今週の一冊『ドラゴン桜(フルカラー版)』
(本日のお話 1654文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
この土日は大学院の授業、
そして研修プログラムの開発でした。
案件が立て込んでおり、
バタバタとしております(汗)
その他10キロのランニング。
*
さて、本日のお話です。
毎週日曜日は、お勧めの一冊をご紹介する
「今週の一冊」のコーナー。
今週の一冊は、
==========================
『ドラゴン桜 フルカラー版』
三田紀房 (著)
==========================
です。
■言わずと知れた大ヒットの名作。
ドラマにもなっており、
きっと中身を既に読まれた方も
多いのではないかと思います。
私も、ちょろっと
一部だけ見たことはありましたが、
全部読んだことはありませんでした。
最近やや大学院系の重ための本ばかりで
新たに本を読み進められない中、
”「Kindle Unlimited」にて
無料で1~3巻まで読める”
というオススメでダウンロードして
寝る前に読み進めていたら、
「超面白い!」と沼化してしまい、
結局全部買ってしまいました、、、(汗)
■厳密いえば、
我が家ではKindle本を
妻とシェアをしており、
妻より
「ドラコン桜、次の巻は買わないの、、、?」
というリクエストに押され
全巻揃えていた(買わされた?)
というのが現状ですが、
どうでもいい話でございました。
■しかし、改めてこの作品、
実に素晴らしいな、と思い
読み進めております。
落ちこぼれの東大受験という
漫画のエピソードと思わせて、実は
『学びからちょっと距離を感じる人にとっての
「学ぶためのヒント」の参考書』
になっている、
漫画というプラットフォームを活用した
有益な情報の提供の仕方に、
私はこの本の魅力を感じさせられました。
■ちなみに、読んだことがない方のために、
本ストーリーについてですが
落ちこぼれの生徒を東大に合格させるために、
各教科の一流の先生たちが、
珠玉の学び方を指南していきます。
そして、それに伴って、
全然できなかった2人が、
学ぶ喜びを知り、学力を伸ばし、
精神的にも自立していく、
という成長譚です。
■もちろん、
現実と漫画は違うところも
ままあります。
そんなにうまくいかないよ、
といっても、漫画だから良いのです。
それでも、
この本を読んでいて思ったことは
「もし多くの学生が、
この本で書かれているような情報を
受験前に知っていたとしたら
どれくらい学力の伸びは違うのだろうか?」
ということ。
■結果とは
「才能」と「努力」の掛け合わせです。
もっと言えば、才能すらその環境要因で
花開くこともあれば開かないこともある。
元来勉強という才能がある人は
確かにいるけれども、
多くの人はめちゃできるわけでもない、
でもできないわけでもないという中間に位置します。
まさに偏差値40~60の間に
正規分布すると68.3%の人が存在するわけで、
その人は大きく「環境」そして「努力」で
差が開くと思われます。
その中で、
「知っている人は知っているけれど
知らない人は知らない」
という、
・受験という仕組み
・効率良い学び方
・自分で考えるためのスキル
などが数多く存在していることは
実際にそうなのだと思います。
■それらの学ぶ知恵、生きる知恵が、
漫画というプラットフォームに乗って
多くの人に届けられていることが実に素晴らしいな、
と感じさせられたのでした。
■私も学生時代、
勉強はあまり好きではありませんでした。
成績も悪くはないけど、
突き抜けてよいわけでもなく、
どちらかというと
更に優秀な友人たちに囲まれたことにより、
それは「比べられる物差し」のように
なっていたようにも思えます。
、、、しかし、
もし本書で語られているような、
「学びを楽しく、
効率的・効果的にするための工夫」
を知っていたとしたら、
もしかすると当時、
学ぶということの概念が
変わっていた(かも)しれない、
とも思ったのでした。
(変に反抗して、
結局変わらなかった可能性も
ままありそうですが、、、汗)
■いずれにせよ自分の可能性も
新しい考え方も手法も
「そういった世界がある」
ということを何かしらの形で
知ることから広がります。
そういった意味で、
この『ドラコン桜』は、
多くの学生さん、
あるいは学びに関わる人にとって
大切なことが楽しく学べる素晴らしい作品だな、、、
と感銘を受けた次第です。
ということで、
まだ読んだことがない方は、
Kindle Unlimitedにて無料で途中まで読めるので、
沼化する覚悟をお持ちの上(苦笑)
よろしければ読んでみて下さいませ。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
==========================
<今週の一冊>
『ドラゴン桜 フルカラー版』
三田紀房 (著)
==========================