ご感想フォームをなくすことしました
(本日のお話 2630字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
また本日も研修諸々で
メルマガを配信させていただくのが
遅くなってしまいました。
*
さて、本日のお話です。
メルマガを初めて2640号となりますが、
始めた当初は8年前でした。
当時はここまで情報量も多くなく、
物珍しく思われたものでした。
しかし、現在は
「情報砂粒時代」なんて言われるそうで、
”情報は砂粒くらいの価値しか持たない”
そうです。
むしろメルマガ配信をしていることだけでは
マイナスの評価になることすらありえる
、、、とのこと。
時代は、変わりました。
そんな今、ある読者様から頂いたフィードバックが
あったのですが、それが大変考えさせられるもので、
「自分自身のあり方」すら
見つめる機会になったのでした。
今日は大いなる反省(懺悔)を込めて、
皆さまに気づきをご共有させていただければと思います。
(今日のメルマガは、ほとんど私の懺悔文です。
お見苦しいこと先にお詫び申し上げます)
タイトルは、
【ご感想フォームをなくすことしました】
それでは、どうぞ。
■これまでのメルマガで、
文末にこんなメッセージを
入れておりました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<皆様の、ご感想お待ちしています!>
ぜひ、率直なご意見など、
皆さまのご感想、ぜひお聞かせください。
皆様の言葉が、力になります。
ご感想・ご意見は、ぜひ、こちらまで。↓
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もらえたら、ありがたいな、
参考になるな、、、
ということで無邪気に
ご感想を求める一文をいれておりました。
そしてありがたいことに、
ご感想を頂く機会がしばしばあり、
いつもながら「ありがたいなあ」と思い、
拝読させていただいておりました。
返信。ご紹介ができることもあれば
できないこともありました。
いや、むしろ出来ない、
していないことのほうが殆どでした。
(ご感想を頂いていた皆さま、
ご返信を出来ていない皆さま申し訳ございませんでした)
結局これまで誠に失礼ながら、
「余力があるときのみ
ご感想に返信・取り上げさせて頂く」
ということで
メルマガを発信しておりました。
メルマガ=情報発信
であることは間違いないのですが、
メルマガ≠双方向のコミュニケーション
という概念は、
あったりなかったりと、
ムラがあったのでした。
■そんな中で、読者様の一人から、
こんなフィードバックをいただきました。
「紀藤さん、1年ほど
静観して見ておりましたが、
知らず知らずのうちに、
損をしているかもしれません」
という言葉とともに。
詳細は控えさせていただきますが
内容は言うならば、
「愛ある率直なフィードバック」
です。
(そして改めて、Tさん、
愛ある真摯なフィードバック、心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。)
■そして、私がフィードバックを受け取って
感じさせられたこと。
それは、
”自分が他者を慮る心の未熟さ”
でございました。
本当に、お恥ずかしい。
それはすなわち、メルマガを読み、
ご感想をお送りいただいた方が、
「どのような気持ちを持って書かれたのか」
「時間をどれくらい使って、
どのように言葉を選んで書かれたのか」
「同時に、感想をお送りいただいたときに
どのようなご期待を持たれていたのか」
このような”思い”に対しての配慮が、
足りていなかった、ということです。
オンラインの向こう側の方の
読者様の人間としての気持ちを慮ることができず、
自分の都合を優先して
メルマガを送っていた、、、
(ご感想を扱っていた)
このことを思い知らされたのでした。
■「相手の立場に立って考える」
というのは、
小さい頃から言われている
当たり前のことです。
むしろ私はそういうことを
言う立場であったのに、
私の「何気ない行動」からわかるものは
私が全くできていなかった…
という事実でした。
振り返ってみれば、
多分、ご感想に対しての
私が返信をできていないとことによって
「ああ、この人は
感想を送ってくれた自分に対して
こういった対応をするのだな」
と私(紀藤)に愛想をつかせて、
このメルマガから何も言わずに
離れていかれた方も数多くいらっしゃる…。
フィードバックを頂き、
ああ、そういえば
あのときも、このときも、
そうだったのかもしれない、、、
といくつか思い出すことがあり、
ただただ反省をしました。
■人は、口に出さないだけで、
”見えない様々な思い”
があるものです。
研修でも、
ちょっとした一言
発言頂いたことについて、
真剣に受け止めて、
感謝の意を表さなければいけない、
のが前に立つファシリテーターの
重要な役割であると教わりました。
それは
たとえ受講者が100人いたとしても
発言頂いた方はたった1人の人間。
様々なことを感じ、思っているからです。
そういった
1人1人の受講者の気持ちを
大切にできないファシリテーターは
その”あり方”がやがて伝わって
段々と参加者から信頼を失い、
気持ちが離れていく事が起こる。
形は違えど、逆の立場になって
想像すればすぐにわかることが。
私はメルマガにおいて
出来ていなかったわけです。
それは多分、他の部分でも
同じように出ているだろう、、、
そう感じ、自分自身に
歯がゆさを感じたのでした。
■意識している時はやっている。
意識していない時はやっていない。
それは、
「本質的に”できていない”」
と等しいです。
何度も重ねますが、
今回の「メルマガのご感想フォーム」の
取り扱いもそうなのです。
”もし感想フォーム等で
感想を求めるのであれば、
感想を書かれた方を尊重して、
返信をされるのが礼儀である”
と理解してご感想を求めるべき。
もし返信が出来ないのであれば、
”そもそも、ご感想を求めるべきではない”
ということです。
少なくともそう私は思いました。
■ということで、
そんな大いなる反省を踏まえ、
現時点で仕事等のバランスから
頂いたご感想にご返信をすぐには出来ない状況であるため、
取り急ぎの施策として、
【ご感想フォームをなくすことにいたしました】
というのがご報告、
そしてこれまでのお詫びでございました。
もし、それでも何か思うことがあれば、
直接メールのご返信をいただけると思いますし、
その際は、メールボックスに来ますので、
ありがたく読ませていただきつつ、
たとえ短くとも何かしらのリアクションは、
必ず行っていくようにしよう、
そのように決意した次第です。
そして、重ねてではありますが、
これまでご感想をお送りいただいたみなさま、
改めてありがとうございました。
ご返信出来ていない皆さまのご感想にも、
今更ではありますが、時間をつくって
さかのぼってご返信してまいります。
■そして、最後の気づき。
『フィードバックは、宝物』
です。
今回のフィードバックがなければ、
この先、1年2年3年…
もしかしたら、ずっと気づかずに
メルマガを続けていたかもしれません。
本当に恐ろしいことです。
そういった意味で、本当に大切な
自分を見つめる機会だったな、
と思っております。
良い出来事でした。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
「否定と出会う」ことが出発点である。
ジークムント・フロイト(オーストリアの精神分析学者/1856-1939)
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