今週の一冊『新しい経営学』
(本日のお話 1956字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日土曜日は、大学院受験プロジェクトのための
課題本を読んでおりました。
また病院にいる妻とメールにて
赤ちゃんの様子などやりとり。
*
ちなみに、出産話の後日談ですが、
実は妻の出産後の出血がほぼ1リットルあり、
出血過多で実は少し危なかった…
(ショック症状が起こったかも)
という話を聞きました(汗)
オンライン出産立ち会いで、
出産後30分程何やら騒然としていたこと、
出産後にいったときに
床に血の後が結構あったこと含め、
改めて出産とは命がけなのだ…
と感じました。
(もうすっかり大丈夫です)
助産師さん、医師の方の迅速な対応など
チームワークがすごいものがあった、
、、、と妻が言っておりました。
医療従事者の方のプロフェッショナリズムと
頼もしさに頭が下がる次第です。
改めて無事でよかったなあ。
頑張った。
*
さて、前置きが長くなってしまいましたが、
本日のお話です。
毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
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『新しい経営学』(著:三谷 宏治)
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です。
■いやはや、
素晴らしい本に出会ってしまいました。
読み終わった今、
「”経営学の体系的な視点”を得られた」
まさに感じております。
なんというか、
本を読んだ、というより、
”受講した”
感じがしています。
MBAの全体像を有名企業のケースと、
演習を通じて教えてもらった感じです。
■さて冒頭から推しまくっているこの本。
少し前に結構売れて、
ビジネス書アワード2冠を獲得した
『経営戦略全史』
の著者が書いた著書です。
私が手にとった理由は、
これから受験する大学院(経営学)で
”経営学の教授が進める一冊”
として、紹介されていたから。
大学のセンセイが勧めるのだから
なんとなく良さげな気もします。
そして実際、すごく、
すごーくよかったです。
■さて、では何がよかったのか?
素晴らしいと思った点とは、
『ビジネス書として
「1,構造(コンテンツ内容)」と
「2、意匠(見せ方)」
が洗練されている』
と感じたところでございます。
■まず、「構造(コンテンツ内容)」についてですが
今回のテーマの「経営学」(MBAで学ぶ内容)は、
主に以下の6つの柱で成り立ちます。
<経営学の6つの柱>
1,経営戦略
2,マーケティング
3,アカウンティング
4,ファイナンス
5,人・組織
6, オペレーション
、、、ただ、これら
なんとも分かりづらい。
これらの6つの柱が
実際のビジネスにおいてどのように繋がって、
私達の周りに存在しているのか、
煩雑でイメージがしにくいのです。
■確かに6つ柱の組み合わせで
ビジネスはできている。
ですが、この1本1本の柱を理解し、
結びつけているのが大変なのです。
マーケティングなら、
マーケティングの本。理論。ケース。
アカウンティングなら、
アカウンティングの本、理論。ケース。
経営戦略は、
経営戦略の本、理論。ケース。
、、、全部読んでつなげるのは、
結構しんどいです。
■そんな中、今回の
『新しい経営学』
の本はこの経営学の分野を
実務家としても研究者としても知り尽くした著者が、
1,「経営学のコアな部分」を、
2,「身近でわかりやすい事例」を用いて
3,「19歳の初学者」でもわかるようまとめている
のです。
多分、これまでの
著者が行ってきた多くの講義で
反応が良かった表現、理解を促した事例などを、
厳選して載せていることが想像されます。
■そして、次の素晴らしい点が、
「意匠(見せ方)」です。
まず、素晴らしく見やすい。
(見た目として)
思うのですが、
「活字がびっしり、
そんなビジネス書が大好き!」
という人は、少数派だと思うのです。
やっぱり多くの人は
文字を読むと疲れるもの。
(こんなメルマガを書いておいて
言うのもなんですが…汗)
そんな中で、
1,189点に及ぶ図表がある
(これがめちゃくちゃわかりやすい)
2、アンダーラインや色分けで
直感的に大事なところが読める
ことで、実際は18万字もあるのに
一気に読み進められて
あっという間に
時間が経ってしまいます。
■極めつけには、
合計20ケースほどの
「演習問題」があります。
またまた、これが良く出来ているのです。
真面目に取り組んでみましたが、
読んで、その演習をするだけで、
ぐっと学びが深まります。
わからないところがわかるのです。
■全体を通して、
内容もそうだし、
ページの色使い、構成も含めて、
沢山の人が知恵を結集して作ったのが
非常に伝わってきます。
振り返ってみるだけで
記憶が想起されやすそうで、
復習のしやすさも素晴らしい。
、、、ということで、
つい熱く語ってしまいましたが、
「経営学」について全体像を学んでみたい
という方には、大変お勧めの一冊です。
おそらくこれらを読んでイメージを付けて、
それぞれの専門書を読んだり、
学びを深めるだけで
学びの効率がぐっと上がると思います。
ということで、ご興味がある方は、ぜひ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<今週の一冊>
『新しい経営学』(著:三谷 宏治)
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