学び続ける者のみが、人材・組織開発に関わる資格がある
(本日のお話 1516字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
土曜日は終日研修の実施でした。
今日で半年間にわたる
次世代リーダー研修が終わり、
自分自身を振り返っております。
(そして仮眠(本眠?)していたら
こんな時間になっていました汗)
*
さて、本日のお話です。
研修を実施した後に、毎度のことながら
思うことがあります。
今日はその感覚と、
また大学院にて先生からの言葉より、思うところを
皆さまにご共有させていただければと思います。
それではまいりましょう。
タイトルは、
【学び続ける者のみが、人材・組織開発に関わる資格がある】
それでは、どうぞ。
■「人と組織に関わることは、
繊細な心の部分にも関わる、ということ。
それは時に危険を伴う。
ゆえに、”自分が学び続ける”と思えない人は、
人材開発・組織開発に関わることを
やめてください」
、、、そう、大学院の授業の
ある場面で先生が言われていました。
その予想外の強い言葉に、
ドキリとした思いがしました。
■しかし、研修で人と組織に向き合うと、
本当にその通りだな、、、と思わざるを得ません。
例えば、自分が研修にて、
「リーダーシップ」や
「キャリア開発」などをテーマに語る時、
あるいは、組織開発で
「心理的抵抗感を乗り越えて
発言することを促すとき」
など、そこにある空気感に、
いつもながら思うのです。
■結局、決めるのは皆さん、といいつつ、
相手に変化変容を求めている。
違う航路に進むことを求めている。
その中で、自分自身はどうなのか?
、、、と。
■受講者や組織にとっては
関係ないことなのかも知れません。
ただ「自分を磨くこと」の大切さを語るのに
自分は全然、自分を磨いていないとしたら。
あるいは
「パーソナルビジョン」の大切さを語る中で、
自分がビジョンをさほど大切にせず
日々生活をしているとしたら。
あるいは、
「リーダーシップ」または
「フォロワーシップ」など、
抵抗感がある中で勇気を持つこと、
一歩出すことの大切さを語る中で、
自分はいつも面倒くさいことを避けて、
一歩踏み出すことを躊躇することをしていたら。
それはあえて率直に言えば
“恥ずかしいこと”と少なくとも私は、
感じてしまいます。
■誰かに何かを語る、
ことは相応に
責任が伴うことと思います。
なぜならば、
その人、あるいは組織が抱えてきた、
これまでの過去や文脈に対して、
(直接的な言葉ではないにせよ)
”変化変容を求める“
ことであり、それは言い換えれば
生まれ変わりを求めるわけで、
相応にストレスがかかるし、
怖いことでもあるからです。
■そんな中で、
代表としての語り手が、
自分自身が背中を見せられないことを
堂々と求めるほどほど、厚顔無恥なことはない、
と感じますし、
人材開発・組織開発に関わる人は、
特にそのシーンに日々関わるわけですから、
なおさら自分自身が学び、挑戦し、
一歩踏み出し続けることが大切、
と私は感じております。
(…が同業の皆さま、いかがでしょう)
■そして、大学院にて、
「人と組織に関わることは、
繊細な心の部分にも関わる、ということ。
それは時に危険を伴う。
ゆえに、”自分が学び続ける”と思えない人は、
人材開発・組織開発に関わることを
やめてください」
といった先生の言葉は、
関わるものとしての責務を
問うているように思いました。
■人や組織は複雑で、
完璧なプロセスはないかもしれません。
それでも少なくとも、
自らが模範となること。
自分が、成果が出ると
信じていることを語り、行うこと。
それは、伝える側にとって
受講者に対する、組織に対する
大切なあり方だと思います。
そうあるためにも、
【 学び続ける者のみが、人材・組織開発に関わる資格がある 】
と自分に言い聞かせつつ、
自らを磨いていくことが大事、
そう、改めて思った次第でございます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
今日なし得ることに全力を尽くせ。
そうすれば、明日は一段の進歩があるでしょう。
アイザック・ニュートン(イギリスの自然哲学者/1642-1727)
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