「朝の開脚ストレッチ習慣」から考える、習慣化の3つの壁
(本日のお話 2758文字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
新入社員研修のシーズンです。
そして今週は新入社員研修ウィークです。
最近の若い方で出会う人は
実に優秀な方が多いですね。
もちろん人によりますが、
総じて色々な情報を知っており、
視野も広く、誰かの役に立ちたい、
という人も多い(個人的な)印象。
もちろん経験がなくて
今は出来ることが少なくとも
10年もあれば、知識も経験も身につけ
全く違った存在になっていくものです。
そういった意味で、
「自分が20代前半のとき、
こんな事考えていたかなあ…」
と思う方とたくさんお会いするので
本当に刺激になります。
後生畏るべし、といいますが、
まさにそんな気持ち。
私もフレッシュな気持ちで、
1日1日を積み重ねたいな、
と思った4月の始まりでした。
*
さて、本日のお話です。
リモートワークが常態になってから、
朝の時間にゆとりができるようになりました。
オンライン研修だと
移動時間も少なくなりますしね。
(皆様の中にも、同じように感じる方
多いかもしれません)
その中で朝の習慣を、
いくつか変えてみたのですが、
その中で、
”習慣化”について
改めて考えていました。
今日は「習慣化」をテーマに
気づきと学びを皆さまにご共有させて
頂ければと思います。
タイトルは、
【「朝の開脚ストレッチ習慣」から考える、習慣化の3つの壁】
それでは、どうぞ。
■極めて個人的な話ですが、
約5年前に手帳に書いてあった私の目標に
「開脚が180°開くようになる」
というものがありました。
なぜゆえに開脚に拘るのか、
自分でもよく理解しておりませんが(笑)
なんとなく開脚ってカッコイイ。
肉体を磨いている象徴で
キックボクシングをやっていても
ハイキックを出来る人はカッコイイ。
怪我の防止にもなるので
健康・長寿の証とも言えてカッコイイ。
、、、と、
”開脚”について
一人憧れを持ちつつ、
ガチガチに硬い股関節と筋肉を携えて、
これまで40年近く生きてきました。
■ゆえに、リモートワークが中心になって
「ちょっとやってみるかな」
と、”開脚ストレッチ”に
ここ2ヶ月ほどトライをしております。
そうして開脚本を買ったりして
最終的に行き着いたのが、
「YouTubeの”開脚ストレッチ動画”」
でした。
『2週間で開脚ベターッ!ができる動画』
という釣りのようなタイトルにひかれ、
「そんなわけあるかい!」と
思いつつも始めてみました。
■朝起きて、顔を洗って
歯を磨いて、ストレッチマットをひく。
そして10分間、動画に合わせて
開脚ストレッチをやります。
そして淡々とやっていると
2週間でベターッ!
、、、なんてことは
やっぱりありませんでしたが
これまで伸ばしていなかった筋肉なので、
どんどん柔らかくなる感じを覚えます。
そして続けていると、
知識として
「今、大臀筋が伸びているな」
「内転筋が硬いのか」
「内側ハムストリングに効いている」
と以前よりも明確に
意識ができるようになりました。
そうして、以前よりも
だいぶ柔らかくなった体を
感じている今日この頃、というお話。
■さて、私の開脚ストレッチ話を、
お伝えさせていただきましたが、
このプロセスの中で、
「習慣化」について色々と考えました。
*
まず、開脚ストレッチを
始めて間もない頃は、
時間をとってやるために
「よいしょ」と意志力が必要だった。
これが習慣化の1つ目の壁でした。
しかし今は、
ただ淡々とやっているという状態に
変わりつつあります。
同時に淡々とやっているけれど
効果の伸びを感じづらくなって
ちょっと飽きてきている、、、
というのが今で、別の壁を感じつつあります。
つまり
「習慣化に向けてのプロセスを
まさに歩んでいる」
と感じております。
■さて、
「習慣化にはいくつかの壁がある」
と言われています。
私が本で読んだり
あるいは体験上思う「習慣化の壁」をまとめてみたときに、
主に3つの壁があると感じます。
■まず1つ目の壁。
それは、
『3日の壁』
です。
やってみたいな、と思っても
その習慣化のために
ワンアクションをするのが
実は一番、難しい。
それはストレッチでも、
ウォーキングでも、
読書でも、なんでもそう。
その漕ぎ出しを
もし3日間連続で続けられたら、
まずは第一関門突破です。
■そして続く2つ目の壁は、
『3週間の壁』
です。
始めてから約1ヶ月弱。
3週間あれば、色々ありますが
ここを完璧ではなくとも、
辞めずに繰り返すことができれば
効果を感じることができます。
軌道に乗ってくる感じがあります。
そうすると、日常に
新しい行動が少しずつ溶け込んで来ます。
しかし、まだ定着まではいかない。
仮留めのようなイメージです。
■そして、最後の壁は
『3ヶ月の壁』
です。
1ヶ月続けると、
その後、成長が鈍化してきたり、
何のためにやってるのだろう?
とふと冷静になる時がきたりします。
まあ、1日くらいいっか、、、
と思ってしまったりもこの辺り。
急激に伸びる感覚が、
弱まってくるし、
半分習慣になっていて、
常態化し始めている。
意識しなくてもできる型が出来上がっており、
同時に、
・続けていることがもたらしている効果にも
慣れが生じて、無自覚になっていく。
・1日くらいいっか、という緩みがでる
となり、
「まあ、やんなくてもいっか」と、
せっかく築いた習慣を辞めてしまう。
、、、そんな壁です。
(実はココが一番むずかしい、とも感じます。
自分の深い価値観と紐付けができていないと、
続けられないのです)
■名言で、
『人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは、行為でなく、習慣なのだ』
(アリストテレス Aristotelēs
古代ギリシャの哲学者 紀元前384~322)
とあります。
まさしくそうで、
良きにせよ悪きにせよ、
1日を振り返ってみると、
思考・感情・行動の習慣で
私たちの時間は埋め尽くされていると気づきます。
意識してもしなくても、
無意識の習慣は
自分に何かしらの影響を与えています。
自分にとって望ましい、
プラスの習慣で埋め尽くされていれば
何も努力をしていないようでも(習慣なので)
自分の人生を逓増させ続けてくれます。
自分にとって望ましくない
マイナスの習慣で埋め尽くされていれば、
自分の人生を逓減させていく、
となっていく。
これは当然の話です。
、、、ただ、
『自分の中で稼働している習慣に対して
どれくらい意図を持って作り上げているか?』
このことを考える機会は、
なかなかに少ないと思うのです。
■新しい習慣を身につけるには
”自分がどうなりたいか考えること”
も大事ですし、
”時間の使い方も考える”
ことも必要になります。
1つの習慣を変えるだけでも、
数珠繋ぎになっている、
1日の時間の使い方を
大きく組み直すことにもなります。
それは大変なこと。
でも、
「自分にとって望ましい習慣に
差し替えていくプロセス」
は自分の人生全般にとって
プラスの影響を発揮してくれるものです。
■、、、と
開脚ストレッチの話から、
だいぶ話が飛んでしまいましたが、
「自分にとって望ましい習慣を構築し、
差し替え、維持し続けることで
人生は逓増していく」
と、改めて思った次第。
開脚ストレッチもスタートして2ヶ月経ちましたが、
これからも粛々と続けようと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
人間にとって、苦悩に負けることは恥辱ではない。
むしろ快楽に負けることこそ恥辱である。
ブレーズ・パスカル(フランスの哲学者/1623-1662)
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