「メソな成長中毒者」になるすゝめ
(本日のお話 2356字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日、水曜日は3件のアポイント。
また2件のシステムコーチング。
そして夜は、またまたシステムコーチングの
トレーニングでした。
バナナ2本とアボガドとコーヒーで
夜まで駆け抜けましたが、
なかなかハードな1週間だ。。。
と、感じております。
やることがあることは、
なんとも嬉しいことだ!
、、、と言い聞かせております笑
(が、言い聞かせ続けると、
本当にそう思えてくるから不思議)
*
さて、本日のお話です。
先日より読み進めている
『成人発達理論による 能力の成長』という本。
濃厚で学ぶことがたくさんあるので
じっくり読み進めております。
今日もその本の中からの学びを、
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【 「メソな成長中毒者」になるすゝめ 】
それでは、どうぞ。
■メソな成長。
なんとも可愛げのある雰囲気の言葉、「メソ」。
この言葉、どういう意味か、
ご存知でしょうか?
、、、このメソの意味は、
「中領域」、
をあらわす言葉だそう。
■つまり、
「メソな成長」とは、
”中領域(=月単位・週単位)での成長”
を意味します。
私達は日々成長するものですが、
その”時間の幅”によって、
成長する範囲も変わってきますね。
■人は「成長と時間」の間に、
相関関係があります。
”年単位の成長”は
マクロな成長と言います。
(『成人発達理論による能力の成長』より)
例えば、
「新卒の22歳で会社に入ったときは、
全然何も出来なかったなあ、、、
でも3年たった今、だいぶ1人前に、
色んな仕事ができるようになったぞ!」
というのは”マクロな成長”ですね。
■対して、例えば
「1日のコーチング研修」を受けて、
「傾聴のポイントは、
相手と話をするペースを合わせること
”ペーシング”が大事なんだな」
と小さな気付きがあり、
部下との対話の方法が変わった、
という成長は”ミクロな成長”です。
時間が短い成長なので、
新卒と3年目ほどの、
質的な変容まではいかなくとも、
小さな成長感を感じています。
これも、とても大事ですね。
■そしてその中で、
マクロ(年単位)とミクロ(時間・日単位)
の間に位置するのが、
「メソな成長」
です。
つまり、
”週単位・月単位での成長”
となるのです。
成長は小さいステップを積み重ね、
ミクロ→メソ→マクロ
と大きい成長に繋がるので、
結局一歩一歩の積み重ねが大事である、
というのは、言うまでもなく
当たり前のこと。
日々の一歩を大切にしなければ、
遠くにいけるはずもないですから。
■しかし、私がこの話の中で、
極めて重要だと感じるのが、
このなんとも愛らしい言葉
「メソな成長」、
ここにあると思うのです。
*
人は、どういう時に
ググっと成長するのか、
飛躍するのかと考えた時に、
「ある期間、没入・没頭して何かに取り組んだ時」
にあるものです。
特に何かはじめに取り組んだときは
何か新たな能力を
自分のものとして獲得し、
ある程度使いこなせるようになります。
それは
コーチングでも、
セールスでも、
マーケティングでも
プレゼンテーションでも、
何でもよいのですが、
”3ヶ月くらい没頭して、
1つのことをやり続ける”
ことをしたらどうなるか。
すると、たかだか3ヶ月でも、
その世界の初級編くらいまでは
一気に駆け上がれたりするのです。
その世界の全体像が見えて、
新しい視点と、判断基準を
手に入れることができる。
それは人生に対して
大きなインパクトを与えます。
■少し私の例ですが、
体験談を共有させてください。
私のこのメルマガも、
2300回を越えましたが、
最初は
「100日間プロジェクト」
として始まりました。
100日間、つまり3ヶ月間、
毎日自己省察をしたブログを更新して、
仲間に発信をするという、
「メソな成長」
のプロジェクトでした。
発信なぞそれまでしたことがない。
それでも「メソ」の期間、
やすまず3ヶ月も発信をし続けると、
「1000文字くらいの文章を書く」
ことが新たなスキルとして
体得されました。
そして、それは今の
メルマガをさほど苦なく書くという
自分の根幹をなす能力に繋がっています。
メソな成長が、自らの
新しい礎になったわけです。
■あるいは、コーチングもそう。
この3ヶ月で通常業務もしながらですが
7チーム、30回くらい、
システムコーチングを行いました。
自分でもよくわからないツールを
おそるおそるためしながらも、
あと2ヶ月で100時間は越えます。
まだ道半ばでも、3ヶ月くらいで
”自分の中で新たな能力が開発されて、
引き出しが増えている感覚”
が明らかにあります。
、、、その他、
「マラソン」も3ヶ月くらい
ガッツリ練習することで
一気にタイムを縮めることができましたし、
「リベラルアーツ」は年末年始、
歴史の本を読み漁って資料にまとめること(2週間)で
物凄く世界に対する視点が増えました。
つまり、「能力を獲得した」のです。
■つまり、お伝えしたいこと。
それは、
【「メソな成長」こそが、飛躍のために大事】
ということです。
人が変わるのに、
肝になるのは、
”数週間から数ヶ月、
メソな成長(中領域の成長)を自らに課し、
そして走り切ること”
です。
かつ、この
「メソな成長」の旨味を覚えたら、
良い意味で、最後です。
自らメソな成長を促してくれるプロジェクトを
やっているところに身を投じ、
資格でも、英語でも、
塾でもなんでもよいですが
”自分を開発していくことに
喜びを覚える中毒者になる”
というサイクルが回ったりするのです。
「究極の投資は自己投資」
などと言われるように、
自らの能力を高め、
磨き上げることができれば、
自分の未来もハッピーだし、
周りの人も刺激を受けて前に進むし、
誰かを直接救う力も身につくわけです。
まさに、三方良し。
■、、、と100%そうでなくとも、
方向性としてはそんな効果があるのが
「メソな成長」だとすると、
”「メソな成長」をしない理由がない”
と言えるのではないでしょうか。
そんな事を含めて、
敢えて声を大にして言いたい。
ぜひ皆様も、
【「メソな成長中毒者」になりましょう】。
そんなことを思った次第です。
人は思ったより早く成長します。
3ヶ月、メソ。
あっという間です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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<本日の名言>
凧が一番高く上がるのは、風に向かっている時である。
風に流されている時ではない。
ウィストン・チャーチル(イギリスの政治家・作家/1874-1965)
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