1001kmウルトラランナーの「自分は弱い。強くなりたい」の言葉から思うこと
(本日のお話 1853文字/読了時間2分)
■こんにちは。紀藤です。
GWも終盤ですね。
茨城の実家から自宅へ戻ってきましたが
電車が大変混雑しておりました。
また、昨日は10キロのランニング、
大学院の論文まとめなど。
*
さて、本日のお話です。
約2週間後に迫っているウルトラマラソン。
練習をしなければ、
完走も危うい気配も感じているこの頃。
そんな中で、知人から、
「ある動画がよかった。お勧め!」という情報が
facebookで流れてきました。
内容は
『【感動】ウルトラトレイル1001kmに挑んだ314時間の物語(MEGA RACE 2021)』
https://www.youtube.com/watch?v=Qh3QYjCWC_Q&t=1s
というもの。
そして今朝見ていたら、
私も感化されて、大変アツい気持ちになってしまいました。
今日はそのお話から感じたことを、
(こういう世界もあるんだ、という情報提供も含めて)
皆さまにご共有させていただければと思います。
それでは早速まいりましょう!
タイトルは
【1001kmウルトラランナーの「自分は弱い。強くなりたい」の言葉から思うこと】
それでは、どうぞ。
■世の中には、
実に面白いレースがあります。
上記でご紹介した、
『ウルトラトレイル1001キロマラソン』
などもまさにそうかと。
・アラスカ560キロマラソン
・サハラ1000キロマラソン
とか、もはやこの距離は
新幹線や飛行機で移動するレベルの距離を、
”自分自身の足のみで走り抜く”
という実に変態的レース。
■私も今ランニングを趣味にしていて
3年ほど前は
177キロランニング
(制限時間34時間)
なども出場したこともありました。
大体感想は、20時間くらいすぎると、
「眠い、ツライ、もうやめたい」の
1点ばりでございましたが、
なんとか当時は完走をしました。
■それでもアレだけきついのに、
1001キロというと、もう異次元です。
視聴をしていると、
胸にグッとくるものがあります。
■ぜひ、
「こういう世界もあるんだ、、、」という
気楽な気持ちで見ていただきたいのですが、
この動画で個人的に注目していただきたい、
と思うのが、
1000キロという距離を走る猛者でも、
まだ1/3もいっていない300キロ手間で
眠い、足の裏が痛い、
「かなりしんどそう」
であることに気付きます。
えっ、まだ
700キロ以上あるんだけど、、、
無理じゃないの・・・?
と普通、思います。
しかし、動画のランナー
北田雄夫氏は走り抜いて、
日本人初完走を成し遂げるのです。
■そして、どの動画の紹介ページでは、
こんなことが書かれていました。
以下引用です。
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距離1001km、制限324時間のウルトラトレイルレース。
キャンピングカー帯同でのフルサポートを受ける選手が多い中、
僕はセルフサポートで挑戦。
自ら選んだ険しい道だが、感情が乱れて、つい怒りや愚痴がでてきてしまう。
自分は弱い。もっともっと強くなりたい。
Mega Race 2021.9
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■そして、この動画の話を含め、
妻(→いつも100キロマラソンなどで
参加者の補給サポート応援隊長を務めているので、
100キロ初チャレンジの人を割と見ている人)
にしたところ、
こんなコメントをしておりました。
「なんとなくだけど、
負けない!という気合みたいなのをまとった人が
初100キロマラソンも完走している気がする」
とのこと。
これまで100キロマラソンで
初めての私の友人でも何人もいました。
そして制限時間1分前にゴールする人、
途中でリタイヤする人、
もちろん色々いました。
■先程の北田氏の
「自分は弱い。もっともっと強くなりたい。」
のコメントではないですが、
その内側からくる自らの弱さと強さの葛藤、
その綱引きの中での戦いになんとか勝とうとする姿勢を
最後まで手放さない人が、
もしかすると、あと一歩いけるかどうかの
分水嶺になるのではないだろうか、、、
そんなことを妻の話を聞きながらも
思ったのでした。
■マニアックな話ですが、
特に超長距離を走っていると、
どこかで
「キツくなる瞬間」
「やめたくなる瞬間」
「なぜ参加したんだろうと後悔する瞬間」
が訪れることがあります。
多分、それはどのレベルのランナーでも、
同じではないか、と思います。
ただ、その時に、
心の中で天秤が揺れて、
ちょっと歩いてしまおうか、
ペースを落としてしまおうか、
と頭を擡げるたときに、
自分がどういう判断をするか、
弱さと向き合い強くなろうともがくか、
それとも手を抜くか、ということが
最終的な結果に影響する、と感じます。
■そして、こういった姿勢は、
最終のレースだけでできるものではなく、
普段の練習のあり方がそのまま反映されます。
いつも「ゆるめる」を選択する人は、
やはりそういった結果になるし、
いつも「攻める」を選択する人は、
やはりそれに準じた結果になる、
、、、あくまで一つの要因にすぎませんが、
と私はそんな風に感じております。
■そして、これは同時に、
”走る”という行為を通じた
「自分自身の現れ」とすら思えます。
その行為には、
その人の姿勢がにじみ出る。
展開をさせ過ぎか知れませんが、
仕事にせよ、学業にせよ、
そのスタンスは同じようなものがあるのかもしれない、、、
と個人的に感じます。
■改めて
「自分は弱い。もっともっと強くなりたい。」
と語っていた、
その内側に秘めた強さのようなものを
動画から感じ、自分自身の普段の姿勢も
改めて見直した次第です。
つい、逃げそうになるし、
実際に逃げてしまうことも
お恥ずかしながらありますが、
今日の自分は昨日の自分と違う、
今日のこの瞬間は逃げないように、
と自分にそういい聞かせて、
なんとか自分に対しての勝ち越しができるよう
一歩ずつ前に進んでいきたい、と思った次第です。
友人が513キロのレースを
ちょうど完走しようとしている今、
気持ちが熱くなっているところでございました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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<本日の名言>
向上心に燃えた有能で勤勉な人間には、
”ここで行き止まり”という策は立てられない。
ベートーヴェン(ドイツの作曲家/1770-1827)
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