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2475号 2020年11月30日

読書の効果を、爆上げする4つの工夫

(本日のお話 2365字/読了時間3分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は朝から10キロのランニング。

その後、金融機関で働く友人が開催した
プライベートの「資産運用勉強会」に参加。

米大統領選挙の結果、
コロナの今後の状況などから、

楽観シナリオ、悲観シナリオなど含め、
大局的に経済の動きを見つめる
とても学びになる時間でした。

(Tさん、ありがとうございました!)


その他、本日11/30からスタートの

【大学院受験プロジェクト】
「人材開発・組織開発のプロになるための16冊」を学ぼう!の会
https://forms.gle/fLySpASvk6WzY5DMA

のための本の読書など。





さて、本日のお話です。

上記で

「勉強会のための読書」

と書きましたが、
自分で企画をしたのに、
追い込まれております(苦笑)


ただ、その中で、

「効果的な学習方法」

というのは、やはり
アウトプットこそにあると、
改めて感じております。

今日はそのお話について
学びと気付きを皆さまに
ご共有させていただければと思います。


それでは早速まいりましょう!


タイトルは、


【読書の効果を、爆上げする4つの工夫】


それではどうぞ。




■私が大好きな(?)法則に、


『エビングハウスの忘却曲線』


というものがあります。

これ、何かというと、

ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの発表した
人が時間と共にどれだけ忘れるかを数値化したものです。


メルマガなので
図は表示できないのですが、

人が何かを学んだ時、


・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・9時間後には64%忘れる
・1日後には67%忘れる
・2日後には72%忘れる
・6日後には75%忘れる
・31日後には79%忘れる


ということがわかりました。



■たった20分後なのに、
ほぼ半分(!)忘れている。

1日たったら、
7割(!)忘れている。


、、、つまり、

人はどんどん
忘れていく生き物である、

ということですね。



■読書も同じようなものです。


例えば、ビジネス書など読みます。

でも、読んだからといって
それが見についているかというと
全く別次元のお話。


研修でもこういう会話が
非常によく繰り広げられます。


「7つの習慣、読んだことありますか?」

「はい、あります」

「ちなみに、どんな内容だったのか、
覚えていますか?」


「、、、えーっと、
なんかいいことが7つ、
書いてあった気がします…」


みたいな感じ。

別に、これが悪いわけではなく、
ごくごく普通のことなのです。

でも、せっかく時間をとって
「読書」をするならば、
それをできるだけ自分の血肉にしたい。

時が経っても忘れずに
引き出せるようにしていたいものです。



■では、どうすればよいか?


これは、私なりの工夫なので
正解ではありません。

個人的には割と高い効果がある
と思っている4つの工夫です。

(ここから)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【読書の効果を、爆上げする4つの工夫】(紀藤の場合)


<読むときのポイント>

1、「誰かに教える」を前提に読む

… できれば読んだ内容を「誰かに教える」という場を作ること。
説明することを前提に読むと、理解ができないところを
曖昧にしたまま読み進めることができなくなります。

「自分だったらなんて説明するだろうか?」
この問いを持ちつつ読むことで、理解がグッと深まります。


2、「メモしながら」読む

… エビングハウスの忘却曲線によると
20分で42%忘れていくのです。

ゆえに、読んだ側から自分の言葉でメモをしていく。
そして一章読んだら、そこでの内容をワードでも携帯でも
どんどんメモをしてまとめていく。

学んだキーワードをピン留めすることで
内容を想起しやすくなります。


<読み終わった後のポイント>


3、「学んだことを誰かに話す」

… 家族、友人、同僚、誰でも良いです。
できれば読み終わった直後か1日以内に、

「こんなことを学んだ、感じた、活かそうと思った」
ということを伝えます。そうすると記憶に定着します。

聞いてくれる人が、学習欲が高い人だと
その人にとってもプラスになるので、まさにWIN−WIN。

ポイントは、「喜んで聞いてくれる人をどう探すか」ですね。


4、「ブログ/メルマガにまとめる」


… 最後は、文章で学びを再構成します。

3と4は、どちらか一方でも良いですが、
ダブルでやると最強です。

文字にして残すと、結構書けないことに気付きます。
また言葉の定義なども曖昧で、理解できているところ
そうでないところも明らかになります。

また、忘れてもその内容を観ると
自分も復習になるので、大変お徳。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


という感じ。

でも実際、これをやりながら読んだ本は、
歩留まり高く定着しているし、
人にも語ることができます。

まさに、自分の知識になった、という感じがします。



■このプロセスがすべての人に
効果を発揮するかどうかはわかりませんが、

一つ言えるのは、


読書の効果を高める方法の
あらゆる根幹に流れているのは、


『とにかくアウトプットをする』


ここに尽きるのです。


その代表的な方法は、

1,内省してまとめる
2,他者に教える

どちらかになりますし、
どちらもやると最強、という話です。



■これらの活動は、
実際、ちょっとめんどくさいです。


でも、何かの場を設けて、
そして発信をすると、
結果的に自分のためにもなるし

それが、その内容を学びたい
誰かのためにもなる。


そこに、
自分の小さなプレッシャーや
面倒くささはあるものの、

”総じて、皆ハッピーになる
アウトプット活動”

に読書が昇華される、と私は思うのです。



■ということで、

【大学院受験プロジェクト】
「人材開発・組織開発のプロになるための16冊」を学ぼう!の会
https://forms.gle/fLySpASvk6WzY5DMA

を今日から開催するということで、

こんなことを偉そうにも
書いてみました(笑)


皆さまも日々お忙しい中、

限られた時間の中で、
学びを最大化するための工夫として、

ご興味がある方はぜひ
試してみてくださいね。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

焦ることは何の役にも立たない。
後悔はなおさら役に立たない。
焦りは過ちを増し、後悔は新しい後悔を作る。

ゲーテ(ドイツの詩人・劇作家/1749-1832)

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