学びの実践のための3点セット
(本日のお話 1457字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は信頼をテーマにした
研修の実施でした。
その他2件のアポイント。
*
さて、本日のお話です。
昨日の研修でも思いましたが、
「研修とはやりっぱなし」ではいけません。
先日も書きましたが
大学院の「リーダーシップウェルカムプロジェクト」
https://ldc.rikkyo.ac.jp/news/2021/0611/
を通じても思いましたが、
”ただ知識を伝えるだけでは
何も残らない”
ことをしみじみ感じます。
新しい情報を得ても、
実際にシャバでの行動につながらなければ、
何かが変わることはないものです。
、、、ということで、
今日は学びを「シャバでの行動」に
つなげるための考えについて、
一つ参考になる考え方を
お伝えできればと思います。
(人事の方向けの、
ちょっとマニアックな話ですが、、、
よろしければお付き合いいただければ幸いです)
タイトルは、
【学びの実践のための3点セット】
それでは、どうぞ。
■「研修での学びを、
現場に落とし込むためには、
以下の3つが必要です。
それが、
1)マインドセット
2)スキルセット
3)ツールセット です」
こんなことを、
某研修にてお伝えしていますが、
最近、改めてこの
「実践3点セット」
の大切さを感じております。
この3つが揃える、という意識で
研修を作っていくこと、大事だなあ、と。
■ちなみに、この
「実践3点セット」ですが、
以下の通りになります。
まず、【1)マインドセット】。
そもそも、
『学んだことを
実践してみよう!』
と思えるかどうか。
自分ごととして
やってみようという気持ちに
落とし込まれていないと、
当然、現場で実践するはずもありません。
やるやる、といってやらない、
”やるやる詐欺”になる、とか、
やった風でこなす”で
”こなしマン”で終わってしまう、
のでしょう(汗)
なので、研修では、
「これって大事だなあ・・・」
としみじみ、
感情を伴って
感じ入る必要があります。
ゆえに、
・プログラムの構成は重要
・ファシリテーターとの心理的な距離も大事
となります。
■次に、【2)スキルセット】。
これは、
『学んだことを、
どのように実践すればよいかがわかる』
というもの。
つまり「スキル」を
提供しているか、ということ。
「傾聴」が大事なんです、
といったとしても、
「傾聴」を実践するための、
・うなづきのスキル
・繰り返しのスキル
・言い換えのスキル
・共感のスキル
etc
がイメージできていなければ、
実際に実践することも叶いません。
ゆえに、研修当日に、
「いつ/何を/どのように行うのか」
というスキルを習得する時間が
必要である、ということ。
■最後に、【3)ツールセット】。
これは、
『学びを実践するための
”ガイド”の存在』
です。
実際に、
・やってみよう!(マインド)
・こうやればいいんだ(スキル)
があっても、
新しいことを始めるのは、
皆、緊張するものです。
そのときに、適切なガイド
・学びの実践のための進行表
・ワークシート
などのツールがあり、
それに従うことで、
学んだことが現場で実現できる、
というものがあれば、
実践の度合いはぐっと高まります。
■という研修の
「実践3点セット」のご紹介でした。
企画者向けのお話ではありますが、
こういった一つの
「参照枠」があることで、
自分の中で基準が設けられて
役に立つものです。
知識を伝えることも
大切なことではありますが、
できることならば、
それが「日常の実践」につながるよう
支援をしていきたい、
改めてそのように
感じている次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
果実を食べる者は少なくとも、
種子を植えるべきだ。
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(米国の思想家・詩人/1817-1862)
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