趣味の副産物 ~ピアノの練習で小指が使いやすくなった話から学ぶこと~
(本日のお話 2121字/読了時間3分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
また、妻の実家の茨城の
リモートワーク拠点から
東京へ戻ってまいりました。
田舎はいいものだなあ、と思った1週間でした。
*
さて、早速ですが本日のお話です。
今日は極めて個人的なお話。
「ピアノの練習をしていたら
タイピングで小指が使いやすくなった」
という、他人にとっては
実にどうでも良いお話なのですが(汗)
その背景を振り返りつつ、
「意外と大事かもなあ」と
思うことがありましたので
本日はそのお話について
皆さまにご共有させていただければと思います。
(極めて個人的な話なので、
そのあたり踏まえてお読み流しください)
それでは早速参りましょう!
タイトルは
【趣味の副産物 ~ピアノの練習で小指が使いやすくなった話から学ぶこと~】
それでは、どうぞ。
■先日、
姉(エンジニア)と会う機会があり
その際に私がタイピングをしているのを見て
姉はこう言いました。
「恐ろしいほど早いね(タイピングが)」
…とのこと。
姉は腐っても(失礼)
”エンジニア”という職種。
なんだか、タイピングが早そうな
職種の代表のような人から言われると
なんとなく承認された気がして
嬉しい気がしたのでした。
■そして、
「そんなに早いかなあ」
「なぜ早くなったのかな」
と振り返っていた時に
いくつか理由を思い出しました。
*
まず1つ目は、
コールセンターで
アルバイトをしていた経験から。
そこでは
”自動車保険の事故受付センターの
オペレーションスタッフ”
として、
自動車事故に遭遇されたお客様より
かかってきた電話を取り、
事故状況を伺いながら、
その話の内容をタイピングで入力する、
ということを
朝から夜までひたすら
やっていた時期がありました。
■求められれば、能力は伸びる。
本の編集者の方が
速読のスキルが自然に身につくように、
私も、タイピングをしながら
電話を取ることを求められる環境下で、
自然と上達していったのでした。
■しかし、
そんな背景は昔にあったものの、
「最近、更にミスタイプが減って、
タイピングの精度が高まった」
と感じたこともありました。
そして、その理由も、
考えてみたわけです。
■すると、その理由はひとえに、
”趣味のピアノの副産物”
であったな、と思い至りました。
半年前から1ヶ月に1度、
ピアノを習い始めたのですが、
定期的に見てもらう機会があると、
1日15分でも30分でも、隙間時間に
練習をするようになるものです。
すると、下手くそなりに
上達はするもの。
ピアノに関して言えば
”薬指と小指の動きが肝”
と言われており、
日常ではあまり使わない、
薬指と小指を、どれだけ強くするかが
表現の幅を生み、
曲に対応するための要なのです。
■実際にピアノの先生が
「私のここ、触ってみてください。
ピアノを弾くとここが
固くなってくるんですよ」
と、小指の下の手のひらの部分の
筋肉の発達ぶりを教えてくれ、
確かに、普通ではこうはならないな…
と驚いたものでした。
もちろん
「ピアノで小指が鍛えられたからって
それがなんだ?」
と思われそうですが、
それが以外に、仕事にも
影響してくるのです。
■そう、それが
「タイピングのスピードとクオリティ(ミスの少なさ)が
劇的に向上した」
ということ。
というのも、
小指が自在に使えるようにあってくると
特にタイピングに置いて、
・Enterキー
・Deleteキー
・Backspaceキー
という小指を使う3つのキーを
めちゃくちゃ押しやすくなります。
そうすると、手をホームポジションから
ほとんど動かさなくてもあらゆるキーを
打てるようになります。
すると、仕事において
メールを送る際でも
そして、まさに今のような
メルマガを記載する上でも、
実に仕事がはかどる。
1日に何回押すか数えていない、
数えようとすら思わないこのタイピングが
”趣味の副産物”
として鍛えられたことによる
じんわりとした生産性の向上に、
仕事以外の趣味の大切さを、
これまたじんわりと感じたのでした。
■そして、この経験から思ったこと。
それは
『趣味の副産物』
の価値です。
この文脈で
引き合いに出すのは
実に恐れ多いですが
スティーブ・ジョブズが
エンジニアリングの勉強だけではなく
”カリグラフィー”なるフォントの
勉強をしていたことが
デザイン性に優れた
Macの誕生につながった、
…という話は有名です。
それもある意味、
積極的な脱線から生まれた
”趣味の副産物”
のごときものだった、
といっても良いと私は思うのです。
何がどうつながるかなど、
わからないし、
意外なる副産物を生むことがある。
■それは例えば、
・ランニングをすると、
精神的な筋力が鍛えられ、
「仕事の粘り強さ」が増す
という”副産物”もありますし、
・絵画の勉強をすると
「物事を見る解像度」が高まる
ことで”副産物”で
多様な視点に気づくことができる、
というビジネスにもつながる成果が
得られたりもするものです。
■そんなことを考えると、
今自分が立っている
仕事ももちろん大切にしつつ、
いくつか自分が面白みを感じる領域を
趣味として取り組むことで、
上記で伝えたような思わぬ
『趣味の副産物』
などを得られるの(かも)しれません。
…と
”ピアノの練習を通じて、
上手に使えるようになった小指”
から教えてもらった次第です。
でも、タイピングしやすくなって
本当に便利になりました。
タイピングが苦手な方は、
ピアノ習いにいくこと、オススメでございます。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
無駄なもの、無用なもの、余計なもの、
多すぎるもの、何の役にも立たないもの、
それが私は好きだ。
ヴィクトル・ユーゴー(フランスの詩人/1802-1885)
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