メールマガジン バックナンバー

2970号 2022年4月9日

「人生ケーススタディ」を知り、選択肢の幅を広げる

(本日のお話 1888文字/読了時間2分)

■こんにちは。紀藤です。

昨日は
大学院の人・組織づくりプロジェクトに関するインタビュー。
その他、2件の打ち合わせでした。

またお昼は、友人であり、
会社としても支援をさせていただいている
NPO法人キープママスマイリングの理事・光原さんとランチ。

ちなみに同法人は
病児に付きそう日本中のママさんを笑顔にされる
活動をしていらっしゃいます。

今月号の

『Forbes Japan』
(特集:これからの「お金の使い方」)

でも優れた非営利団体30選に選ばれています。
(すごい!!)

マンスリーサポーターも募集中!とのことですので
共感される方は、ぜひ一緒に応援いたしましょう。
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さて、本日のお話です。

刺激的な方と話をした後は、
しばしば思うことがあります。

それは、

「人生のケーススタディを聞くことで
自分の選択肢の幅が広がる」

ということ。

今日はそのお話について、
皆さまに思うところをお伝えさせて
いただければと思います。

それでは、早速まいりましょう!

タイトルは、

【 「人生ケーススタディ」を知り、選択肢の幅を広げる 】

それでは、どうぞ。

■コーチングをやらせていただいていて、
しばしば出てくるテーマがあります。

それは、

「自分がやりたいことが
見つからない」

というもの。

なにも若い人だけではなくて、
あらゆる世代にあるように思います。

やはり、人生の節目ごとに、
自分の進む方向を考えることは、
いくつになっても続く、大きなテーマのようにも感じます。
(、、、と自分にも言い聞かせております)

■「人生の方向性」というのか
「自分の軸」というのか、

その表現は様々ですが
それらのものを見つける上での王道の手法は、

「自分の過去を振り返り、
大切な価値観を掘り下げる」

が1つあります。

過去を振り返り、
自分の達成した経験、
嬉しかったこと、エネルギーを感じたこと、、、
どんな些細なことでもよいので振り返り、

・自分が何を強みとしていて(強み)
・自分が何を大切にしていて(価値観)
・どんな時にやる気がでるのか

を自分の原体験から発掘していく、
ということ。

(パーパス・カービング、とう言う名前で
全社的に研修をしている組織もあります)

■これらの問いは、なかなか侮れません。

というのも、大多数の人にとって、
「自分の大切な価値観は?」なる問いは
おそらく、投げかけられたことはないでしょう。

(このメルマガをお読みいただいている皆さまであれば
馴染みがあるかもしれませんが、、、)

ゆえに、過去を振り返り、
自分を見つめ、内製し、

「大切な価値観」を探究してみることを通じて
”自分の軸”のようなもののヒントは、
見つけられるといっても良いかと思います。

■、、、しかし、です。

「自分の軸」がわかったとしても、
その後、スッキリと、

「自分はこんな風になっていきたい!」

という方向性、目指す姿が見つかるかというと
そういうわけでもない。

私自身に照らし合わせて考えると

「自分の価値観をが定まっても
ワクワクする具体的な未来のイメージは
見つかるとはかぎらない

ではないか、と思います。

■例えば、私(紀藤)の場合、

”「学び」と「挑戦」を通じて
「成長」の喜びを感じたい”

という価値観があります。

自分なりに何かを学んだり、
自分なりに何かを挑戦したりすることで

見える世界が広がったり
出来ることが増えて成長している実感が楽しい、
と純粋に感じますし、

これは自分の半生を振り返って見つかった
一つの「大切な価値観」であり「自分の軸」と言えそうです。

■ですが、こういった価値観を

「どのように、人生の中で
具体化していきたいのか」

「どんな道筋を歩けば
自分も周りもハッピーなのか」

と考えてみると、よくわからなくなる、、、
というイメージ。

■「自分の価値観を明確にして
軸を見つける」

というのは、

360°広がる砂漠で
「なんとなくあっち側だよね」と決めたくらいのもので

何を、どのようにやっていこうかという
明確なイメージにはなりづらいこともある。

それは、おそらく

「解像度が高いモデルケース」

がないから、感情が揺さぶられる
ワクワクするイメージが膨らまないのでは、

と思うわけです。

■その中で、役に立つことがあります。

それが、誰かの
”「人生のケーススタディ」を知ること”

これに尽きると思うのです。

自分の想像の枠を超えた
「こんな風に人生歩んでいます」というエピソードを
直接聞くと、そんなパターンもありかも!と、
イメージがぐっと広がると感じます。

■これまた私の話で恐縮ですが、

昨日のランチにて、
共通の知人の最近の活動の話をしているときに、

・ご自身で独立されたのち、何足もの草鞋を履きつつ

・ポジティブ心理学の医学博士号を取得し
・これから海外の大学で
その分野において教鞭をとることになった

というエピソードを聞きました。

(自分ができるかどうかはおいておいて)
「ポジティブ心理学という道」
「博士課程という道」
「ハイブリットで海外に居を構えるという道」

もあるのかもしれない、、、

と話を聞きながら、

”ワクワクする”、”憧れる”という選択肢が
生まれたようにも感じました。

■それは、

自分の内側だけではなく
外側の世界を知ることを通じて

「自分の心が震える人生ケーススタディ」

を知ることで
ありたい姿が、より具体的になるから、
なのであろうとも思ったのでした。

■人生、色々な変化があり、
ステージも変わる中で、

「自分がどこに向かっていて
どうなっていきたいのか」

は、おそらく何度も
自分に問うていくものだと感じます。

何かに向かって歩んでも
それが満たされると次の何かを
目指したくなるものとも思いますし、

その中で選択肢を広げようとしても、
いくら自分だけで考えても、
その選択肢は限定的になりがちです。

■そう考えると、

常に外の世界に開いていて
(良い意味で)色んな人のエピソードから
人生のケーススタディを知り、

自分の心のリトマス試験紙に浸すことで、
その時々の自分独自の目指す方向を
見つめることに役立つのではないか、、、

そんなことを思ったのでした。

■最近、本を読んだり、
内側に籠もる時間が多いのですが

改めて色々な人とも会いつつ
自分の視野を広げていきたい、

と思った、春の1日でした。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

人は、その視野の範囲でしか成長できない。

ジョン・パウエル(イギリス出身の作曲家/1963-)

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