「未来に向けて積み上がるもの」を、仕事と定義する
(本日のお話 1859字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日はオンライン版
『7つの習慣マネージャー』研修の2日目。
その他、2件の打ち合わせと、
夜からはとある病院の先生のチームに
システムコーチングの実施でした。
*
さて、本日のお話です。
最近締切のある仕事に追われております。
仕事があり、忙しい状態というのは、
それはそれで悪くないものです。
(忙しすぎると困りものですが、
適度に忙しいのは充実感ももたらしてくれる…
とも思いますので)
ただ日々、
・(仕事が)飛んできては、打ち返す
・(締切が)迫ってきては、処理をする
・(依頼が)渡されては、対処する
みたいな仕事を繰り返していると
「充実感はあるけれども
なんか不安」
という感覚が常にあるのです。
(、、が皆さまはいかがでしょうか?)
今日は仕事の質、や
私の長らく営業経験から考える、
「未来に繋がる仕事ってなんだ?」
というテーマについて思うところを
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「未来に向けて積み上がるもの」を、仕事と定義する】
それではどうぞ。
■先日、組織で働く知人と
こんな話になりました。
確か、「コロナになって変わったことはなにか?」とか
そんなテーマで話していたように思います。
その中で、
「今抱えている不安とか、ある?」
みたい会話になりました。
(我ながら真面目な会話)
そこで私の口をついて出たのが
「未来に向けて、
仕事が増え続けるかどうか。
先細りにならないかが心配」
という答えでした。
■対して、組織で働く知人。
「仕事は降ってくるものだと思っていたから
仕事が増えるかどうかが心配という感覚は
自分にはないなあ。新鮮ー」
とのこと。
その違いに、
「会社を続けるって、
色々考えることがあるんだなあ」
などとそこはかとなく感じたのでした。
■さて、私は長らく営業をやってきていますが、
先程の話で言う、「企業存続の要」の一つは
「営業」にあると思っています。
いくらよい製品・商品があっても
それを売らないことには組織は
運営していくことができません。
(特に私のような小舟系の会社なら
なおのことそう)
もちろん、組織は全部大事ですが、
何にせよ、営業の仕組みがないと、
ジリ貧になることは、間違いないと思っています。
■営業の構造は、
業界にもよりますが、
基本こんな感じです。
1)お客様との出会い(新規営業)
↓
2)お客様との関係を深める(ご契約)
↓
3)お客様との関係を保つ(リピート)。
そして、この、
「3)お客様との関係を保つ(リピート)」
を最大限、大事にした上で
「1)(また新たな)お客様との出会い」
を積み重ねていくことで、
企業としても売上としても
「逓増」(だんだんと増えていく)
という状態を作ることができます。
■一方、売上が減っていく営業は
「今いるお客様だけに依存している」場合です。
よほど切っても切り離せない
成長中のビッククライアントがいれば
それは別かもしれませんが、それも数年の話。
同時に、今のお客様への依存があると
自分の力量も高まらない。
また、
”死ぬまでリピート”
みたいなものは、
よほど強い商品がない限りなかなかなく、
時代が変わり、ニーズが変わり、
または飽きがくる、などの変化で
続いていた関係が終わりを告げるものです。
■、、、と、したときに、
「未来に向けて増え続ける」ためには
『「1)新規→2)契約→3)リピート」の流れを
作り続けること』
を強烈に意識し続ける。
ここに、企業や営業の成長、
売上の成長の秘密がある、
(と私は思っています)。
■しかし、ここで冒頭の、
「よくある仕事の忙しさ」の話に戻って、
考えてみたいのです。
もし今ある仕事が、
・(仕事が)飛んできては、打ち返す
・(締切が)迫ってきては、処理をする
・(依頼が)渡されては、対処する
ものばかりであると、
「1)新規→2)契約→3)リピート」
の流れは、ゼロとは言いませんが、
どうしても弱くなっていきます。
一方、「仕事をやっている感」は
ものすごく感じたりする。
ゆえに、やっかいなのです。
■目の前の仕事を一生懸命やる。
そして、誰かに貢献する。
これは、当たり前のことです。
でも、同時に大事なのが、
『目の前のことをやるだけではなく、
「未来につながる活動」をする』
ことです。
先述の営業の話で言えば
・種をまき続ける(新規)
・関係を深め続ける(深堀り)
・育て続ける(リピート)
とアクションです。
これを、どれくらい組み込めているのか?
ここが重要になるわけです。
■やってくる仕事も、
ただやってきたからやる、
だけではなくて、
「未来に対して積み上がっていくか」
という視点で考えてみる。
120%成果を出して
満足していただくことはもとより、
”やってくる仕事だけではなく
20%は未来に向けて新しい活動を
なんとか捻出する”
こと。
そうした仕組み、
習慣を作り続けること営みこそが
まさしく「仕事」であり、
【”未来に向けて積み上がるもの”を、仕事と定義する】
ことこそが、
企業や営業の生き残りには当然直結しますし、
それは少し抽象度を上げれば、
私たち一人ひとりのビジネスパーソンとしての
成果や筋力にも繋がるのであろう、
そんなことを思った次第です。
目の前のことをやるだけではなく、
緊急ではないけれど重要なこと(第2領域)が
大事なのです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
準備しておこう。
チャンスはいつか訪れるものだ。
エイブラハム・リンカーン(第16代米国大統領/1809-1865)
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