メルマガ2600号を送り続けて、”最も鍛えられた能力”を考えた
(本日のお話 2253文字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日、金曜日は10件の組織開発インタビュー。
個人的な話ですが本日にて、
メルマガ「2600号」となりました!
2013年3月からスタートし、
途中からは土日も配信し始めて早7年。
1日も休むことなく続けてこられたのも
ひとえに応援いただける皆さまのお陰です。
お読みいただいている方、
そしてメッセージをいただける方、
本当にありがとうございます!
*
さて「キリ番」を記念して
”発信をし続けることで得られること”
について、改めて考えてみました。
今日はその気付きと学びについて、
皆さまにご共有させて頂ければと思います。
(私の内面の吐露が中心となりますが、、、
ご興味がある方は、以下
お付き合いいただけますと幸いです)
それでは早速参りましょう!
タイトルは、
【 メルマガ2600号を送り続けて、”最も鍛えられた能力”を考えた 】
それでは、どうぞ。
■正直に告白しますと、
メルマガを休まず
書き続けることは
「ぶっちゃけ大変」
でございます。
自分で決めて配信していますが、
賛否両論ありますし(汗)、
ネタが枯渇していきますし、
日々油断した毎日を過ごすと、
その弛緩がそのまま文章に出ちゃいますし。
■書くこと自体は、
1000号越えたくらいから
完全に習慣化はしました。
しかし、2600号越える今でも
日々発信をするたびに葛藤が起こります。
「全然良いことが書けないぞ。。。」
「このメルマガで
読者の皆さんに有益な情報や感情を、
お渡しできているのだろうか」
と、ここ1ヶ月は
特にもがいておりました。
■とはいえ、
メルマガのコンセプトは
「学びと挑戦を通じて
皆さまの1日を5%元気にする」
と掲げております。
ゆえに配信する際も、
・元気になる内容をお届けしよう
・皆さまの学びになる内容を届けよう
と思い、書き始めるわけです。
■ただ、更こ本音を吐露してしまうと、
(キリ番なので!)
メルマガを配信すればするほど、
自分が経験を重ねるほど、
「自分の言っていることって、
マジで、浅いよな(トホホ)」
と自ら書いて、
自ら打ちひしがれる頻度は、
回を重ねるごとに
増えていっている感じがします。
書けば書くほど、積み重なる苦渋。
、、、
と、こんなことを書くと、
「うーん、じゃあ
なんで書いてんの?」
となりそう。
しかし、それでも書き続けるのは
”得られるものが
それ以上にあるから”
以外にありません。
■得られるものとは、一体何か?
一言で言えば、
『成長の証』
です。
もう少し具体的に言うと、
【世界の複雑さを理解し、言葉にする力】
を手に入れること。
これこそが「成長の証」であると
感じているのです。
■例えば、初期の5年くらい前の
メルマガだったら
「目標は大事です!」
とシンプルに
言い切れていました。
確かに、ある側面ではそうなのです。
目標を持つことは、実に重要。
ただ、実際に色んな人と出会い、
語っていくと
目標を明確に掲げていないけれど
自分の価値基準に沿って、
その瞬間瞬間、臨機応変かつ
一生懸命生ききる方が、
成果を上げやすい人
がいることを知ります。
そうすると、
「目標をとにかく書き出すんだ!」
だけでは通用しないパターンも
見えてくるわけです。
その人の価値観、強み、興味、仕組み。
他の要因もちらついてくるのです。
■知らないうちは、
純粋に、単純化して言い切れます。
方程式のXやYなどの
変数が少なく、計算もしやすいときは
解を出すことも難しくはない。
それは、シンプルだからです。
しかし、視座が上がって、
様々な視点からの情報が入ると、
実に多くのことが
複雑に絡まり合うことを知り、
「その答えは◯◯です!」
と言い切ることができなくなる。
それは役職が、
若手→中堅→係長→課長→部長→役員
と上がるにつれて、
タテヨコナナメの様々な立場や
意見の違いが見えてくるがゆえ、
意思決定が難しくなる様子に
似ています。
■複雑なことを理解した上で、
その上で単純化して伝えることと、
一側面しか見ておらず
ただ単純化して伝えることの間には
万里の隔たりがあります。
複雑な状況や気持ちを、
言葉として説明するためには
・省察する力
・概念化する力
・言葉に表す表現の力
が必要です。
自分の考えも、
言葉に表して
小さな起承転結の物語にするのは
意外と大変な作業です。
■しかし、この
”思考を言葉にして、
誰かの役に立つように発信する”
ことを繰り返し続けると、
上記の3つの力が鍛えられていきます。
そうすると習慣が変わる。
・自分が日々経験したことを、
即座にタグ付けするようになる。
・学びと経験を実践可能な教訓に
変換する力が身につく。
・誰かから聞いた話・読んだ話について
自分の言葉で言い換え、モノにしやすくなる
そしてそれらの一粒一粒を積み重ねていくと、
【世界の複雑さを理解し、言葉にする力】
が手に入ります。
そうすると、
人間関係、仕事の仕方、
自分の幸せの定義を含め、
世の中のルールがもっと細かく
もっと深く見えるようになる。
これこそが、
”(苦渋の)メルマガ配信2600号を経て、得られたもの”
であると感じます。
■誰かと比べたり、
まとまりがない言葉で書き連ねて
自ら恥ずかしくなることもあります。
ただ発信を辞めず
自分の思考と向き合い
言葉にすることを諦めないことは、
【世界の複雑さを理解し、言葉にする力】
を鍛えるプロセスです。
■それはメルマガでも
ブログでも、日記でも、
Twitterでも、You Tubeでもよい。
たゆまぬ内省のプロセスを
歩み続ける習慣
が自分自身を押し上げ、
世界の幅を理解するための
貴重なアクションなのだ、
そんなことを思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
何が本当に自分の利益であるかを知ることは
容易ではない。
ウィンストン・チャーチル(イギリスの政治家/1874-1965)
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