「自分の当たり前」を上手にハンドリングしながら、世界を拡げていく工夫
(本日のお話 2156字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
ならびに1件のコーチング。
そして夜は、前前職の先輩である
イノセル株式会社 内野社長と会食でした。
(内野さん、とても楽しかったです。
ありがとうございました!)
また、先日よりご案内しておりました、
【<オンライン交流会> オンライン対話の可能性とは?
〜コロナ時代の神ツール『Miro』を体験してみる会〜】
ですが、満席となりました。
皆様、お申込みありがとうございました!
これは可能性があり、かつ皆様ご興味があるテーマの
ようですので、9月中旬ごろ、また開催をしたいと思います。
ご案内までしばしお待ち下さいませ。
*
さて、本日のお話です。
最近、会食というものが
めっきり減ってしまいましたが、
実際に人と会い、
話題を拡げながらあれやこれや
話に花を咲かせていると、
実に多くの学びがあるな、
と改めて実感いたしています。
先日会食にいった内野社長との時間も
まさしくそんな時間でした。
内野社長が創業されたイノセルは
「営業を面白くする」
をキーワードにして、
営業のコツやノウハウを提供し、
営業職に特化した転職支援を行っています。
そして内野社長自身が、
”数多の業界のトップセールスを
直接インタビューをしてきた”
という経験を持たれており、
そのお話に非常に説得力を感じました。
(転職希望の営業の方は、
ぜひイノセルに相談してみるとことをおすすめします。
とても信頼できる会社です)
、、、ということで、
今日はそんな内野さんとの
お話の中から学んだことを、
皆様にご共有させていただきたいと思います。
タイトルは、
【「自分の当たり前」を上手にハンドリングしながら、
世界を拡げていく工夫】
それでは、どうぞ。
■つくづく、人は、
”自分の当たり前”
の中で生きているんだなあ、
と思います。
冒頭の内野社長との会食の中で、
ふとこんな質問をいただきました。
「紀藤さん、ちなみに今
人材育成の世界でキーワードとなっている話、
ありますか?」
、、、うーん、そうですね。
と私は少し考えて、
「最近よく、
『両利きの経営』
とか、聞きますかね、、、」
等答えました。
それは、3人くらいの
人事関連の方から、立て続けに
その著書の名前を聞いたからです。
へー、そうなんですね!
なんですか、それ?
と内野社長から
興味津々に聞いていただく中、
別のことを思い出して、こうも言いました。
■正直、当たり前過ぎるので
多分ご存知だと思うのですが、、、
という前置きをして、
「ちなみに今更もう
言われすぎている感がありますけど、
『1on1』
は注目されていますよね。
最近、多部未華子さん主演の、
ドラマ「私の家政婦ナギサさん」でも、
1on1という言葉が出ていましたし。」
と、内心当然知っているよな、
と思いつつ、一応語ってみたのでした。
、、、が実際は、
「へー、そうなんですね。
全然知らなかったです!」
というコメント。
そこで、
(あ、自分の領域の当たり前は、
当たり前ではないんだ)
という、よく言われている
・見ている世界の違い、
・ものの見方・考え方の違い
・『7つの習慣』風にいうとパラダイムの違い
をまざまざと認識をしたのでした。
■一方、内野社長が
人材紹介の最近のトレンドの
お話をしていただく中で
逆もまたしかり。
同じ人材系でも、
「人材紹介」についての
「旬な話」は全然知りませんでした。
内野社長から、
「ワンキャリア、リクナビを抜きましたよね」
「へー、そうなんですか!」
「スカウターっていう、10万人を越えた
サービスが4〜5年くらい前に流行りましたよね」
「へー、知らなかったです」
と話が出るたびに、
知らない話のオンパレード。
■そういった事を含めて、
【”自分の当たり前”を認識しつつ、
上手く活用し、世界を広げる】
ことは、
既存のやり方の枠にとらわれず、
新しい挑戦をし続ける上で、
とても大事なことだよな、
と重ねて思ったのでした。
■そしてここからは、私の仮説です。
思うに、
【「自分の当たり前」を活用して、
世界を拡げる】
ステップは、
ざっくり3ステップだと思いました。
(私の思いつきです)
■まず1つ目。
【1)外の世界の人と会う】
こと。
当たり前ですが、
これがなければ始まりません。
違う業界、違う職種、違う年齢、
文化の違い、出身の違い、、、
などなど。
このステップを踏むためには、
前向きで新しいことを学びたい、
いろんな業種が集まっているコミュニティを
まずは探すことでしょう。
勉強会、読書会、大学院、
複数回の〇〇塾、、、
なんでもよいですが、
どのコミュニティに属するか、
どのコミュニティのイベントに参加をするか
を選び、「外の世界」との
コネクションを創るのです。
■そして、関係を作りつつ、
2つ目の、次のステップ。
それは、
『2)「自分の当たり前」の価値を知り
他者に、”違う世界の当たり前”をプレゼントする』
こと。
これは、相手の興味があることが前提ですが
(つまりステップ1が重要)
目の前の相手が、
学ぶことや新しいことを知り、
視野を拡げることがプラスになる場合、
「自分の業界の当たり前」
をわかりやすく語るだけでも、
”違う世界のものの見方を
相手にプレゼントする”
ことで喜んでもらえたりします。
■例えば、私がいる
人材開発・組織開発の領域では、
以下のことは「当たり前」として
認識していることです。
・オンライン教育プログラムの質は
ぶっちゃけどんな感じなのか?
・どんなオンライン会議システムが
よく使われているのか?
・ディスカッションやグループワークを
どのようにやっているのか?
、、、
普段から触れていて
当たり前のこと。
でも、他の人にとっては
目からウロコだったりします。
『2)「自分の当たり前」の価値を知り
他者に、”違う世界の当たり前”をプレゼントする』
のです。
■そして最後、3つ目は、その逆です。
『3)「自分の当たり前」を疑い、
他者の違う世界のものの見方を手に入れる』
ことです。
お互いのものの見方の交換です。
自分の思考には、制限があります。
いくつものパターンを考えて、
頭を働かせて、何日もウンウン唸っていても、
自分の限られた経験と情報の中で
考え続けているに過ぎません。
結局、
「同じところをグルグル回っている」
ことやっていたりします。
そんな中で、全然違う業界、
職種、考え方のパターンを持つ他者に、
「今どんなことが業界で
注目されているのですか?」
「今こんな状況なんですけど、
◯◯さんだったら、どんな風に考えますか?」
と聞いてみると、違う世界の切り口を
垣間見ることができるでしょう。
そして、それが
自分の情報・経験とつながったとき、
「新しいアイデア」が生まれ
「新しい行動」へと繋がり
「新しい結果」を生み出すことになる
のであろうと思います。
■まとめると、
まず
【1)外の世界に出る】
ことです。
そして、
【「自分の当たり前」を、
上手にハンドリングしながら、
2)自分の当たり前の情報提供
3)他者の視点を意図的に得る
ことで世界を拡げていく】。
これらは、
常に自分をアップデートし
新しいことをし続けようという
あらゆる人にとって
とても大切な視点なのだろう、
と思っております。
外の世界に出る。
ものすごく、重要です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
人間の生き方を決定づけるのも、あるいは、
ビジネスの成果を左右するのも、誰と会えたかという
人間関係に基づくことが驚くほど多いのです。
平岩外四(実業家/1914-2007)
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