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2808号 2021年10月29日

Uber配達員Tさんから学んだ「仕事のあり方」

(本日のお話 2190字/読了時間2分)


■おはようございます。紀藤です。

昨日は4件のアポイント。
また2回目のワクチン接種でした。
(ようやく、です)

明日も仕事が絶好調であるので
熱は出ないことを祈るのみです。



さて、先日お昼に
UberEATSを頼んだのですが、

その際に、ちょっとした
感動を覚える体験がありました。


そして、その体験から、

「仕事とは何か?」

について、ふと
考えてしまいました。

今日はその体験と気付きについて
皆様にご共有させていただければと思います。

それでは早速まいりましょう!


タイトルは、



【Uber配達員Tさんから学んだ「仕事のあり方」】



それでは、どうぞ。



■「ねえねえ、すごいんだけど!」
    
昼11:30。

妻が玄関口で、
ちょっとテンション高めに、
そうつぶやいておりました。


リモートワーク下で、
ちょっと忙しかったので、
マクドナルドを食べようと、
Uberで注文したのでした。



■妻がたまたま
郵便物を受け取りに玄関を開けた際に、

Uberの配達員の方が、
マックのハンバーガーセットを
届けに来て、鉢合わせになりました、


そして、その商品を渡された際に、
一緒に小さなカードを渡されたそうです。


そのカードには、手書きで、
以下のように書かれていました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 この度は、UberEATSをご利用いただき、
 誠にありがとうございます!
 
 だんだん気温が下がり、寒くなってきましたので、
 体調を崩されないよう十分にお気をつけください^^
 
 また、お手紙を読んでいただきありがとうございます!
 またのご利用をお待ちしております!
 
 Uber配達員T
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

…と。

ちょっと丸っこい字で、
カードにびっしり書かれています。



■地味なようですが、
これにはちょっと驚きました。

これまで幾度となく
Uberを頼んできましたが、

このようなことは
私も妻も”初”でした。

…というか、

Uberは都内で頼むと、
顔も合わせず商品を置くのみです。


…とすると、

おそらく配達員さんは、
自宅でそのカードをたくさん書いて
懐に忍ばせた上で配達をしていることになります。



■妻が「いい笑顔の好青年だったよ」と
言っておりましたが、

なんとなく、

その爽やかそうな笑顔
そして仕事への向き合う真摯な姿勢を

想像してしまいました。
(私は会っていませんけど)


そして、何かをもらうと
お返ししたくなる”返報性の法則”が
発動してしまいまして、

Uberの
「チップを渡す」ボタンを
ふと押してしまったのでした。



■そしてハンバーガーを食べつつ、

研修でよく使われる、


『三人のレンガ職人』


のお話を、思い出しておりました。


内容としては、
ざっくりこんな話です。



一人目のレンガ職人に
「何をしているんですか?」と聞くと


『見りゃわかるだろ。
 レンガ積んでるんだよ』


と仏頂面で答え、


二人目のレンガ職人に
「何をしているんですか?」と聞くと


『教会を立てているんだよ』


と真摯な様子で答え、


三人目のレンが職人に
「何をしているんですか?」と聞くと


『町の人が幸せになれる
 憩いの場所を作っているんだよ』
 
 
とキラキラした瞳で答えた、

…みたいな話。



■何がいいたいかと言うと、

やることは同じでも、

「仕事にどんな意味をもたせるか」

によって、働きがいも、
働き方も変わってくる、

というたとえ話です。


これは現実でも同じようなもので、

・やっていること先にある目的はなにか?
・自分はなぜ、何のために働いているのか?

という大きなビジョン・ミッションに
共感しながら働くことで
仕事には温度や熱がこもる、

という話です。



■ちなみにちょっと脇道にそれますが、

奇しくも同日、
外出帰りコンビニで

『チョコモナカジャンボ』

というアイスを買って
レジに並んでいたときのこと。

つい手を滑らせて
ジャンボを落としてしまいました。


すぐに拾って
レジで会計をしようとしましたが、

レジの店員のパートさんは、

「お取りかえしましょうか」

とサラリと言いました。

私は「いえ、大丈夫です!」、と
そのままアイスを購入しましたが

その言葉をかけてくれたという
その行為によって

”心がほっこりして、
 なんだか幸せな気持ちになった”

のでした。



■そして思います。

・Uberの配達員にせよ
・コンビニのレジにせよ、

『仕事の基本スタンス』とは、



【誰かを、できる範囲で
 ちょっとだけ幸せにする】


という行為なのではなかろうか、

…と。



以前の職場の同僚が、

「1日が始まるときに
 誰か1人、ほんのちょっとでよいから
 幸せにできたらいいなと思ってます」
 
と語っていましたが、
まさにそんなスタンス。



■もちろんそれは

・接客や営業
・カスタマーサポート

など、

”感情労働”

と呼ばれるものだから当たり前だろう、

と言われそうですが、
必ずしもそうとは限らない、

と思うのです。



■どんな仕事であれ、

”関わる人への
 ちょっとした声かけ”

(ねぎらいの言葉、
 感謝の言葉、親切な言葉)
 
などは、誰でもできるし、

それで誰かはちょっとだけ
幸せになったり、元気になったりする。


そしてそれは自分ができる

”いつもの毎日の中に付加できる
 ちょっとした素晴らしいこと”
 
だと思うのです。



■同じ仕事でも、

「誰かのためになる一工夫」

を加えること。


きっとそれによって
自分も周りも得られるものが
”増し増し”になっていくのだと思います。


あんまり、
そのような青っぽい話は、
社会人歴が長くなるとしなくなりますが

改めてUber配達員のTさんから、

”仕事の基本スタンス”

を学んだように思った次第です。


誰かをちょっとだけ幸せにする…

大事だなあ、と思います。

Uberの配達員さんは、
そうするとチップがもらえるから、
と思っていた可能性もありますが(笑)
それも含めて、個人的には拍手!だと思います。


最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。

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<本日の名言>

もしこちらが親切を続ければ、
たとえ良心のひとかけらもない人間でも、
必ず受け入れてくれるだろう。

マルクス・アウレリウス(古代ローマの皇帝/121-180)

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