「あと何回、この時がやってくるのだろうか」と考えると、 今のこの瞬間の大切さを噛みしめることができる
(本日のお話 2452字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日金曜日は、午後ワークショップへの参加。
テーマは、「リモートコラボレーション」。
コロナ禍の中で物理的な隔たりがある仲、
いかにアイデアを生み出すのかについて、
アイデア創出の会社として有名な
元IDEOのコンサルタントの方より、
・オンラインのこれだけは
おすすめしたいツール
・ツールを使うときのポイント
(=いくつも使いすぎない)
など、役に立ちそうなヒントをいただきました。
これから使えるツールとしては
オンラインホワイトボードの『Miro』は
強調されていたので、近々、それを使って
皆で話し合うような場を作りたいな、
と思いました。
(近々やりたいと思います!)
*
さて、本日のお話です。
「最近、なんだか忙しいなあ、、、」
と、だらりと休みたいと思いながら
先々のカレンダーを見たとき、
ふと頭をよぎった想いがありました。
それは
「今この瞬間の大切さ」
について。
あまりにも綺麗すぎて、
使い古されたこの話ですが
つい流されてしまう日々の中で、
とても大切なことだな、
と感じましたので、
感じた気付きを皆さまにご共有させて
いただければと思います。
タイトルは、
【「あと何回、この時がやってくるのだろうか」と考えると、
今のこの瞬間の大切さを噛みしめることができる 】
それでは、どうぞ。
■忙しい瞬間が続くと、
「この忙しさ、一休みしたい」
「早く終わらせてゆっくりしたい」
と思うこと、しばしばあります。
おそらく、日頃から
活躍されている皆さまは特に、
終わりなき忙しさに巻き込まれ、
あれよあれよという間に、
時間が過ぎ去ってしまう、、、
というのも日常の一つかもしれません。
■そして私もその一人。
最近、目下取り組んでいることが、
「システムコーチング?の
資格取得のための100時間プロジェクト」
です。
先月から、合計7つの、
組織や夫婦などの関係性に、
システムコーチングをさせていただいています。
■これは私(紀藤)にとって
やったことがない、
新しいチャレンジの1つであるため、
色々と準備にも時間がかかります。
かつそのうちの
5つのプロジェクトは、
仲間とペアでコーチをしているので、
・事前打ち合わせ
・直前のシナリオ合わせ
・事後打ち合わせ
などを含め、
自裁のコーチングの倍くらい
時間がかかってきます。
ゆえに、
100時間プロジェクトですが
実質200時間以上かけて
コーチングをしまくり、
かつ仕事もしつつ、
実践を重ねている、、、
という状況におります。
■これ、冷静に考えると
ものすごくありがたいことです。
なので、嬉しい悲鳴で
それくらい必要とされている
誰かと共に、
学びの時間を共有できることなど
お金を払ってでもやりたい人
いると思うほど、価値のあること。
でも、ずっと続くと、
「なんだか忙しいなあ」
「ちょっと休みたいなあ」
という気持ちが、
頭をもたげてきます。
■そんな中。
先日、ちょっと立ち止まって
少し先の3ヶ月後のカレンダーを
なんとなく見てみました。
3ヶ月というと
あっという間ですが12月。
季節は秋を過ぎ、
もう冬です。
今やっているプロジェクトも
全部終わりを迎えているんだな、、、
と思いました。
そうすると、
今のシステムコーチングを通じた
クライアントさんとの繋がりも
終わりを迎えている。
そして共に考え、走っている
仲間のコーチとの繋がりも、
否応なく今よりは遠くなる。
、、、そんなことを、
想像をしたのでした。
■すると、自然と
「今の時間は貴重な時間なんだな、、、」
と自然と湧き上がる気持ちが
出てきました。
そして、
『長い人生の今この瞬間、
たまたま共に歩むことができている』
という、とても貴重な時間を
共有できていることに、
改めて気付かされたのでした。
■人の人生というのは、
「時間」の積み重ねで
出来ているものです。
ゆえに、
「自分の人生を大切にする」
ことは
「自分の一瞬一瞬の時間を大切にする」
ことに等しいでしょう。
特に一生懸命生きている人はすべからく、
「時間」をとても大切にしているもの。
そんな貴重な資源である「時間」を
お互いに共有できること、
それは、
仕事のプロジェクトだけではなくて、
・20代の友人と気軽に飲み明かせる時間
・両親が健在なうちに共に過ごせる時間
・子供との貴重な団らんのひととき
、、、
どんなものでも同じでしょう。
仕事でも、趣味でも、家庭でも、
誰かと想いを共有するような時間は、
カレンダーを見つめ
少し引いて考えてみると、
綺麗事のようですが
「今この時しかない貴重な瞬間である」
と感じさせられるな
と感じたのでした。
■少し抽象的な表現かもしれませんが、
それは太陽の周りを、
それぞれのペースで、
それぞれの旅路で回っている惑星が、
あるときたまたま軌道を共にしたり、
重なり合ったりして、
日食や月食や、
水星群のようなショーを
醸し出すかのごときものかもしれません。
20代のそれと、30代のそれと、
40代、50代、60代、70代それぞれが
まるで違っている中で、
お互いの共に歩める偶然のめぐり合わせは
やはり奇跡としか言いようがないのだろうな、
とも思ってしまったのでした。
■、、、という視点に立って考えてみると、
どうでしょうか。
たとえ、今タスクの密度が詰まって、
忙しいと感じても、
・誰かと話をする時間、
・仕事を共にし、同じ方向を見て考える時間
・ゆるりと何気ない話をする時間
など、
「ただこの今の時間は、二度と訪れない」
と、想像の上でも考えたとして
とても希少で、貴重な、
大切にすべきもののように思えるのでは、
そんな事を感じたのでした。
■もちろんそのためには、
・自分が何を大切に生きるのか
という問いを持っている
・時間を貴重なことに使おうと
日々自問自答している
などあるからこそ生まれる感覚だと思います。
ただ、日々の時間が、
なんとなく冗長な積み重ね、
ただの忙しいことの繰り返しではなくて
「今しかない、大切だと思える時間の積み重ね」
と思えたほうが、
ずっとずっと日々は輝くのだろうな、
とやはり思います。
【「あと何回、この時がやってくるのだろうか」と考えると、今の大切さを噛みしめることができる】
普通の話ですが、
日々忘れないようにしたい問いだな、
と思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
二度と帰らぬものは過ぎ去った歳月である。
二度と会うことができないのは死んでしまった親である。
孔子(中国春秋時代の思想家/BC552-479)
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