「目標を紙に書くと叶う」という話を、”社会構成主義”の観点から考える
(本日のお話 2032字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は某IT企業の方を対象にした
『7つの習慣』の研修の実施。
また2件のアポイント。
夜はキックボクシングジムの参加と
10キロのランニングでした。
*
さて早速ですが、本日のお話です。
先日より大学院受験に向けて
本を読み進めておりますが、
その中で新たな概念などにも出会い、
大変学びになっております。
今日はそのお話と絡めつつ、
”言葉にすることの大切さ”
について、皆さまに
ご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「目標を紙に書くと叶う」という話を、社会構成主義の観点から考える】
それではどうぞ。
■目標を紙に書きましょう。
ビジョンを描きましょう。
、、、
色々なセミナーやら、
自己啓発的な考えから
伝えられているこの考え方。
「目標を紙に書きましょう!!」
など熱く語られると
ちょっと怪しさを感じる人も
いるかもしれませんが、
個人的には、ほんとうにお勧め。
■私(紀藤)ごとですが、
毎年の恒例として
「次の1年、どうなっていたら
理想的だろうか?」
というのを、必ず紙に書くようにしていますが、
書いたものは何故か現実になる可能性が高いのです。
不思議なんですけどね、、、
■書き始めるときは、
ちょっと面倒くさいです。
しかし
「毎年のビジョンを書く」
(こうなったらいいなという像を、
思い描いて言葉にすること)
ことをすると
書き始めは妄想で
「こうなれたらいいな」くらいだった内容で
ワード文書に書いた5ページくらいのうち、
「平均6割くらい」
は1年たつと、
実現されていたりするのが
これまでの私の実感。
■あまりに荒唐無稽なものは
さすがに難しいかもしれませんが、
ちょっと背伸びをして
「いけるかな、いけないかな?
でもこうなったらいいなあ、、、」
くらいのレベル感のものは
割と実現される。
”言葉にすることで
書いた現実が力を持ち、
引き寄せられていく”
みたいな力が働くようで
1年間粛々と活動していると
その願いも現実の形になるものだなあ、
と思っております。
■ちなみに、私(紀藤)が
2019年12月4日に立てた目標の一部は
以下のようなものでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<2020年 紀藤の目標>
◯{経済}売上目標 ◯千万円
・具体的な数字はちょっと伏せさせて頂きますが、
コロナ化の修正目標の中で無事達成することができました。
◯{仕事}アシスタントを2名採用する
・とても素晴らしい方2名が仲間に加わっていただき
カレッジの幅を広げることができるようになりました。
ありがたや、ありがたや。
◯{キャリア}コーチングのレベルアップ
・国際コーチング連盟認定の資格を取ることができ
かつ次のレベルまでも後少し。
システムコーチングも学び実績を作りました。
カナダへもいったし。
◯{健康}胸筋が大きくなる
・どうでもいいですが、書いておいたら
図らずもコロナで在宅が増えて腕立てをする機会が増えました。
胸筋が大分ふえました。(お腹の肉も増えましたが、、、汗)
他
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
というような一例。
大したものではありませんが、
上記のもの以外も好き勝手書いてみて、
実際に実現された割合は「60%」くらい。
でも、書くのはタダだし、
それで実現されるのであれば
安いものです。
やって損はない、と思うわけです。
■、、、と
「目標を紙に書く」
ことについて思いを
語らせていただきましたが、
それをちょっと理屈っぽく、
考えてみたいなと思ったのです。
先日読んだ本の中から、
こんな言葉を知りました。
それは、
『社会構成主義』
という言葉です。
■なんだか漢字続きで
億劫に感じるかもしれませんが
実に面白い考えなのです。
平たく言えば、
『言葉が現実を作る(word create world)』
という話です。
もう少し補足すると、
”人々にとっての現実は
その場で語られる言葉によって構成される”
という考え方です。
■例えば、ある職場で
「うちは風通しの悪い職場です」
と言ったとします。
「風通しの悪い職場」と
言葉で語られることで、
”風通しが悪い”という感覚が
人々の認識の中に、存在する現実として
知覚され、立ち現れてきます。
本当は”風通しが良い面”も
あるかもしれない。
でも、「風通しが悪い」と語られることで
そこにスポットがあたり、言葉に引力が発生し、
それによって、ますます現実になる、という話。
それが
『社会構成主義』
という考え方。
(だそうです)
■この話を、先述の
「目標の話」
に半ば無理やりこじつけると、
”自分はこうなる”
”こうなってゆく”
という1年後の目標を、
言葉にして書くことで
ふわっとした想いが実態を持ち、
触れられる感覚が発生します。
目標を言葉にすると、
書いた本人が「知覚」するのです。
そして1年間の間、知覚することで
書いたものに引っ張られていく。
「言葉により世界が作られる」
こんなメカニズムが発生するのでは、
と思ったのです。
■ということで
「目標を紙に書こう」という
よく言われる話(いわれるのかな?)を
「社会構成主義」という
最近学んだ言葉に(強引に)当てはめて
考えてみました。
(素人の思いつきですので、
専門家の皆さま御容赦ください)
1年は短いようで長く、
意外と拡げてみると
あれやこれやできるもの。
2020年も年末。
何となく今日のお話が引っ掛かった方は、
以下項目に当てはめて目標を書いてみると
上手に整理できるかと思います。
※ちなみに、人生を構成する8カテゴリーとして
「人生の輪」などと言われる8項目です。
目標設定の際に以下項目を参照いただくと
もれなく考えられるかと。
ーーー<人生の輪>ーーー
・仕事・キャリア
・お金/経済
・健康
・家族・パートナー
・人間関係
・学び・自己啓発
・遊び・余暇
・物理的環境
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書いてみるのは、タダでございます。
よろしければ、ぜひ!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
悲観主義者はあらゆる機会の中に問題を見出す。
楽観主義者はあらゆる問題の中に機会を見出す。
ウィンストン・チャーチル(イギリスの政治家・作家/1874-1965)
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