって出てきているのです。

私の場合、「強くありたい」「成長したい」という
思いが強くあると改めて自覚しましたし、

それは裏を返せば
「成長することが正解」という
世界に住んでいるとも言えて、

同時に無意識に他者に対しても、
それを求めてしまう自分にも気付きました。

更に更にいえば、
その「強くいたい」と思うようになった
ルーツが自分の過去や経験にあって
そこが手放せていない、という
深い話も気づいたりしたのでした。

■おそらく普段、

「口癖」や「よく使う言葉」

を自分で意識する人は
あまりいないかと思います。

ただ、自分が
「話した言葉」を見つめると、
多くの気付きがあるもの。

なぜならば自分の中の、
前提条件や思い込み、価値観などが
表れているのが「言葉」だから。

そしてそれは、

「他者とのコミュニケーション」においても、
「自分を制限するもの」としても、
大いに影響を与えています。

■ゆえに、

「自分の口癖に自覚的になること」

が自己認識を深め、

自分の課題を深堀り、
そして未来の選択肢を増やす
きっかけになると言えます。

自分が無意識で使っている言葉は、
どんな単語が並び、
どんなカラーを持っているでしょうか?

言葉から、自分の住んでいる
世界観に自覚的になることです。

そして、普段一緒にいる人、
上司、部下、家族、友人などと、
「使う言葉の違い」にも注目してみる。

■職場や家庭で同じ空間にいても
見えているものは全く違います。

“事実は一つ、解釈は無限大”

とも言われますが、
人はその人独自のメガネで
世界を切り取っています。

そしてそのそれぞれの
生きている世界を知るヒントが、
「話をしている言葉」です。

■ということで

【「自分はどんな世界に生きているのか?」を口癖から知る】

ことを通じて、

1,自分の願いやこだわりを自覚する
2,自分の思い込み囚われを自覚する
3,他者との違いに自覚的なり良好なコミュニケーションを
実現する

ことができ、新しい選択肢も
生まれてくるのであろう、

そのように思う次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

大切なのは、問うのをやめないことです。
好奇心は、それ自体で存在理由を持っているのです。

アルベルト・アインシュタイン(ドイツの物理学者/1879-1955)

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