学びとは、外に出しつつ、入れるべし
(本日のお話 2156字/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
ならびに夕方からは大学院の授業でした。
昨日から「組織行動論」なる
”組織における人の行動”
を学ぶクラスが始まりましたが
実に面白く、充実した時間でした。
これからの授業が楽しみです。
*
さて本日の話です
今週から大学院の学びを
オンタイムで”おすそわけ”していく、
「大学院おすそ分け勉強会」
をスタートしました。
完全に思いつきと勢いで
スタートした会でしたが
ありがたいことに
やる気がもりもり高まっております。
今日はそんな自分の内的な変化から
「外に出す(アウトプットする)」
ことの効果効能について思うところを
皆さまにご共有できればと思います。
それでは早速まいりましょう。
【学びとは、外に出しつつ、入れるべし】
それでは、どうぞ。
■勢いで始めた、
【「大学院おすそ分け勉強会」
人材開発、組織開発のプロになるための名著を学ぼう!の会 】。
(ご興味がある方はこちらからどうそ↓↓)
https://forms.gle/UppRaN99yyVjr9an6
その勉強会のクオリティはさて置いて(汗)
合計40名を超える方からお申し込みいただき、
皆さまにご興味を持っていただき嬉しい限りです。
大学院の入学希望者にも繋がったら
大学院にも貢献できる(かも)。
■さて、おすそわけ勉強会の発足を通じて、
自分の内側に、
ゆるやかな変化がありました。
大学院は自分の仕事と100%といっても
過言ではないくらいに紐づくもので、
極めて楽しいのですが
そのプロジェクトを立ち上げてから、
”より大学院の学びが
貴重で緊張感のあるもの”
に変わった気がします。
■教授の話を聞いていても、
”出し先”を考えているので
「これは自分が言うとしたら
どんな例えで言うだろうか」
「これは他の概念とのつながりは
どうなっているのだろうか」
「自分は〇〇だと思ったけど、
他の人はどんな風に考えたのだろうか」
と思えたり、
これまでは
自分の興味がないところは
華麗なスルーパスを決めていたのが
「もし質問されたとしたら、、、」
という前提で聞くので、
同じ時間でも、
学びの密度が高まった感覚です。
■これは、私(紀藤)のように
課題の提出期限もいつもギリギリで
外圧がなければ
自分を律することが難しい人間にとっては、
小さいですが、
実に大きな一歩だったな、
と感じるのです。
シンプルに、
”「外へ出す」ことを考えたら
学び方が変わった”
ああ、よかった、
というお話ですね。
■もうちょっとこの話を深めるために
少し違った確度から考えてみたいと思います。
「ストレングスファインダー」なる
自分の強みを知るためのアセスメントがあります。
その中で、
『学習欲』
と名付けられた資質(強みのもと)があります。
これは
”新しいことを学び
色々できるになっていくプロセスを楽しめる”
と言う資質で
・セミナー行っても楽しい
・習い事をしても楽しい
・自分がレベルアップしていく
その感覚がそのものが楽しい
という特徴を持つ資質です。
■この「学習欲」。
とっても素晴らしい、
パワフルな強みのタネですが、
「効果的な使い方」と
「効果的でない使い方」
があるのです。
”効果的な使い方”は
・学びでレベルアップする
・先端の考え方などを組織に持ち込んでくれる
など。
では、
”効果的ではない使い方”というと、
それを比喩的に
『学びんぼう(学貧乏)』
といったりします。
■「学びんぼう」は、こんな感じです。
・新しいことを学ぶのが楽しい
↓
・学ぶ、学ぶ、学ぶを繰り返す。
↓
・しかし学んだ成長感が大事なので、
伸び感がなくなったら飽きたら辞める。
別のものに手を付ける。
↓
・学び方が散漫になり、学びが深まらない
↓
・また本業の成果にもつながらない
ますます学ぶことが目的になる。
↓
・セミナー等でお金がなくなる
、、、みたいな状況。
研究者など、
学ぶこと自体が職業であれば
また話は違うかもしれません。
しかし、
”アウトプット先”や
”得たい成果”を
考えずにただ学ぶだけで
入れて、入れて、入れて、
とにかく入れて、
”出し先”がないので
何のために学んでいるのか分からなくなる
、、、なんてなったら
もったいない。
■例えば、
「マーケティング」を勉強しようと
・マーケティングの本を読み、
・マーケティングのセミナーに行き
・マーケティングの先生に師事したとしても
「マーケティングを使う場所」がなければ
せっかくの学びも自分のものになりません。
机上の空論、ないしは記憶の彼方に
追いやられ忘れ去られてしまう、
、、、のかもしれない。
もちろん、
学びは基本素晴らしいし、
どこで役に立つかわからないので、
その行為を継続しているだけで
十分に及第点ではあります。
それでも学びをより高める、
”さらに”
”もっと”
があるとするならば、
(学んだことを)
【外に出しつつ、入れる】
がとっても大事なんだろうな、
と思うのです。
■本当に小さな工夫です。
「外への出し方」も、
・ブログに書く
・メルマガに書く
・他者に共有する
・実際に仕事に活用して何か立ち上げる
様々な方法がありますが、
一旦仕組み化してしまえば、
自動的に入るスイッチのようなもので、
大変便利で、学びの歩留まりが高まります。
私も、
外へ出す=「おすそわけ勉強会」により
入れる=「授業の学び方」
が良質なものに変化した、
という感覚を得ています。
加えて
アウトプットをすることにより、
アウトプット先の方も喜んでもらえたりすれば
それこそ一石三鳥ですし。
■いずれにせよ、
ゆえに、せっかく学ぶなら
【外に出しつつ、入れる】
こと。
「出し先を考えてから入れる」
と言うスタンスが「学びんぼう」ではなく
”学び”によってあらゆる側面が
相乗効果的に高まる
「ラーナーズ・ハイ」
を目指すこと。
それが、未来に向けての
学びの仕組みなんだろうな、
そんなことを思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
人生は人間が共同で利用するブドウ畑です。
一緒に栽培して、ともに収穫するのです。
ロマン・ロラン(フランスの作家/1866-1944)
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