「自分の普通」は普通ではなく、強みである
(本日のお話 1603字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
日曜日は家族とお出かけ。
近所で釣りができると知りましたので、
釣り竿を買いました。
*
さて、本日のお話です。
先日の話。
ふと目にしたある
求人サイトの中身をみていてで、
「普通とはなにか?」について
考えさせられることがありました。
今日はその学びと気付きについて
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【「自分の普通」は普通ではなく、強みである】
それでは、どうぞ。
■求人サイトWantedly、
なるものがあります。
スタートアップ系の会社が
多く求人を出しているのですが
その中で、
「30歳ITスタートアップのCEOに
インタビューをする」
というような記事が
目に入り、何気なく読んでみました。
■すると、こんな内容が
書かれています。
(イメージです)
「経歴は、東大卒→マッキンゼー
→ハーバード大学に留学MBAを取得後、
ITスタートアップを立ち上げた」
みたいな内容でした。
大変な優秀な方であろうことは
何となく想像ができます。
しかしながら、興味深いのが、
その次の記事の質問でした。
インタビュワーらしき人が
こう質問します。
「すばらしい経歴ですね。
学生時代は、どんな学生だったのですか?」
そのCEOは答えます。
「普通の大学生でしたよ(笑)
例えば、サークルで会長をやりつつ、
インターンで新事業の立ち上げに
関わらせていただいたりしました。
あとは、ボランティアなどで
海外に何度か行ってみたりして、
充実したスクールライフを
楽しんだりしていました」
とのこと。
■上記はイメージですが、
この記事を読みつつ、
「普通とはなにか」
を考えさせられました。
(少なくとも私にとっては)
上記のような学生時代は普通ではないと感じ、
むしろ「その経験、圧倒的な強みでしょ!」
と感じました。
でも、当人とっては、
周りが皆同じように
インターンに関わったり
ボランティアに行ったりしていたら
それは「普通」のことになるのかもしれないな…
とも思ったのでした。
■「普通とは何か?」
「普通」という言葉を調べると、
ーーーーーーーーーーー
特に変わっていないこと。
ごくありふれたものであること。
それがあたりまえであること。また、そのさま。
ーーーーーーーーーーー
とありますが、
人は自分基準、特に「主観的」に
「普通」を考えてしまうものなのかもしれない、
とこの記事を読み感じた、という話。
■そして「普通」とは、
自分の来歴もそうかも知れませんし、
同様に「自分の才能」についても
同じように「普通」と
思ってしまいがちなところ、
誰しもがあるかと思います。
変わっていると自覚している人もいるでしょうが、
とはいっても「別に自分なんて特別じゃない」という人のほうが、
圧倒的に多いように思います。
■私(紀藤)も研修にて
『ストレングス・ファインダー』
https://www.c-courage.co.jp/service/strengths-finder/
を活用した「強み」にフォーカスする研修を行いますが、
「それぞれのご参加者が
素晴らしい資質をお持ちだなあ」
私から見ると思うのですが、
「いや、私、普通なんで(汗)」
と冒頭におっしゃられる方、
実に多いのです。
■しかし、そんな中で、
「誰かとの当たり前の違い」
を、対話を通じて
”見える化”することで、
「ああ、自分の普通は、
普通じゃないんだ」
気づけたり、あるいは、
「あなたが普通というこんなところ、
真似できないですよ」
と周りからフィードバックをもらうことで、
自分の「異常値」に気づくことができたりします。
■ゆえに、繰り返しになりますが、
”「自分の普通」は
普通ではないものである”
まずは、このことを認識すること。
そして、次の段階として、
”「自分の普通」こそが
実は武器になりうる”
と認識すること、
このステップが、
「自分という資源を活かすために」
重要なことではなかろうか、
、、、と、
「普通じゃないCEOの学生時代」の記事を見つつ、
そんなことを思った次第です。
「自分にとっての普通を認め、
強みとして育てる」
そんな風に強みを
発現させていきたいものだ、
と思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
全ての人には個性の美しさがある。
ラルフ・ワルド・エマーソン(米国の思想家/1803-1882)
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