自尊心をグッと高める「それでもなお!」ワーク
(本日のお話 2860字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日日曜日は、
友人のご家族を招いて
自宅でのお食事会でした。
公で会いづらい昨今ですが、
友人と語り合う時間の貴重さを感じた1日。
こういうこと大事にしたいな、と思います。
*
さて、本日のお話です。
先日より
「自尊心を高める」
ことに魅了されている紀藤です。
今日も”自尊心を高める”上で、
効果的であると感じたワークについて
皆さまに1つ、イチオシのものを
ご共有させて頂ければと思います。
それでは早速参りましょう!
タイトルは、
【自尊心をグッと高める「それでもなお!」ワーク】
それでは、どうぞ。
■半年前の話ですが、
『幸福度診断Well-Being Circle』
https://well-being-circle.com/
という、
「自分自身の幸せを様々な観点から
計測するサービス(無料)」
をやってみました。
このサービスですが、
なかなかのスグレモノで、
・幸福学の第一人者、慶應義塾大学の前野教授と
共同開発されたテスト。
・72問のアンケートに答えることによって
34項目にわたって多面的に
自分自身のウェルビーイングを調べることができる、
というものです。
■その中で、私(紀藤)の幸福度は
総じて平均より高かったのですが、
34項目中、1つだけ
ドーンと凹んでいるものがありました。
”あなたがもっと幸せになる
余地のある5つの特性”
と、柔らかい言葉で書かれていましたが、
私の幸せを阻んでいるもの(らしい)です。
それは
『ありのままに力(マイペース力)』
なるものでした。
■解説を見てみると、
以下のように説明がありました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【ありのままに力】(マイペース力)
・自分を知る力、そしてそれを発揮し、
自分らしくある力です。
幸せな人は、人と自分を比較せずマイペースですし、
マイペースな人は幸せです。
(後略)
※幸福度診断より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
読みつつ、自身を振り返って、
確かに、
「(他者と比較して)
自分ってまだまだだなって思ってるな」
「もっと自分を磨かないと
自信を持てないな」
と思っている自分もいました。
■ちなみに、診断の後には、
アドバイスが書かれていました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◯マイペース力を向上させるには・・・
・ついつい、自分のすることと他者がすることを
比較してしまう点を3つ思い浮かべた後に、
「自分は自分らしく、比べない、
人の目は気にしない」
と言い換えて、書き出してみる。
また、それらについて話し合ってみる。
※幸福度診断より引用
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
とのこと。
*
ふーん、なるほど…
と思いつつ、
「自分は自分らしく」といっても
比べちゃうのは比べちゃうのだよな、
などと思い、
読み流していた記憶があります。
■そんな中、先日出会った、
『自尊心を高めるワークブック』
※詳しくはこちら↓
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/3835926/
に、(上記のアドバイス以上に)
効きそうなとあるワークがあり、
感銘を受けておりました。
*
それが何かというと、
【自尊心を高める「それでもなお!」ワーク】
です。
■このワーク
どういうものかと言うと、
”「行動やスキルの評価」と、
「自分自身の本質の評価」を分けて考える”
練習ワークです。
*
例えば、
「仕事でミスをしてしまった」というとき。
そのことに対して、
自分の能力、注意力のなさなどに
自分自身で失望をしてしまう…
なんてシーンがあったとしましょう。
(まあ、よくあるあるですね)
ただ、そのときに、
自尊心を傷つける人がやってしまいがちなのが、
「仕事でミスをした」=「自分は人としてダメだ」
と考えてしまうこと。
これは、
自尊心を低下させたり、
自分の成長を阻害することに繋がります。
失敗を悔やむことと、
自分が人としてダメ、というのは、
全く違うことなのです。
これを「違うのだ」と
自分に教育するためのワーク。
これを通じて、
他者からの評価や結果などに、
動じずに「自分の本質の価値」を
信じる力が育つ、と言われます。
■まず、最初に、
”自尊心を下げている人が使う
破壊的な言葉”
を自覚し、手放しましょう。
こんな言葉遣いです
良くない例)自尊心を下げる言葉づかい
=「・・・だから、・・・・だ」
(例:「私は失敗した」から、「人として価値がない」のだ)
これを手放して
以下のように変えてみるのです。
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<自尊心を高める「それでもなお!」のワークの基本>
◯『たとえ・・・だとしても、それでもなお・・・』
(例:たとえ「失敗した」としても、
それでもなお「私は成長しようと頑張っている」
たとえ「失敗した」としても、
それでもなお「私は価値がある人間である)」
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これを、繰り返して
「外的要因」(たとえ・・・だとしても)と
「本質的な価値」(それでもなお・・・)を
切り分けて認識をする
練習をしてみる、
これが基本形です。
■そしてこれを
”「ペアワーク」で練習してみる”
のが具体的な練習方法です。
やり方は、以下の3ステップです。
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<自尊心を高める「それでもなお!」ワーク(ペアワーク)>
STEP1,パートナーを見つけます
STEP2,頭に浮かんだ否定的なことを何でも言うように、
パートナーにお願いします。
(真実であろうとなかろうと関係ありません)
例:あなたの鼻は変ですね。
あなたは能力がありませんね
あなたは本当に間抜けですね
あなたは人をイライラさせますよね
STEP3,批判の言葉に対して、エゴをしまい込み、
「たとえ・・・だとしても、それでもなお・・・」
の言葉で応答する。
※ちなみに「間抜け」というラベルを貼って非難されたら、
「たとえ私が間抜けな”行動”をしたとしても・・・」と、
行動に切り替えて話すことで、事実を認識する練習になります。
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ちなみに、上記のやり方は、
「認知療法」そのものあり、
科学的に根拠のある自
尊心の高め方となります。
■冒頭、私の幸福度診断の話も含めて
「人と比べてしまう」
「ありのままの自分を認められない」
という診断結果を
共有させていただきました。
しかし、
いついかなる時も
他者からなんと言われようが、
”本質的な自分の価値に対して
疑うことがない思考習慣”
を持っていたとしたら。
スキルや能力、結果が、
たとえ期待通りにいかなくとも
揺るぎない自分でいられるとしたら。
それは、自尊心が高いと同時に、
「ありのままでいられる」
良き練習になる、
とも思ったのでした。
■ということで、
自分自身という最大のリソースを
常に良い状態に保つためにも、
比べてしまう、
他者の意見に反応してしまう
という方にとっては、
特に効果的なワークかなと思います。
ぜひぜひやってみて下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
おまえは他の誰にも劣らず素晴らしい。
でも、ほかの人より素晴らしいわけではないことを
忘れてはいけないよ。
(バスケットボールの名コーチージョン・ウッデンに対して
父親が言った言葉)
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