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2610号 2021年4月13日

コーチングは自分の「思考のもやもやループ」から抜け出させてくれる

(本日のお話 1889文字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です。

昨日は3件のアポイント。
またコーチング(受ける方)でした。

私、月に1回コーチングを受けるようにしていますが
そのたびに気づきがあります。

ということで、

今日はそんなコーチングの気づきについて、
皆さまにご共有させて頂ければと思います。

タイトルは

【コーチングは自分の「思考のもやもやループ」から抜け出させてくれる】

それでは、どうぞ。

■環境の変化があるとき。

日々忙しくゆっくり考えることが
できないとき。

あるいは、
逆に時間がありすぎて、
色々考えすぎてしまうとき。

、、、

自分の中で

「ああではなかろうか、
こうではなかろうか」

と、考え続けたり、

同一の考えに囚われて
新しい発想が浮かばないことがあります。

■私も最近のプロジェクトで

「ホームページの
バージョンアップをする」とか

「Youtubeをやる」

と進めて、打ち合わせを進めているものの、
結局打ち合わせの中で、

「じゃあ、誰に対して、
何を伝えたいのだろうか?」

と考えると、思考のループに入り
行き止まりになり、なかなか前に進まない、

ということがありました。

自分は、

企業の人事を対象にメッセージを届けたい、のか

でも、経営者向けのメッセージの方が、
ビジネス向きにはよいのではないか、とも思う

しかし、研修参加者にとって役に立つ
メッセージこそ、届けたいことの気がする

、、、というように。

合理的に考えてこうすべき、とは
必ずしも言えなくて、

そこに自分の想いがのった選択肢でないと、
長続きしないからです。

■表面的な現実レベルの話、

「誰に・何を・どんなふうに」
を決めるためには、

もっと根底の、

「自分は何をしたいのか」
「なぜそれをしたいのか」

という”WHY”がクリアになっていないと、
進めていても結局、後からブレることになるもの。

しかし、
そんなことはわかっていて、

”why”を自分でひたすら考えても

「どっちの感情もあるんだよなあ」

と何とも掴みきれず、
結局同じ思考を繰り返す。

例えるなら、

胸の中にある思考や感情の「大鍋」に、

様々な感情や思考の声が
スープになって混ざりあって
入っているようなイメージ。

その中で、他者からの評価や
合理的な考えに染まる前の、

”純粋なる思い”

のようなものは、
どこかにあるように感じ、

そこに手を伸ばそうとするものの
見えそうで見えない。

わかるようで
わからなくなってしまう。

そんなことがしばしばあるなあ、

と感じるのでした。

■そうした時に思うことが

「コーチングの力」

です。

対話を通じて、

頭の中のことを、
自分で言語化してみる。

そしてコーチに伝えてみる。

そうすると、コーチの方は
ただ受け入れてくれつつ、
時折フィードバックをくれます。

例えば、

「やりたい、と言っていましたが
声のトーンが下がってましたよね」

とか、

「しなければ、という理屈で
やりたいことを抑えているように感じました」

そして、

「聞いてみてどうですか?」

と、シンプルに
投げかけてくれる。

あるいは
”別の切り口”を投げかけたりして
くれたりもします。

「紀藤さんが、本当に
やりたいことってなんでしょう?」

あるいは、

「頭ではなく、身体感覚で
熱量を感じることはなんでしょうか?」

というように。

■そうすると、

”自分のいつもの思考のループ”

に”風穴が開く”のです。

パンパンに膨らんだ
様々な思考が詰まった風船に、

一つの”視点の変化”という
風穴が空くことで、

ああ、そう言われてみると、

「自分はただただ
学んだことを誰かに伝えたい
そして願わくば喜んでもらいたいのだ」

とか、

「自分自身もひたすら
学び成長していきたいのだ」

という、

すぐ足元にあったのに、
日々の喧騒や、環境の変化にのまれて

あるいは合理的にこうしたほうがいい、
という気持ちが混ざって、

思い出せなかったことを
ふと思い出させてくれる、

そんな感覚を得るのでした。

そして、思考と気持ちが整理されて、
また歩みだす進む力が整う感覚がする

そんな体験が私にとっての
コーチングでした。

■人は自分だけで考えると、

同じ思考パターンを繰り返し、

そこから抜けられなくなってしまうことが、

しばしばあるものです。

でも、そこで誰かが

壁打ちの”壁”のように、
あるいは”鏡”のように、

今の自分を客観的に
”反映”してくれたり、

あるいは、時に違う視点からの
”投げかけ”純粋をしてくれるだけで

”いつもの思考パターン”から抜け出すことが
できるようになったりします。

人は自分の思考で自分を追い詰めたり

傷つけたりしてしまうことすら、
あるものです。

だから、

自分の思考パターンを
意図して少し変える機会を持つこと。

この効果は実に大きなものだろう、と思いますし、

ゆえにコーチングって
やっぱり大事だなあ、、、

そんな事を感じた次第です。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

人間は一生に一度きりではなく、
一日ごとに気持ちを改めていかなければならないのです。

フローレンス・ナイチンゲール(1820-1935)

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