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『偏愛マップ ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本』

今週の一冊『偏愛マップ ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本』

2636号 2021年5月9日

(本日のお話 1952字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は朝から大学院の授業。
またその後、オンラインでの懇親会。

その後8キロのランニングと
12キロのバイクで汗を流しました。

やっぱり日々の運動は大切だなあ。



さて、本日のお話です。

毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する、
今週の一冊のコーナー。

今週の一冊は、

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『偏愛マップ ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本』
齋藤 孝(著)



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です。

■「偏愛マップ」=

”自分の「大好きなもの」を
書き込んだマップ”

のこと。

なんとなく流行っているから好き、
ではなくて、

好きであるものの中で、
特に個人的に偏って愛しているもの。

それを一枚のなどに
書き表したものが偏愛マップです。

そしてそれは、

その人の“人生の来し方”を表し
興味や価値観がにじみ出るその人の世界そのもの

ともいえるかもしれません。

■そして、この「偏愛マップ」は

「人と人をまたたく間に近づける
実にパワフルなツール」

として紹介されています。

これを活用すると、

・苦手な人とも会話が弾む
・対話のなかった人にも話題が生じる

という素晴らしい効果がある、

とのこと。

■例えば、

通常の自己紹介であれば、

・仕事内容
・出身地
・趣味

とかでしょう。

もうちょっと深ぼって
休日の過ごし方、くらいが関の山かと。

■しかし、偏愛マップは違います。

リアルな人の背景には
膨大なる「偏愛」つまり、

”クセの強い自分”

が広がっているものです。
ただ、言わないだけ。

その偏愛を開示し合うことで、
内面的な繋がりが生まれる。

そして短時間で強力な結びつきができるのです。

一言で人間のことは語れないように、
外面的な役割(会社・肩書・家族構成)からは
その人のごく一側面しか見えないのです。

それを越えるツールが偏愛マップ、
と言えるでしょう。

■例えば、私の場合だと、

以下の「偏愛」があったりします。
思いつくままに書いてみました。

(メルマガで出すのは、
やや躊躇しますけど…汗)

◯食べ物
炙りサーモン
とろけるチーズ
グラスフェッドバター
岩の原ワイン(深雪花)
肉のたかさご(近所の肉屋)
久留米ラーメン(魁龍、一風堂、一蘭)
十勝モーモースイーツ(濃厚バニラアイス)
コーヒー(コロンビアピコクリストバルが好き)

◯スピリチュアル/占い
神との対話
魂の伴侶
アミ小さな宇宙人
手相占い(かなり詳しい)
動物占い
姓名判断

◯本/まんが
精霊の守り人シリーズ
山崎豊子シリーズ
泣き虫しょったんの奇跡
鬼滅の刃(流行りですけど)
ブルーピリオド
ブルージャイアント

◯ピュアっぽい人
浜辺美波
わーすた(アイドル)
カッコいい人(Hyde、キムタク)

◯音楽系
ピアノ
ショパン(幻想即興曲・革命のエチュード)
リスト(愛の夢・ラカンパネラ)
言えないよ(郷ひろみ)
L'Arc~en~Ciel
ミスチル
ZARD
カラオケ好き

◯運動
マラソン
トレイルラン
ボクシング
テニス(本当はこれだけやっていたいくらい好き)

◯映画
ゾンビ(新感染)
アルマゲドン
インターステラー

◯肉体メンテ系
肌にやさしいグッズ
PRODUCT(天然成分のヘアワックス)
ガーゼ地のパジャマ
60分2980円のマッサージ
DESENTのパリッとしたジャージ

、、、というように。

■こう書いてみると、

私が通常自己紹介で書くような、

・株式会社カレッジ 代表取締役
・立教大学大学院 経営学専攻在籍
・国際コーチング連盟 認定コーチ
・米Gallup認定ストレングス・コーチ
・趣味:音楽、運動全般

というものより、
ずっと「人となり」が
垣間見えるのではないかと。

■もちろん、このような類のものは、

「こんな偏愛があるといったら
引かれるんじゃないか?」

という恐れもあります。

私も上記でサラリと、

「浜辺美波かわいい」
「アイドルすき」

とかいっていますが
うわー、、、と思う人も
きっといることでしょう。
(妻にちょっとキモいと言われております)

■、、、がしかし、

「偏愛があるからこそ、
その人に興味が持てる」

ことも同時に事実かと。

著書では

この偏愛マップを使った
「偏愛マップ合コン」を開催したところ

異様なる盛り上がりを見せ、
通常以上のマッチング率であった、

などと紹介されておりました。

やっぱり、偏愛は武器。

■この著書の中では、

岡村太郎
坂口安吾
ジョンレノン
寺山修司
向田邦子

などの有名人の偏愛マップを
紹介されておりますが、
めちゃくちゃ偏っています。

マリファナとか
キャバレーとか
魔術とか
少年犯罪などなど、、、

しかし、それらの偏りこそが
その人をその人たらしめ、
魅力的に見せているのだと感じさせられます。

繰り返しますが、
クセがあるから、魅力的なのです。

■ということで、

ぜひ、皆さまもぜひ

職場の同僚や、友人などと、
この「偏愛マップ」作ってみると
面白いかもしれません。

著書も100ページちょっとの
実用的なやり方の指南書になっているので、
30分で読めます。

とてもお勧めでございます。

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<今週の一冊>

『偏愛マップ ―ビックリするくらい人間関係がうまくいく本』

齋藤 孝(著)



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