「努力できる好きなこと」を見つけるための旅
(本日のお話 2445分/読了時間3分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は3件のアポイント。
また久しぶりにクライアントと会食でございました。
やはり直接向き合って話をすると
リモートだけでは見えない、考えや価値観などが
垣間見えるものです。
短い時間でも”人となり”が見えて
良い関係ができるよな、、、と会食の効果を感じました。
お酒はあってもなくてもよいですが、
直接会うのも大事だな、と思った次第です。
(ランチミーティング、
4月はもっとやりたいなと思いました)
*
さて、本日のお話です。
少し前にSNSで尊敬している方が
紹介していたお話があるのですが、
そのメッセージが、胸にぐぐっと来ました。
今日はこのお話を皆さまにご紹介させていただくとともに、
学びと気付きを、ご共有できればと思います。
それでは参りましょう!
タイトルは、
【「努力できる好きなこと」を見つけるための旅】
それでは、どうぞ。
■先週の週末。
実家の愛知に帰った際に、我が姉が、
会社で「ある研修」を受講したと言っていました。
内容は、
「自分のパーパス(目的)を見つける」
という研修だったそうです。
職業柄、ものすごく気になるので、
あれこれヒアリングをしました。
へー、ほー、なるほど!と
たいへん参考になりました。
■個人的に印象に残ったのが、感想として
(勝手に使って申し訳ない→姉へ)
「確かにパーパスのような話は、
大事だと思う」
「が、まだ、”これだ”と思えるほどの
インパクトがあるものではない」
というコメントが印象に残りました。
■しかし、これ、よくわかります。
たしかにビジネス書のベストセラー
『7つの習慣』などでも、
「第2の習慣 終わりを思い描くことから始める」
と語られており、その中で、
”「ミッション・ステートメント」を書く”
ことの大切さを語ります。
(これが一番大事、と著者のコヴィー博士は言っていました)
言葉は違えど、
パーパス、ビジョンなど
未来に杭を立てるようなものは、
自分の軸を決める上でも大切なことだと言われます。
■ゆえに、
例えば自分の過去を深ぼって、
・自分の大切な価値観を整理する
・自分の才能とは何かを整理する
・自分の燃えるもの(情熱)が何かを考える
などなど、
「自分の内側への旅」
を重ねていくこと、
自分の価値観や才能や情熱などを
見つけようとしていくプロセスで
原型になるような”何か”を見つけようとすることは、
『自分がエネルギーをぶつけられる何かを
発見する上で極めて重要』
だと思うわけです。
■しかし、です。
一旦、そのようなものを考えて
自分のミッションとかパーパスとか
それらしいものが見つかったら、
それで終わりかというとそういうわけでもない。
「自分の価値観と才能と情熱」と、
「社会の利害関係者のニーズ」が一致しなければ、
独りよがりになってしまい、
経済的にも営みを続けることが
難しくなるでしょう。
その結果として、
いくら自分がやりたいことでも
継続して努力することが難しくなる可能性も
高くなると思われます。
■、、、と前置きが
やたらと長くなってしまいましたが、
そんな文脈を踏まえて、
以下のお話をご紹介したいのです。
森岡毅さんの書籍『苦しかったときの話をしようか』の
「おわりに」に書かれている言葉とのこと。
とても力のある言葉だったので
ご共有させていただければと思います。
(ここから)
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「本当に好きなことであれば、人間は努力を重ねることができる」と信じる方が得だろう。
この社会で結果を残す優秀なプロと呼ばれる人々は、
もれなく「その道で努力を積み重ねることができた人」と出会って、
その正体は「努力できる好きなこと」を見つけられた“発見の成功者“なのだ。
内面の声をよく聴いて、面白いと思える職能を見つけて飛び込み、
その中で働きながら世界を拡げていく、そして更に夢中になれる要素を見つけ出していく。
好きなことを見つけさえすれば、実はアリのようにはしんどくないのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)
とのこと。
■これを見て、
確かにそのとおりかもしれない、
と思ったのです。
パーパスでもミッションなどを、
研修で1日、2日考えて、
過去を振り返って、
才能や価値観などを言葉にしたとしても、
それはあくまでも
「”手がかり”とか”方向性”」
を見つけたにすぎません。
■自分が「努力できる好きなこと」を
”宝”だとするならば、
宝が埋まっているところは、
地図でいうと、どうやらこっちの方向だろう、
という目星をつけるのが「内省」であり、
その上で、実際に外の世界に出て、
足を動かして、あれやこれや試してみるのが
「見つける旅路」なのだと思います。
実際に色々やっても
その中には続くものもあれば、
続かないものもあって、
やらなきゃよかった、と思うものも
おそらくあります。
■ただ内省を続けて
自らの方向性を見つけ、
外に出ていき、新しいチャレンジを通じて
歩いて掘って探していくうちに、
自分の価値観・才能・情熱が重なるところと
そしてニーズが一致するところは
見つかってくる可能性が高まっていくのだろう、
と思うのです。
逆に言えば、それなくして
「努力できる好きなこと」が見つかって
そことピタッとハマることも
奇跡に近いものではないか、
とすら思います。
■自分が年を重ねルニしたがって
のやりたいことも能力も
少しずつ変容はしていくのでしょう。
そのように何をしたいのかを問い続けて、
そしてそのチャンスを得るべく足を動かし続けるから、
『自分が楽しく努力を重ねられるものを発見する』
『努力のつもりなくして、結果を残すことができるようになる』
のでは、と思います。
■私もキャリアを振り返りつつ
(まだまだ今も道半ばも良いところですが)
それでも
「自分がこの道であれば、
楽しく努力できる」
と思える方向性(人材教育・学び)は
見つかってきていると感じます。
ゆえに、このメルマガも
365日書き続けることができています。
そういう意味では、休みも関係なく
そればかりやっていても日々充実している、
と感じます。
(もちろん、クライアントの皆さまへの
責任もあるのでプレッシャーもありますが)
■、、、とつらつらと書いてしまいましたが、
パーパス、ミッション、
様々な言葉で自分自身の方向性を語る大切さが
語られていますし、
これから組織ではなく
個人がキャリアを考えることが求められる中で、
その傾向は更に高まると感じます。
いずれにせよ、
もし何かを力を注ぐものが見つかっていない、
ということがあるとすれば、
『「努力できる好きなこと」を見つけるための旅 』
を行うことがまずもって大事なのでは、、、
と家族の話やら、
SNSやらを見て思った次第です。
年を重ねるごとに興味の対象も
少しずつ変わったりするので、
ダーツのど真ん中がずれていく感じもしますが、
私も内に外に、探求と発見を続けていきたいと思いました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
自己探求のたびに目的があることは良いことだ。
しかし、結局、大切なのは旅そのものなのである。
アーシュラ・K・ル=グウィン(米国のファンタジー作家/1929-)
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