727冊をPDF化して思った「自分の頭の中の地図」の話
(本日のお話 1884文字/読了時間2分)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は4件のアポイント。
また夕方からは大学院の授業にて
「人材開発組織開発実践論」でございました。
これからまた授業も忙しくなってきそう。
心して参りたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
大学院が本格的に始まる中で、
昨年先生から教えてもらった
とある心に残っている言葉があります。
今日はそのお話と、
最近着々と行っている「本のPDF化」の話を絡めて、
皆さまに学びと気づきをご共有させて
いただければと思います。
それでは、早速まいりましょう!
タイトルは、
【 727冊をPDF化して思った「自分の頭の中の地図」の話】
それでは、どうぞ。
■「本は1冊でなく、1トン読め」。
大学院で先生から聞いた言葉で
昨年最もインパクトがあった言葉の1つ。
続く話として
「本を読むこととは
”自分の頭の中の地図を広げる行為”である」
というお話も聞きました。
いずれも、実に印象に残っています。
(1トンか、、、と思いました汗)
■さて、「読書」というテーマで言えば、
本を読まれる方に、お勧めのサービスがあります。
それは
『BOOKSCAN』
https://www.bookscan.co.jp/
というもの。
”世界中の本好きのために”
というキャッチコピーで
”本をPDFにして、
保管してくれるサービス”
で、本を沢山読まれる方に
重宝されているようす。
著作権の問題もきちんとクリアされているようで
その地道な努力に頭が下がるサービスです。
私も積読ばかりで
本はたくさん読めているとは言えませんが、
友人からこのサービスを紹介してもらってから
「これは便利!」と思い、利用させていただいております。
(有料会員は毎月50冊までPDF化が無料です)
■ちなみに私は、
PDF化した書籍がここまでで
「727冊」
ありました。
(総ページ数は196,649ページだそう)
読まずにPDFにした本もあるので、
全部そのうち自分にどれほど影響を与えたのかは
わかりません。
またkindle本や、リアル書籍もあるので
上記の2-3倍くらいはありそうな予感。
■ただ興味深いのが、
そのサービスのマイページの中に、
「自分の所有ジャンル」
なるものがあるところ。
そこに727冊がどのような内訳なのかが
記載されていることです。
■それによると、
私がPDFした書籍727冊の内訳は
以下の通りになっていました。
<紀藤の蔵書の内訳>
・経済・ビジネス・投資・金融 26.5%
・政治・社会 13.9%
・エッセイ・随筆 11.2%
・外国 6.3%
・人文・思想 6.2%
・語学・外国語 3.2%
・歴史・旅行 2.8%
・芸術・アート 2.6%
・エンターテイメント 1.9%
・IT・コンピューター 1.8%
・体育・スポーツ 1.8%
・商業 0.9%
・科学・テクノロジー 0.8%
・教育・勉強・学参書 0.6%
・総記・評論 0.5%
・医学・医療・薬学・看護・歯科 0.3%
・法律・法学 0.2%
・数学・数式 0.2%
・農林・農業 0.2%
・民族・カルチャー 0%
・工学 0%
・建築・建物 0%
・機械・マテリアル 0%
・工業・海事 0%
・産業・交通・通信 0%
・水産 0%
、、、とのこと。
■そしてこれを見た時に、
私が思ったのは
「ああ、これが自分の
頭の地図の中身なのだな」
ということでした。
一番たくさんの領域の占めている
「経済・ビジネス・投資・金融」
でも、私の書籍を思い返せば
読みやすそうなビジネス書が多いです。
ゆえに、かなりその分野によっていることになりますし、
ビジネスのエントリー的な知識がまばらにある、と言えそう。
■ただ、自分は組織で働いているので
この類の本を読んでいますが、
自分とは違う分野で学び、活躍されてきた人は、
ぜんぜん違う領域の、違う分野の地図を持っています。
かつ、専門家と言われる人はその領域における、
「GoogleMAPもびっくりの解像度が高い地図」
を持っていると言えるでしょう。
■自分がその地図を持っていないから、
そのことを知らないだけで、ふと思えば、
・農林・農業 の地図を持っている人
・建築・建物 の地図を持っている人
・法律・法学 の地図を持っている人
・医学・医療・看護 の地図を持っている人
・IT・コンピューター の地図を持っている人
も想像すればたくさん周りにいます。
ただ、
持っている地図が違うので
自分はその方の世界が見えないし、
世界の見方も違ってくるし、
考え方も当然違っています。
自分が0%の領域の話をされても
意味不明なだけで、むしろ
「なに言ってるかわからないんだけど」
と思考停止で
終わらせてしまうおそれすらあるな、
と振り返り、思ったのでした。
■そういう意味で、
「本を1トン読む」
というのは、まさに
「自分の頭の中の地図を広げる行為」
であるし、
もし自分が職業人としても、
何かの専門家を目指そう、というキャリアを
目指すのであれば、
その特定の領域の詳細マップは
とことん追求して手に入れる必要があるのだろう、
、、、そんなことを
考えさせられました。
■今、私は大学院で
「人材開発・組織開発」
という分野の地図をまさに広げています。
ただ、そこには、
ごく一分野なのに、非常に広く
広大な世界が広がっています。
一つのキーワードを調べると、
またそこからズラズラっと違う領域が拡張していき、
未知の世界が無限に広がっていくよう。
それでも、特定の領域で
広げて、深めていくことで、
少しずつ見えていなかったピースが揃うのだと思いますし、
そういった旅路を歩むのが、
「学び」ということなのだろうな、
と、大学院の春学期が始まり、
感じさせられた次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
本日も皆さまにとって、素晴らしい1日となりますように。
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<本日の名言>
無知は罪であり、
知ろうとしないことはさらに深い罪である。
アルフレッド・アドラー
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