越境学習のポイントは、「打率1割でオッケー」
(本日のお話 1641文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
昨日は論文読書とまとめなど。
なかなか思うように進みませんが、
粛々と進めたいと思います。
*
さて、本日のお話です。
先日、「越境学習」について
書籍とともにご紹介させていただきました。
↓↓
https://1lejend.com/b/detail/HSfoIRnMfw/4175977/
今日も引き続き、そのお話について
皆さまにご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは、
【越境学習のポイントは、「打率1割でオッケー」】
それでは、どうぞ。
■ホームからアウェイへと往還し、
葛藤も含めた経験をすることで、
個人の成長、そして組織にはイノベーションがもたらされる
、、、これを『越境学習』と呼ぶ、
そんなお話を先日お伝えさせていただきました。
■ただ、実際のところ
外の勉強会、交流会、セミナーなどなどに参加をし、
”越境的な行為”をしたからといって
・葛藤を含めた経験
・自分の価値観が揺さぶられるような経験
などに、
バチコーンと出会えるかというと、
なかなかそうでもなかったりします(汗)
■高いお金と時間を投資したのに、
「あれ、期待していたのと違うんだけど。。。」
「対話のレベルが思ったより低い/高すぎる(汗)」
「テーマの内容も、どうしても興味を持つことができない」
などなどの感想とともに、
肩透かしを食らってしまうことも、
なきにしもあらずです
つまり、平たくいえば
個人の越境学習には、
「”ハズレ”も結構ある」
ということです。
(まあ、人と人のマッチングみたいなものでしょうか。
楽しいパーティもあれば、そうではないものもある、
みたいなことではなかろうか、と。)
■このことについて、
先般ご紹介させていただいた、
『越境学習入門 組織を強くする「冒険人材」の育て方』
石山 恒貴,&伊達洋駆.(2021).
では、こんな風に述べておりました。
以下、引用させていただきます。
(ここから)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
個人主導の越境学習は、
肩肘を張って行う必要はありません。
(中略)
産業能率大学の齋藤弘通教授によれば、
個人主導の越境学習では、
「10割バッター」を目指さないことが大事だといいます。
「10割バッター」とは、
様々な勉強会やプロボノなどの越境学習に参加するときに、
毎回何か効率的に学びたいと考え、10割の打率を目指す姿勢です。
そのような学び効率主義の姿勢でいると、
越境して何も得られないと感じたときには、がっかりして、
その後に越境する気持ちが萎えてしまうかもしれません。
そもそも越境とは、偶発的な学びが多いものであり、
毎回ヒットが打てるとは限りません。
(中略)
仮に1割の打率だとしても
それで刺激が得られるなら素晴らしいことです。
※石山 恒貴,&伊達洋駆.(2021).
『越境学習入門 組織を強くする「冒険人材」の育て方』日本能率協会マネジメントセンター
P109
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(ここまで)
■打率1割くらいで、気楽に構えようぜ!
、、、越境学習について、この考え方は、
まさに、その通りだなと共感します。
もちろん、その学びが
自分にプラスになるかを前もって調べることは
とても大事なことだと思います。
しかし、最終的には
「行ってみないとわからない」ことも、
ままあるものです。
むしろ、その方が多い。
でも
「ハズしたらもったいない」と思って、
飛び込むことがなければ、何も起こらないわけです。
(当たり前ですけど)
”行ったことによる損失(ハズレ)”
”得られたかもしれない機会(アタリ)”
を比較することはできないものですが
こと「偶然の学びを得ようとする越境学習」
においては、まさにここで言われた
「打率1割でオッケー」
という考えで、じゃんじゃん、
どんどん、やんややんや飛び込んでいったほうが、
結果的に得られるものが大きくなるのだろう、、、
ということ。
■、、、となんとなく
何か色々考えるより、
やっちまったほうが早いべさ!
と思う自分の思考(嗜好?)で
実態より強調しすぎた感もありますが、
越境学習については、
あながち間違いではないと思いましたので、
この考えは、特にホームに長らくとどまっている気がする、、、
と感じられた方には、ぜひ共有させていただきたい、と思い
お伝えさせていただいた次第でございます。
たくさん飛び込んで、
たくさん機会と失敗をキャッチして
100年時代、楽しく、刺激的な旅路を
歩んで行きたいものだな、
、、、自戒を込めてそのように思った次第です。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
自己に閉じ込められ、自己にこだわっている間は、
世界を真に見ることができない。
自己が自由に、自在に動くとき、世界もいきいきと生動する。
道元(鎌倉時代の禅僧/1220-1253)
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