チームの力を考える(6) ~チームの”プロセス”を決めよう~
(本日のお話 1512字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は読書&キックボクシングジム。
オリンピックも見つつ、スポーツDAYでした。
*
さて、本日のお話ですが、
先日に引き続き、
「チームの力を考える」のコーナーを
続けて参ります。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【チームの力を考える(6) ~チームの”プロセス”を決めよう~】
それでは、どうぞ。
■前回のお話にて
「成功チームは目標を握り続けている」
というお話をいたしました。
※詳しくはこちら↓↓
チームの力を考える(5) ~成功チームは目標を握り続ける~
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/3916575/
端的に言うと、
1)チームメンバーが納得できる目的・目標を定めている
2)共有目標を定期的に更新している(握り続けている)
この
”「目標に対するスタンス」が
チームを成功させるために重要である”
というお話をいたしました。
■確かに、
「チームには目標が大事」
というのは言われればわかる
ことではなかろうかと思います。
(まあ、よく言われますし)
では目標だけでいいの?
、、、というと、もちろん
そんなことはありません。
■もう一つ、大切なことが、
『チームを機能させる”プロセス”を決める』
ことがあります。
”プロセス”とは何か?
例えば、以下のようなものです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<チームで決める”プロセス”の例>
・プロジェクト全体のロードマップを
予め皆で共有しておく
・会議の議題(アジェンダ)について
前日までに皆に送っておく
・アジェンダについて、
それぞれが意見をまとめておく
・会議の冒頭に「本日の会議のゴール」を
書き出して、見えるようにする
・皆のアイデアを共有するために、
Googleドライブ/Dropboxなどを使う
・Googleスプレッドシート/Googleスライド等の
共同編集ツールを使う
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■これ、当たり前のようですが、
実際のチームを見てみると、
「”プロセス”が曖昧なまま
進めているケースが結構ある」
ようです。。。
*
例えばですが、
こんなこと、皆さまの周りにありませんか?
・会議のゴールを明確に定められないまま、
なんとなく始まり、終わる。
↓
(そして、次回に向けてのアクションも
不明確なまま終わる…)
あるいは、
・メンバーがそれぞれ別々のツールを使っており
情報はメールで共有。それぞれのPCに保存している
↓
(情報を探す・再整理する時間が多く取られて
生産性が下がる)
などなど。
こういうことがあっても
「なんとなくそう決まっているから」で
走り出したプロセスが変えられずに、今に至る、
というケースは結構ありそうです。
(そしてみんな、効率悪いなあ。。。と思いつつ、
言えない・言わない、、など汗)
■ちなみに、あるコンサル会社では、
「パワーポイントの
企画書の作成の方法にルール」
をつくり、
・全体の構成の仕方
・色や使うツール
をパワーポイント内でも近づけることで
お互いの資料を、流用しやすくしている、
という話を聞きました。
これも共通のプロセスの
一つの例かと思います。
■そんな風に、チームで動く際には
これらの”プロセス(枠組み)”を
あらかじめ決めておくことが重要です。
整理しつつまとめると、
以下のようなイメージです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<チームの”プロセス”づくりの要素>
1)ゴールに到達するために、
どんな順番で活動を行うのか?
(全体のロードマップ、アジェンダ等)
2)活動のやり方はどうするか?
(発散共有プロセス=意見を広げ、収束させる
体験学習プロセス=まずやってみる
問題解決プロセス=問題の共有から始める 等)
3)どんなツールを使うのか?
(Googleスプレッドシート、Word、PPT等)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これらを皆で合意して決めることで、
その後のチームワークが進めやすくなります。
ゆえに、
「チームの”プロセス”を決める」ことが、
チームの力を引き出すために
大切な要素の一つである、
と言えそうです。
■さて、「プロセス」が
”手順・道筋・ツール”という
『ハード面』だとしたら、
チームに大切なもう1つのことに
「ルール」という
”規範・行動指針”という
『ソフト面』があります。
こちらについては、
少し長くなりましたので
明日に続けてまいりたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
教師の側から知識を授けるよりも、
まず知識をもとめる動機を子どもたちがもつような学校が、
真の学校である。
ジョン・デューイ
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