「誰の助けが必要ですか?」なる問い
(本日のお話 1349字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日、コーチングを
共に学んでいる仲間とともに
1時間の対話をしていました。
その時、最近
携わらせていただいている
いくつかのお仕事の案件について
「これだ!という答えが見えずに
迷いがある」
というような話を
私(紀藤)の口からしておりました。
その際に、何気なく
「誰の助けがあると良さそうですか?」
と何気なく聞かれたのですが、
その”問い”に、少しハッとさせられたのでした。
ということで本日は、
そんな”大切な問い”について
気づきと学びを、皆様にご共有させて
いただければと思います。
タイトルは、
【「誰の助けが必要ですか?」なる問い】
それでは、どうぞ。
■コーチングに携わっていて、
しばしば登場する質問。
それが、
『誰の助けが必要ですか?』
なる質問です。
■これは、質問されてみると
感じるのですが、
「選択肢が広がる」
という感覚を持つ問いです。
責任感があればあるほど、
あるいはそうではなくとも、
「(大人なんだし)何とかして
自分でやらなければいけない」
という思いに囚われがちになること
あると思うのです。
■しかし、新しいことに
チャレンジをしようとすると、
それがどんな粒度であれ、
当人にとっては目の前に立ち現れた
”新しいチャレンジ課題”です。
そのチャレンジについて
「今までの自分」だけ
「今の自分のリソース」だけ
で向き合おうとしても、
レベル不足感があり、
上手くいく明確なイメージが湧かないこと、
、、、確かにあるわけです。
(それは私だけでなく、
きっと皆様もそうかと)
■しかし考えたいのは、
あくまでも、
・(今の自分の中に)答えが浮かばない
・(今の自分の中に) 道筋が見つからない
ということ。
つまり、
自分の外、
自分以外の誰か、
自分以外の何か、
があれば、
その課題も解決しうることが可能、
ということがポイントなのです。
同じ課題があったとき、
意外と別の人にはアイデアが
あったりするもの。
つまり、必要な事は
「思考を広げること」なのでしょう。
■そして、その時に役立つ
シンプルかつ、効果的な問い。
それが、
『誰の助けが必要ですか?』
『何があれば助けになるのだろうか?』
です。
そう考えてみると、自分の思考が
広がる感じがするのです。
■私も昨日、この質問を受けてみて、
今直面している、
人材開発・組織開発で
ご相談を頂いている案件でも、
これまでの経験と知識では
「これで絶対いける!」と確信しきれない、
そんな案件はままあります。
しかしながら、
少しでもその成功率を上げたい。
どうすればいいかと道筋を定めたい、
というときに、同業の先輩や仲間に
知恵を求めたりすることがあるのです。
その時に、自分の中で見えなかった答えや
道筋が見えることがあるよなあ、
、、、と思ったのでした。
■つい、
「何事も自分がやらなければ」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、
武器は自分以外にもある。
今の自分の中だけではなく、
外にもある。
そして、意外と求めれば
喜んで相談に乗ってくれたり、
提供してくれる人と出会えることもある。
そう思えることは、
自分を少しラクにしてくれるし、
新たな可能性を開くための
大切な姿勢でもある、
そのように思います。
まだまだ発展途上の自分を認めつつ、
誰かに助けを求める
どんな助けがあればよいか考えてみる。
こんなことも重要だろうな、
と思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
人生は人間が共同で利用するブドウ畑です。
一緒に栽培して、ともに収穫するのです。
ロマン・ロラン(フランスの作家/1866-1944)
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