しばらくぶりの「対面研修」を経て思うこと
(本日のお話 1607字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日はコーチング研修の実施。
その他2件のアポイントでした。
*
さて、本日のお話です。
最近、オンラインでの研修ばかりでしたので
久しぶりに対面の研修をやったところ、
新鮮かつ、改めて諸々の発見がありました。
今日はそこからの気付きと学びについて
皆さまにご共有させていただければと思います。
タイトルは、
【しばらくぶりの「対面研修」を経て思うこと】
それでは、どうぞ。
■時代の流れで、
最近はほとんどオンライン研修でした。
オンライン研修と言っても
参加者の方もZOOMもTeamsも
使えて当然となってきています。
操作方法がわからない、という方も
大分少なくなってきているので、
運営側としても説明に困ることも
ほぼなくなってきました。
加えて、
「オンラインで実施できる」
ということで
短時間(2~4時間)×複数回での研修のご依頼も
増えてきたと感じます。
それは、これまで
皆がなんとなく思っていた、
「知識だけではなく、
学んだことを実践しながら
追いかけていかないと、行動変容はない」
というアクションラーニングの考えを、
人々が受け入れ始めたサインでもある(のかも)
と思っております。
■さて、そんなこんなで
ここ1年半ほど、
”ほぼオンラインでの研修の実施”
だったわけですが、
その変化を経て、
研修の準備や運用も変わってきました。
「対面での研修」と少し違った工夫が
必要になってくるものです。
■これは人によって違うかもしれませんが、
私(紀藤)にとって
一番影響が大きかったのは、
「研修のタイムスケジュールを
より精緻に組むようになった」
ことでした。
対面でもタイムスケジュールは組みますが
(当たり前ですけど)
オンラインだと、
・オペレーション担当が隣にいない。
別々の場所で運営チームを作る
・空気を読んでの対応が難しい。
研修の流れを分析的に考える
ようになっていきました。
■例えば、一つのワークをするのでも、
・講師の説明は2分。
アウトプットのイメージで皆が迷わないよう、
言葉にしてチャットで貼り付ける。
・ブレイクアウトルーム(ディスカッション)は
5分+戻り時間30秒。
・途中で迷う可能性がないように、
ワークシートにも補足を書いておく
・戻ってきて全体での共有は3分。
などなど。
それは
「空気を見ながらその場で対応」
という対面でのやり方が封じられたがゆえ
鍛えられた思考力だったと感じます。
よって
「研修のタイムスケジュールを
より精緻に組むようになった」
という習慣がついてきたなあ…
と振り返って感じております。
■すると
”対面での研修”
を行った場合も、
影響があるように感じます。
例えば、昨日の久しぶりの
対面でのコーチング研修も、
講師の役割としても
精緻なタイムスケジュールがあるので
以前より安心感を持って進められる
と感じました。
そして、
タイムスケジュールを精緻に組んで
そのように進める習慣ができてきたので
”対面”のならではの情報、
すなわち、
・参加者の表情
・その場の雰囲気
・グループワークの進捗
・研修前後のやりとり
を含めて、
より余裕を持って
進められるようになって、
論理と感情のバランスが
以前よりもとりやすくなったな
…と感じたのでした。
■夜はどっと疲れたのですが、
「対面ならではの情報の多さ」とか、
「参加者の感情と対峙する」
ことによる疲労なのかもな、
とも思いました。
…いずれにしても
「別のスキルを磨くと、
意外な相乗効果がある」
そして、
「オンライン研修によって
対面研修でも伸びしろを感じた」
というお話でございました。
■あと一つ、
研修において、
学ぶコンテンツ自体の価値は
言うまでもありませんが、
対面で集まる
”社内のネットワーキング”の価値も、
大きいものがある
と改めて感じます。
そういう意味では
せっかく集まるのであれば
前後の懇親会なども含めて
企画をしてこそだな、
などと思った次第。
次第に対面も増えてきたので、
私もオンライン、対面それぞれの特徴も抑えて、
人づくり、組織づくりを行っていきたいと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
教育の家庭はそれ自体を超える
いかなる目的も持っていない。
すなわちそれはそれ自体の目的なのだ。
デューイ
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