働く大人の「線形成長」と「非線形成長」
(本日のお話 1614字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
クリスマスイブですね!
本当に年の暮れを感じ始めたこの頃です。
また、昨日は2件のアポイント。
夜からは大学院の打ち合わせなどでした。
*
さて、本日のお話です。
先日、
「働く大人の成長」
について、とある
興味深いお話を学びました。
本日はそのお話について、
学びと気付きを皆さまに
ご共有させていただければと思います。
それでは早速参りましょう!
タイトルは
【働く大人の「線形成長」と「非線形成長」】
それでは、どうぞ。
■成長の仕方には
2種類あるそうです。
特に、職種によって
成長の仕方に違いがあり、
そしてその特徴を認識することで
より自らを効果的に成長させることができる、
、、、今日はそんなお話でございます。
■さて2種類の成長とは、
どんなものでしょうか?
北海道大学の松尾教授によると
1つ目が、
「線形成長」
があるといいます。
*
これは左下から右上にかけて、
正比例のグラフの線を引くような成長。
やればやるほど
積み重ねれば積み重ねるほど
成長をしていく、というものです。
この「線形成長」は、
・技術者
・製造業
などが当てはまります
技術を習得するのに
時間を必要とする。
コツコツと積み上げることで
能力を獲得し、成長していく。
これが「線形成長」です。
■そしてもう一つが
「非線形成長」
です。
非線形成長は、左下から右上にかけて
正比例のグラフのようには伸びません。
「S字」を描くように、
なだらかな中から、ある時を境に
ぐぐっと急上昇する。
そしてまたなだらかになる。
この「非線形成長」は
・高度なエンジニア
・コンサルタント
などの職種に当てはまります。
これらの職種では
特定のハードな経験
自分を成長させるような修羅場経験、
など、
特定の経験を通じて
一気に成長する特徴を持ちます。
■「線形成長」と「非線形成長」。
これらの
2つの成長の仕方を
考えてみると、
確かに私たちの日常にも
当てはまることがありそうです。
*
例えば、「線形成長」について。
仕事じゃなくて恐縮ですが、
私は趣味でピアノを
習っているのですが
「ピアノの腕前が
ある修羅場経験で
急にレベルアップする」
、、、なんてことはありません。
日々コツコツと練習
繰り返しを重ねて、
上達・成長をしていきます。
おそらく、
技術者という職種も
それに遠からず、かと思われます。
日々の積み重ねで
技術を磨いていく。
この姿勢も、とても大事です。
■一方、「非線形成長」。
知的労働に関わる
多くの人がこちらに当てはまるのでは、
と思います。
上記では、
コンサルタント、
高度なエンジニア、
といいましたが、
他の職種、人事、研究者、
プロジェクトマネジャー他
様々な職種や役職なども
当てはまるのではないか、
と思います。
■それらの
知的労働者が成長する機会は
どんなときかというと
「自分を成長させた
密度の高いプロジェクトと
向き合うこと」
だと思うのです。
例えば、
・タフな案件を
なんとか乗り越えた、とか、
・未知の新しい挑戦を経て
視野が広がった、とか
・新規事業の立ち上げで
自分のマネジメント能力が磨かれた、
などなど。
取り組んだ数や期間ではない。
それよりも、
1つだけだったとしても
これまでの自分を壊して、
新しいものを学び取り入れて、
100%中の100%の
知識と工夫と努力を重ねた
”自分を成長させた
密度の高いプロジェクト”
と出会ったとき、
一気に駆け上がるように成長する。
そしてその経験が
新しい武器として獲得され、
自分に装填されていく
、、、それが
「非線形成長」だと思うのです。
■「非線形成長」は、
ストレスがかかります。
覚悟も必要で、大変であり、
背伸びをしなければならない。
しかし、大変でも
新しい武器を獲得しながら
未知のことに取り組めるプロジェクトは
きっと自分が新しい結果を残せる
非常に良い機会になるはず。
*
「線形成長」と「非線形成長」。
どちらの特徴もそれぞれですが、
それぞれの
成長の仕方を意識しつつ
「線形成長」でコツコツ重ねつつも、
「非線形成長」で一気に駆け上がる。
学び続けることが
大事な現代だからこそ、
そんなスタンスを大切にしたい、
と思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
いつまでも一つの土地に釘付けになるな。
思い切りよく元気にとびだせ。
そのためにこの世界はこんなにも広いのだ。
ゲーテ(ドイツの劇作家/1749-1832)
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