越境学習 ~外の世界との交わりが成長に繋がる~
(本日のお話 1459文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は組織開発のための
10人へのインタビューの実施。
夜からはキックボクシングジムへ。
運動はやはり気持ちがよいですね。
*
さて、本日のお話です。
今週、共通のプロジェクトベースで
普段お話をする機会がない方と
共に研修プログラムを作る機会が2回ありました。
その中で、
外の世界と触れることの大切さと、
多様な人が意見を交わすことの効果について
学びと気づきがございました。
今日はそのお話について、
皆さまにご共有させて頂ければと思います。
タイトルは、
【越境学習 ~外の世界との交わりが成長に繋がる~】
それでは、どうぞ。
■今週あったミーティングの話。
元々のご縁から2つの案件について
プロジェクトとして共に関わらせて頂く機会が
増えております。
1つ目は、東京芸術大学発の
アートを融合させたとシニア向けの
とあるプログラム。
もう一つは、
組織のミドル階層に向けた
とあるプログラム。
それぞれ
自分と違うバックグラウンドの方、
アーティスト、
地域課題に取り組む方、
脳科学を研究している方、
また違うジャンルでの研修会社
人事のプロフェッショナルなど
多様な方と意見を交わらせ、
それぞれのプログラムについて
「どんなアイデアが
考えられるだろうか?」
と意見を交わしあったのでした。
■そこで思ったのは、
『人が交わることの
短時間での視野の拡がり』
でした。
特に、アーティストの方と
「これからの人生を考える
ワークショップ」
などを考えると、
それこそ、自分では
決して想像ができないような
視覚や聴覚、体感覚などを使う
創造的なアイデアが
出てきたりするわけです。
そして、それは
逆もまた然り。
私の話は話として、
また別の方には新しい視点として
受け入れられたように感じました。
■ここで思ったことは、
”「違う世界」と交わること”
の重要性です。
居心地が良いから
いつもの空間、いつもの人で
つい留まりがちです。
ただ、そうすると
世界はその場所だけに閉じてしまい、
本当は、
・もっと面白い考え方
・もっと刺激的なアイデア
・もっと自由で楽しそうな生き方
などが周辺に転がっているのに
それに気づかずにいる、
となっているかもしれない。
■ちなみにこのように
”自分のいる環境、
つまり会社の枠を飛び越えて、
外の世界と交わって学ぶこと”
を『越境学習』といいます。
その名の通り
”境界を越えた学び”
です。
■「越境学習」には、
社外勉強会
社外交流会
社外情報交換会
などがあり、
それらに参加する人たちには、
様々な動機があることが知られています。
また研究結果によると、
上記の3つのような
「社外の勉強会」への参加動機としては、
1位 自分の知識や技術の専門性を高めたいから
2位 新しいアイデアや着想を生み出したいから
3位 多様な人と出会いたいから
4位 知的好奇心を満たしたいから
5位 固定化した考え方から抜け出したいから
と続きます。
(参考:『経営学習論』著:中原淳 より)
■そしてこれらの
「社外の勉強会」へ参加する人たちは
”個人業績が非参加者に比べて高い”
というデータもあります。
外の世界と触れることで
まさしく私が今回感じたように
・新しいアイデアや着想を生み出す
良いきっかけになる
こともあるし、あるいは、
・自分自身の知識や技術のレベルを
客観的に知る機会になる
と感じています。
■社内で成長の機会もあれば、
社外での成長の機会もある。
特に今、リモート化により
色々な考えを持った方と
アクセスする機会は格段に増えました。
地域の格差も越えて
勉強会に参加できるようになったのは、
素晴らしいことである、
と感じます。
改めて、外に出ることの大切さ、
自分の知らないことに
触れ続ける重要さを
感じた次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
たまには踏みならされた道からはずれて、
森のなかに踏み込んでみるといいでしょう。
そうすれば、今まで見たこともないものが発見できるに
違いありません。
グラハム・ベル(スコットランドの発明家/1847-1922)
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