ボクシング夜23時の追い込み練習から思う/叱咤激励が自己限定を越えさせてくれる
(本日のお話 2653字/読了時間3分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件の打ち合わせ。
並びに夕方からは
大学院のプロジェクトミーティング。
そして仕事終わりの夜21:30から
ボクシングのジムへ。
*
また昨日、告知をさせていただきました
「ストレングス・ファインダー・ワークショップ」ですが、
即日にて、満席となりました。
(お申し込みいただきました皆さま、
ありがとうございます!)
また次回は夏~秋ごろ、開催予定でございます。
*
さて、本日のお話です。
リモートワークが常態となってから
運動不足が気になっている方も
少なくないのではないかと。
動かないとびっくりするくらい
体力が落ちてしまいますね。。。
そしてそれは日々の生産性にも、
またご飯の美味しさにも睡眠の深さにも
影響してくる、と感じます。
ゆえに私もそんなことを意識し、
少し前から
1週間に2回、
ランニング(10キロ)または
キックボクシングジムに通うことを
ルーチンにしています。
そして、昨晩
”ボクシングクラス”の練習にいったのですが、
その練習にて、
「叱咤激励されることの力強さ」
を身にしみて感じたのでした。
今日はそのお話について学びと気づきを、
皆様にご共有させて頂ければと思います。
タイトルは、
【ボクシング夜23時の追い込み練習から思う/叱咤激励が自己限定を越えさせてくれる】
それでは、どうぞ。
■火曜日の夜21:30。
割と遅い時間から、
私が通っているキックボクシングジムでは
”ボクシングクラス”
が開催されています。
日本ランキングの
上位のプロボクサーのコーチが
本格的に教えてくれるというこのクラス。
私も予定が合う時にたまに参加しています。
(私実は、大学時代は
ボクシング部でありました)
■昨日の参加メンバーは、約8名。
基本メニューは、
・準備運動
・シャドーボクシング
・対人練習1 ディフェンス
・対人練習2 オフェンス
・対人練習3 マスボクシング(当てないスパーリング)
・サンドバック打ち
・補強
など。
これを約1時間ちょっとやる流れです。
■ただ、このボクシングクラスの特徴は
”デフォルトが体育会系”
であるのが特徴。
サンドバックを打つときも、
コーチがいつも、大声でこう叫びます。
コーチの雰囲気は、松岡修造と、
俳優の吉田鋼太郎を足して2で割った感じ。
「40秒!!
サンドバック打ち続けましょう。
40秒体力を温存してやるのも自分。
最初から飛ばして出し切るのも自分。
じゃあ、いきましょう!」
(全力でやれ、というメッセージですね)
そして、
サンドバックを打ち終わった後、
ヘロヘロになっている皆に、
こう問いかけます。
皆はハアハアと息をしています。
ちなみにコーチも練習に参加しており
息があがっています。
「さっきの40秒…自分に勝てた人?
(手を挙げる人がパラパラとでる)
そう!そこが大事なんですよ」
と。
実に、体育会系です。
■そして練習が
ほぼ終わりかけた頃、
コーチが笑顔でこう言います。
「よーし、だいぶ体も温まりましたね!
じゃあ、補強やりましょうか。」
そして、
・腕立て25回 ×2回
・腹筋(プランク)1分間
・腕立て付きのバービー37回
をやります。
そして
皆がヘロヘロになった後、
重ねるようにこう言います。
「じゃあ、最後!
いつものように
懸垂やりましょうか!」
そして、懸垂20回。
「回数じゃないからね!
自分が全力を出したかどうか!」
コーチ自身が上記のメニューを
顔を歪めながらもやり切って、
参加メンバーもそれに
ついていこうとする、
”追い込みつつ、出し切る雰囲気”
が出ていました。
ちなみに時間は
23時を回っています(苦笑)。
そんな練習をしながら、
「1人では絶対に
ここまでやらなかったし、
できなかったな」
と思う自分がいるのでした。
■上記の練習が合う、合わないは、
人によってまちまちでしょう。
追い込むのが好きな人は好きだし、
そうではない人はまっぴらごめん、
という内容かと。
内容はおいておいて、
私がボクシングクラスに参加をして、
改めて思ったのが、
【人は誰かの”叱咤激励”により、
自分の限界を越えられる】
ということでした。
「叱咤激励」とは
”叱咤(=大声で叱る)”という
単語が入っていますが、
この四字熟語の大きな意味は
『大きな声で激しくも、相手を強く応援する』
という意味だそう。
この
”激しく、強く応援する”
この力を感じるのです。
■思うに、私達はどこかで
「自己限定」をしている節が
あるようにも思うのです。
本当は、自分が出し尽くしたら
手が届く範囲のことだったとしても、
「いやー、それは無理でしょ」
と、どこかで壁を感じ、
傷つくことを恐れ、
あるいは無駄になることを恐れて
全力を出しきれないことが
あるのではないでしょうか。
■確かに全力を出して、
投資した時間とエネルギーが
結果に繋がらなかったら、
やはり残念な気持ちになります。
だから、
リミッターのようなものを
どこかでかけてしまうことが、
どこかであるのかもしれない。
、、、私は私自身を振り返り、
そういうこと、結構あるよなあ、
と思っています。
■ただ、今回の
ボクシングクラスで学んだことは
コーチがすぐ側で
”叱咤激励”し続けてくれること、
「40秒、出し切って下さい!」
「回数じゃない。自分が全力でやったか」
「ハイハイハイハイ!もっともっとー!!」
と耳元で声を張り上げて
背中を押してくれることによって
自分がもう一歩、更にもう一歩と、
限界を越えて進むことができることを
感じたのでした。
■そしてこれは、
他の多くのことにも
通ずることだと思います。
例えば、なにかの目標を目指す際、
それが
資格取得であれ、
勉強であれ、営業の数字であれ、
「まあ、頑張ってるよね。
それなら仕方ないか」
と優しさという名の衣で
目標を達成しないことを認めるのではなく、
その人の可能性を信じ
本人の根底の望みを察知し
本人が頑張れる余地も見極めた上で
「もっとできる!まだまだ出来る!
出し切ろう!」
と迫るような強さ、
”叱咤激励の姿勢”にこそ、
その人の「自己限定」の壁を壊す力が
あるのだろう、
と感じるのです。
そのときは大きなお世話だ、
そんなに追い込まなくても…
と思っても、結果的に鬼気迫る勢いで
背中を押した人の何人かは、
壁を突破していく姿を
これまでも私も目にしてきました。
■人は、一人では
なかなか頑張れないもの。
つい甘えてしまうことも、あるもの。
だからこそ、時に
自分を追い込んでくれる他者、
激しく、強く応援してくれる他者の存在は、
実に貴重であり、希少です。
自分の既成概念や限界を突破できる場を設ける、
そんな仲間をそばに置く、
とても大切なことだなあ、
そんなことをボクシングクラスにて
思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
自分に打ち勝つことは
勝利のうちで最大のものである
プラトン
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