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2751号 2021年9月2日

研修プログラムは「企画8:実施2」を大切に

(本日のお話 1304字/読了時間2分)

■おはようございます。紀藤です

昨日は4件のアポイント。
その他、研修の準備など。



さて、本日のお話です。

研修をお届けしていて、
つくづく感じるのが、

「企画と準備が大事」

ということ。

もう、今更感のある
当たり前すぎる話ではありますが、

この話は、他の仕事に通ずる
黄金率のようにすら思います。

、、、ということで、

今日はこのお話について、学びと気づきを
皆さまに共有させていただければと思います。

タイトルは、

【研修プログラムは「企画8:実施2」を大切に】

それでは、どうぞ。

■「研修プログラムは、

Pro=前もって
Gram=計画する です。

だから企画8割、実施2割ですよ」

、、、と

大学院の人材開発・組織開発の授業で
先生が語っていました。

そして、

まさしくその通りだなあ、

と日々噛み締めております。

■これまで提供してきた研修も、

「研修プログラムが
精緻に出来上がっている」

ものは、

受講者の持ち帰り感も高く、
実践の度合いも高いです。

一方、突貫工事的なものは
イマイチ評価がよくなかったり、、、。

ゆえに、私も体感として

「企画が8割」

だと感じます。

■では、この

「企画8割」とは
一体何を表すのか?

これも、もうちょっと
掘り下げたいと思います。

例えば、内容が充実している研修は

”勝ちパターンのフォーマット”

が、存在しています。

(個人的には
『ストレングス・ファインダー』や
『7つの習慣』などの研修は、まさに鉄板!
と思っていますが)

■しかし、そのコンテンツだけで
全てがOKかというと、当然そうではないです。

同時に大切なのが、

「受講者をリアルに想像できること」

です。

例えば、

・研修受講者のキャリア

・受講者の仕事の状況

・当人の考え方や思考

・周りとの人間関係

・現在の悩みや課題

、、、などなど。

これらがより精緻に理解できていると、
同じコンテンツでも届き方が、
大きく変わってくる、

と感じています。

■研修というのは、
人と人が織りなすもので、

・相手の文脈にふさわしい言葉
・相手の心を開く言葉

を使えば、距離は縮まり、
言葉も届きやすくなる。

一方、

・相手の心を閉ざす言葉
(シャッターガラガラワード)

を使うと、一瞬にして
相手との間に壁ができてしまうもの。

■としたときに、

相手(受講者)のことを想像し尽くして、
出来る限りズレがないような対話を行う。

これを含めて、

『企画8:実践2』

といえるのだろう、
と思うわけです。

■研修転移において

”講師が受講生との心理的距離を縮めるような
インストラクションスタイルであった時に、

受講生の反応は良くなり、その結果
「研修内容を現場で実践できそう」と考える
自己効力感が高まる。”

(Sitzmann et al.2008)

という先行研究もあります。

実際にまだ会っていない相手の状況を
想像しつくすことは難しいこともありますし、
当日は予想しないことも起こり得るものです。

それでも、

「企画8と実践2」

と細部までイメージをして企画し、
実践に臨むことが重要である、

そしてこれはあらゆることに通ずる
黄金率のようなものだろう、

と、改めて思った次第です。

自戒を込めて。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

成功の秘訣は、何よりもまず、準備すること。

ヘンリー・フォード(フォード・モーター社創業者/1863-1947)

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