「『MIRO』を体験しよう!」のイベント開催のご感想と、しくじりから学んだこと
(本日のお話 2567字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は研修の企画準備。
ならびに、午後からは、
「オンラインホワイトボード『MIRO』を体験しよう!」
とのワークショップの
第二回目の開催でした。
(ご参加頂いた皆さま、
誠にありがとうございました!)
*
さて、早速ですが本日のお話です。
今回、『MIRO』のワークショップを実施して、
ご感想としては、皆様、楽しんでいただけたようなのですが、
実は主催側としては、
「あちゃー」と思うことが
かなり頻発しており、冷や汗をかいておりました。
今日は、イベントの振り返り&反省も込めつつ、
学んだことを皆様にご共有できればと思います。
タイトルは、
【「『MIRO』を体験しよう!」のイベント開催のご感想と、しくじりから学んだこと】
それでは、どうぞ。
■オンラインツールは、
どんどん新しい物が出てきますね。
先日からご案内していた
「オンラインホワイトボード『MIRO』」
も、まさしくその一つ。
新しいオンラインツールで
これからよりメジャーになるものである、
と私は思っています。
■ちなみに『MIRO』とは、
”東京ドームくらいの広さがある(らしい)
オンライン上のホワイトボード”
です。
このホワイトボード『MIRO』は
PCやタブレットから、
・付箋やペンで書き込んだり
・マインドマップや2?2マトリクス、
カンバンなどのテンプレートを利用できたり
・画像や動画を挿入できたり
と自由にコラボレーションができる、
非常に便利なツール。
ワードやパワポでは表現できない
視覚的、感覚的なやりとりを
オンラインで楽しめるものです。
現在、世界で数百万人が使っているそう。
■私も、先日とあるワークショップで
使ってみて、とても感動をしました。
そして、
「ぜひ皆さんにも体験してもらいたい!」
(というか、自分が今後のワークショップで使いたい)
と思い、主催することに決めました。
■やったことがないので、
「これは実験です」と断り無料で開催。
(無料なので、多分何かあっても許してくれるはず…
という甘えでございます 苦笑)
そして、第一回目を
8月31日に12名で開催。
12名なので、初めてで
カオスな空間ではありましたが、
皆さんと対話をしながら楽しく終えることができました。
■そして、昨日の第二回目。
一回目の経験があるので、
「新しい試みをしてみよう!」
とプログラムをバージョンアップして、
実験的なワークを追加したり、
定員も増やして23名で開催してみました。
■さて、どんな結果だったのか。
実施をしたご感想を
以下の参加者の皆様よりいただきました。
(ここから)
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◯慣れるまで時間が必要と感じましたが、
オンライン環境の有益なコミュケーションツールとして可能性はあると思います。
◯冒頭で電話により30分ほど参加できず、追いつききれなかったと思います。
新しいツールはとにかく慣れることが大事ですね!ありがとうございました。
◯東京ドームくらいの大きさがある。おもしろい表現でした。いろんなことができそうですね!
感想としては、さすが紀藤さん、ファシリテーションのうまさが光りました。
また、zoom研究部でもご指導くださればありがたいです。
◯面白かったです Onlineで活かせそうなツールを知れて良かったです。
◯miroを始めて使いましたが初心者にはとても難易度の高いものでした。
ですが、使い慣れればとても便利なツールであることがわかりました。
PC以外は厳しいなど制限はありますが、いざ使える!というときには活用してみたいと思えるものでした。
◯当方不手際でPC再起動しましたが、再度入りなおした後に、
手順を誤ったところに立ち戻れると助かります。
◯Miroという未知のツールを実際に体験しながら皆さんと交流できるのはとても面白かったです。
思ったよりも簡単にスタートできますが、慣れるまではしばらくかかりそうです。でも本当に面白い!!
それから、ネット環境にずいぶんと左右されるところをみると、
Miroを社内に取り入れようとするためには環境を整える必要性も感じました。
Miroはとても自由にアイデアを出しあうことのできるツールなので、
きっとZoomや他のツールと併用して使い分けをしていくと
どんどん可能性が無限に広がると思います。
◯新しいツールを使うキッカケにできたので良かったです。
むしろ通信環境やPCスペックを常に良好にしておかないと何もできなくなる時代がもう来たんだと感じました。
◯楽しかったです。世の中にこういうものがあったというシンプルな驚き。
十分な準備は必要そうですが、拡張性は広そうです。
一方、対面でもやりたいなと、そちらの方にも心は動きました。
最初十分についてこれずに足を引っ張ってすみません。
クロームに変えたら動くようになりました。
◯オンラインでイメージを共有する際はExcelやPPTを共有して、
フローチャートの共有を行っていました。
それでも流れを伝えることがやりにくく、上手くできていませんでした。
今回miroを利用することでそのやりにくさを少し払拭できると感じました。
ただ、感想にも記載しましたが、操作性がPPTやExcelと違い、
オブジェクトの選択などがうまくできなく、ストレスを感じました。
慣れの問題もあると思いますが、まずは社内のメンバーで利用し、
生産性が上がるか試してみたいです。
◯新しいツールを知る機会をいただき、ありがとうございました。
一緒に使用することで感覚的に理解することができ、早く操作できるようになりました。
◯初めてMiroを触りましたが、参加者の存在は視覚的に確認できても
自分の名前は表示されない(画面上で視認できるのは自分のPCのポインタのみ)ということを
最初にハッキリ言っておかないと、自分がちゃんと参加できているかどうかがよくわからずに
初期操作でまごつく方も多いのではないかなと思いました。(私もその一人です)
普段使っていない脳の部分が使われているのを感じて、
視覚的な効果って結構大きいものなんだなとすごく実感するワークショップでした。
ただ視覚的なツールであるぶん、タイピングがあまり早くなかったり
操作に熟練していないと置いてきぼり感を感じてしまいそうだとも思ったので、
大勢での参加になればなるほど事前準備は必要になるだろうなとも思いました。
こういう機会でもなければ触れることのなかったツールなのでとても楽しかったですし、
世の中にはまだまだ自分の知らない革新的なツールが
あるものなんだなととても勉強になりました!
◯個人でのアイデア出しとかでも使えそうですね。
実物のホワイトボードだと領域の制限がありますし。
環境が用意できる人はZoomはスマホ、MiroはPCとか使い分けるのも良さそうです。
楽しかったです、お疲れさまでした!
◯まずは…お疲れ様でした!
本当に紀藤さんのなんでもTRYしてみよう!という意識に
何よりも勇気とモチベーションをもらえます。
本日も慣れないツールを臨場感溢れながらレクチャーしてくださってありがとうございました!!
【今日の私の収穫】
1、miroの機能を実際に使いながら学べた
2,自分のトレーニングでの使い方のアイデアを頂けた
3,異業種の方や普段お会いできない方と交流できた
この3点が、今回のセッションから得たことです。
残念ながら私のトレーニングの参加者はiPhoneからの方がほとんどなので、
みんながどんどん書き込むという本来の使い方は難しそうです…。
ですが、純粋に私の画面を共有すれば、参加者はブレストのアイデアが
付箋で貼られていくのが見えるわけですし、発表をしてもらいながら
私が書き込んでグルーピングしていく…というような使い方はできると思いました。
miroは見え方がFunだし手書きよりも整理整頓しやすいし(笑)、良いツールですね。
◯また今後もこのような勉強会やワークショップなどの機会があれば参加して、
自分のチャンネルを増やしていけたらと思います。
本当にありがとうございました!
◯ツールそのものはとても面白いものでした。
動作環境や通信環境が個人でバラつきがある事と、
環境が良くない場合に操作が困難である事は勧めづらい点だと思います。
◯miroというオンラインツールを初めて知りました。
リモートワーク時の会議にはかなり役立ちそうです。
弊社ではリモートワークを実施していないので、
導入するかはわかりませんが、使い方など知ることができてよかったです。
Miroを研修にどう組み込むか、イメージがわきました。ありがとうございました!
◯業務中で、中座しないといけないこともありましたが、
Miroに触れることが目的でしたので満足です。
次は使いこなせるように触り続けてみます。
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(ここまで)
改めて、ご参加頂いた皆さま、
あたたかいご感想、ありがとうございます!
途中、トラブルがあったのに、
この暖かさに感動でございます。。。
結果、評価としては、
「満足orまあまあ満足」の方が100%だったので、
イベントとして目的は果たせたのかと思っています。
■しかし、振り返ると、
主催者としては、
かなり冷や汗をかいていました。
、、、というのも、
予想外のトラブルがたくさんあったから。
たとえば、
・ワークショップ途中で、
PCに負荷がかかりすぎて、
フリーズ&シャットダウン
↓
主催者(私)が突然いなくなるという事態に。。。
こんなことは初めてです。
パソコンを触ってみると
ものすごく熱くなっていました。
急遽アイスノンを
タオルにまいて冷やし、再起動してみたり。
■また、1回目12名のときは、
1人で強行したので、今回も
ワンオペ(私のみ)で開催しました。
・司会・進行
・ブレークアウトルーム
・チャット対応
全部一人でやりました。
ちなみにセオリーでは、
こういうオンラインのワークショップでは
(特にMIRO等、初めてのものを使う場合)
1,司会・進行(できれば2名)
2,チャット対応(1名)
3,オペレーター/音楽・部屋分け担当(1名)
という合計3〜4名位いることが
望ましいと言われています。
、、、が、無料だし、
実験と宣言しているし、
「ま、いっか(笑)」
と強行してみましたが、
やはり12名と23名の壁が
あったようす。
結果、
・ログインの仕方がわからず
進めない参加者が続出
↓
個別対応が必要となり
全体の進行が難しくなる
(反省:ログインの注意点を
細かく案内していなかった)
とか、
・『MIRO』を使うとPCが重くなり、
通信やPCスペックの影響で、
参加が出来ない方が出てきてしまった
↓
その方がリアルで参加ができず
見学をするのみになってしまった
(反省:事前にPCの負荷について
強く伝えていなかった)
とか、
・操作について案内したつもりが、
きちんと伝わっていなかった
(反省:どの状態がログインしている状態なのか、
どの場所に自分がいるかわからない、など)
その他、
・マウスを使わないと極めて操作が難しい
・ブレークアウトにわかれたら
音楽が聞こえなくなる
・途中退出したときに
MIROのURLがわからなくなる
、、、他
予想していなことが頻発して、
「あわわ、あわわ」となりながら、
何とか平静を装いつつワークを進めていた、、、
というのが現状でございました。
(参加者の皆さんにはバレていたと思いますが)
■ただ、とはいえ改めて確信したことは
【いくら頭の中でシミュレーションしても、
「やってみなきゃわからん!」】
ということでした。
本当に、当たり前のことですが、
実際やるとなると、躊躇があります。
もちろん、最大限
限られた時間の中で準備はします。
ただ、未知のものは、未知なのです。
知らないから仕方ない。
社内で試しながらMIROをやるのと、
23名、一斉にMIROをやるのでは、
やっぱり、違うものなのです。
23名でのMIROは未知。
■しかし、実際にやってみると
「ああ、ここで躓くのだ」
と起こりうるトラブルもわかるし、
それを2〜3回繰り返せば、
ある程度、起こりうる失敗の7〜8割は
見えてくるのではないかと思います。
■致命的な失敗でなければいい。
「実験です」ということで、
失敗を織り込んだ上で、
開催をさせていただくのも、あり。
参加者がOKであれば、
それもありです。
どんな本番も、練習の場が必要。
そして、冷や汗をかいたり
あわあわしながら、
「これが大事なんだ」
と体で学んでいく。
それを数多く繰り返すことが、
結局、自分の引き出しを増やし、
中長期的に、陳腐化しない自分でいられるのだと思います。
冷や汗バンザイ。
あわあわバンザイ。
そんなことを、今回の
MIROのワークショップ主催と
しくじりを肯定する意味でも、思っている次第です。
追伸:
10月5日(月)15−17時で、
今回の反省を踏まえて、
第三回のMIROワークショップを
実施の予定でございます。
また後日案内いたしますので、
参加してみたい!という方はお楽しみにしていてくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
マイルス・デイヴィスはブーイングを浴びた。
ハンク・ウィリアムズもブーイングを浴びた。
あなたもたまにブーイングを浴びないと、何者でもなくなる。
ボブ・ディラン(米国のミュージシャン/1941)
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