今週の一冊『2040年の未来予測』
(本日のお話 2404字/読了時間4分)
■こんにちは。紀藤です。
さて、毎週日曜日は
お勧めの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナーです。
今週の一冊は、
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『2040年の未来予測』
成毛 眞(著)
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です。
■「変化が激しい」とか
「VUCAの時代」などと言われ過ぎて、
もはや”変化する”という言葉が
変わらずにある日常になっております。
ただ、実際それはその通りで、
そんな変わっていく世の中で、
”一人ひとりが、自分の人生を
サバイブしていく”
ことが求められているし、
同時に大切ではなことであろう…
私は思っています。
(特に私などは、
依って立つところが自分以外ありませんので
日夜めちゃくちゃ考えております)
■専門分野ではありませんが
・年金の受給が70歳、そして75歳からになる
・退職金がどんどん少なくなっており、
いずれは相当少なくなるのでは
(そもそも私の場合は退職金等ないので、
自分で積み立てるしかないのですけどね)
・知識やスキルが陳腐化して
最終学歴が意味をもたなくなる、
とか、
新聞やニュースを見ると
飛び込んでくる話が、
何やら危機感を感じさせるものが
多いなぁと感じジャス。
(、、、が皆様は如何でしょうか)
■とはいいつつ、
毎日ご飯も食べられて
特に困ることもなく、
休日にはNetflixやAmazonプライム、
そして無料のゲームなどで
充実した時間を過ごし、
「とは言っても、
なんとかなるでしょう」
と思われるもいらっしゃいます。
実際それはそれで事実であると思うし、
物事をポジティブに捉えて、
日々を心健やかに過ごせるのであれば、
それは否定することでもありません。
(私もNetflix大好きです)
■…が一方、
「備えあれば憂いなし」
ではないですが、
(少なくとも私は)
「未来の変化を見通した上で、
健全な楽観思考を持っていたほうが安全」
と思うのです。
何も考えず、きっと大丈夫だろう、
楽観的に日々を過ごすのと
もし〇〇が起こったらどうするか、
を想定し、
準備をしている上で
「楽観的な視点を持つ」
のでは、本当に何か起こったときに
結果が違ってくる、
というのもまた、
一つの事実だろうと思うのです。
■そう思ったのはおそらく、
『社会的排除』
https://www.courage-sapuri.jp/backnumber/1497/
なる本を読み、
普通の人生とは
・不慮の病気・事故
・身近な人の不幸
・職場の倒産、仕事を失う
等のきっかけで、
もろくも崩れ去ってしまうことが
あるものなのだ…
と知ったからかと。
起こらなければよいですが、
もし起こっても
なんとか人生を沈没しないようには
していたい…
とそれから私は
思うようになりました。
■…としたときに、
そのための一つの準備として
これから10年後、20年後、
「政治や、経済や、社会や、テクノロジーが
どのように変わっていくのか」
を大まかにでも予測できておいた方が
自分が何を学ぶのか、
資産をいかに作り、守るなどを含め、
有益であろう…
と思うわけです。
■そんな中で、
今日ご紹介している一冊は、
元Microsoftの日本支社長である成毛真氏が
今から約20年後の未来を様々なデータから予測し、
わかりやすく記載した本です。
1テーマ2ページほどで
「何がどんなふうに変わるのか」を
シンプルにわかりやすく書き記しています。
ゆえに興味が持ったものを、
気軽にサクサク読むことができます。
■例えば
・空飛ぶ車も2040年には可能になる
・コンビニやスーパーは無人店舗にある
・薬もAIで効率よく処方できる
・老人が増え、それを支える若者が減る
・預貯金はもう意味がない
・マンションの価値は下がる
・日本では学歴の意味がなくなる
・シェアリングが巨大産業にある
・天災に関しては必ず起こる前提で過ごすべし
…などなど、
キャッチーなテーマについて
「なぜそう言えるのか?」が
まつわるデータと合わせて記されており、
興味深く読めます。
■著者の成毛氏は
「(著者自身が)65歳になり、
若者に比べて歳を経ると悲観的になるものである。
ゆえに書いたことを全部信じる必要は無い。
話半分に聞いていただければいいと思う。
しかしながら、話の半分は
事実でもあるということを伝えたい」
と語っているように、
この本の全部が真実、
とは言えないとは思います。
しかし、他の未来予測型の本とも
大体言ってる事は同じで、
おそらくそれは
「すでに起こった未来」を
現時点から予測しているからであろう、
と私は感じています。
■未来を想像することは、
自分自身の「もしも」を考える
大切な行動でもあると思います。
また、人は短期の事は考えても
長期のことはなかなか考えないものですので、
だからこそ、こういった本から
未来を考えることは、
とても大切なアクションになるのでは、
そんなことを思った次第です。
以下、著書のご紹介です。
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0年後、あなたは何歳だろうか?
ひとつ確実なことがある。それは、人間が必ず歳をとることだ。
iPhoneが発売されたのは、たった13年前だった。
現在、スマートフォンがない世界なんて考えられない。
そして、これまでの10年より、
これからの10年の方が世界は大きく、早く変わるだろう。
テクノロジーだけでなく、ほかのことも、
気づいたときには手遅れになっているのが人間の性である。
地震や災害も、リスクをわかっていながらも
被災するまで手を打つ人は少ないし、
明らかに社会制度は破綻しつつある。
人口は増えず、老人ばかりの国になるし、
環境問題も悪くなる一方だ。
これまでと同じように暮らしていたら、
今の年齢によっては取り返しのつかない可能性もある。
この本は、あらゆるデータから導き出されるありのままの未来を書いた。
「今日」にはこれから起こることの萌芽がある。
現在を見つめれば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。
本書は、ただ知識を得るためだけの本ではない。
読んだ後、俯瞰的に未来を考えられる力がきっとついているだろう。
※Amazon 本の紹介より引用
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オススメの一冊でございます。
よろしければ、ぜひ。
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<今週の一冊>
『2040年の未来予測』
成毛 眞(著)
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