研修プログラムは「企画8:実施2」を大切に
(本日のお話 1304字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です
昨日は4件のアポイント。
その他、研修の準備など。
*
さて、本日のお話です。
研修をお届けしていて、
つくづく感じるのが、
「企画と準備が大事」
ということ。
もう、今更感のある
当たり前すぎる話ではありますが、
この話は、他の仕事に通ずる
黄金率のようにすら思います。
、、、ということで、
今日はこのお話について、学びと気づきを
皆さまに共有させていただければと思います。
タイトルは、
【研修プログラムは「企画8:実施2」を大切に】
それでは、どうぞ。
■「研修プログラムは、
Pro=前もって
Gram=計画する です。
だから企画8割、実施2割ですよ」
、、、と
大学院の人材開発・組織開発の授業で
先生が語っていました。
そして、
まさしくその通りだなあ、
と日々噛み締めております。
■これまで提供してきた研修も、
「研修プログラムが
精緻に出来上がっている」
ものは、
受講者の持ち帰り感も高く、
実践の度合いも高いです。
一方、突貫工事的なものは
イマイチ評価がよくなかったり、、、。
ゆえに、私も体感として
「企画が8割」
だと感じます。
■では、この
「企画8割」とは
一体何を表すのか?
これも、もうちょっと
掘り下げたいと思います。
例えば、内容が充実している研修は
”勝ちパターンのフォーマット”
が、存在しています。
(個人的には
『ストレングス・ファインダー』や
『7つの習慣』などの研修は、まさに鉄板!
と思っていますが)
■しかし、そのコンテンツだけで
全てがOKかというと、当然そうではないです。
同時に大切なのが、
「受講者をリアルに想像できること」
です。
例えば、
・研修受講者のキャリア
・受講者の仕事の状況
・当人の考え方や思考
・周りとの人間関係
・現在の悩みや課題
、、、などなど。
これらがより精緻に理解できていると、
同じコンテンツでも届き方が、
大きく変わってくる、
と感じています。
■研修というのは、
人と人が織りなすもので、
・相手の文脈にふさわしい言葉
・相手の心を開く言葉
を使えば、距離は縮まり、
言葉も届きやすくなる。
一方、
・相手の心を閉ざす言葉
(シャッターガラガラワード)
を使うと、一瞬にして
相手との間に壁ができてしまうもの。
■としたときに、
相手(受講者)のことを想像し尽くして、
出来る限りズレがないような対話を行う。
これを含めて、
『企画8:実践2』
といえるのだろう、
と思うわけです。
■研修転移において
”講師が受講生との心理的距離を縮めるような
インストラクションスタイルであった時に、
受講生の反応は良くなり、その結果
「研修内容を現場で実践できそう」と考える
自己効力感が高まる。”
(Sitzmann et al.2008)
という先行研究もあります。
実際にまだ会っていない相手の状況を
想像しつくすことは難しいこともありますし、
当日は予想しないことも起こり得るものです。
それでも、
「企画8と実践2」
と細部までイメージをして企画し、
実践に臨むことが重要である、
そしてこれはあらゆることに通ずる
黄金率のようなものだろう、
と、改めて思った次第です。
自戒を込めて。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
成功の秘訣は、何よりもまず、準備すること。
ヘンリー・フォード(フォード・モーター社創業者/1863-1947)
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