メールマガジン バックナンバー

3000号 2022年5月9日

祝3000号! ~メルマガ3000日の旅路は、紀藤の人生をいかに変えたのか~

(本日のお話 2753文字/読了時間3分)

■こんにちは。紀藤です。

本日で、メルマガ3000号を迎えました!
(パチパチパチ!←自分で自分に拍手)



2013年の3月から始めたメールマガジン。
盆正月もなく、365日毎日送ってまいりました。

今日はそんな軌跡を振り返って、
思うところを語ってみたいと思います。

タイトルは

【祝3000号! ~メルマガ3000日の旅路は、紀藤の人生をいかに変えたのか~】

それでは、どうぞ。

■「よく続けられますね」

メルマガに対して、
しばしばそんなコメントを
いただきます。

そして、自分自身、
ある時期まではそのことを
誇りに思っていました。

■ただ、「毎日メルマガを送る」
という制約を、自分に課すのは大変です。

仕事がめちゃくちゃ忙しい日も、
お盆も正月も、
コロナワクチンで副反応が出た日も、
扁桃腺を腫らして、全身麻酔で手術した日も、

”メルマガ”という日々の儀式が
毎日待ち構えていました。

(まあ、自分で決めたんですけど)

■振り返ってみると、

メルマガを書き続けた10年弱を
強引に3つのステージでわけると、
以下のような感じだったと思います。



1号~1000号までは、

自分で自分に発破をかけて書き続け、
書くことを習慣にするステージでした。

この頃は、無知ゆえの全能感により、

「こんなメルマガ毎日書いてる自分、
ちょっとすごくない?!」

なんて、心の何処かで
調子に乗っていたように思います。

自分のことをさらけ出すのも苦でなく、
全てはネタだと思って書いていました。

今思うと恥ずかしい内容だらけです。

■書き始めて4年ほど経った

1000~2000号は、
365日の毎日配信を始めました。

ある程度自分なりのフォーマットが確立して
スラスラと文章にできるようになりました。

やたら長い文章を書いてみたり、
「音声入力」を試したり、
「今週の一冊」をテーマを掲げてみたりして、
試行錯誤をしていました。

一方、ネガティブなコメントもこのあたりから
記憶に残るようになりました。

ご丁寧に、

「冗長なメルマガで時間のムダである」
「こういった思想を書くのはどうかと思う」
「、(点)と行替えが多すぎる」

とコメントを残し、
去っていかれた方もいらっしゃいました。

(他にもキツいのもありましたが、
ここでは控えておきます、、、苦笑)



しかしながら同時に、

メルマガによって、
多くのお仕事のきっかけをいただいたり、

読んでいますよ!という言葉とともに、
励まされることはそれ以上にありました。

多分、そのご縁があったからこそ、
そんなに誇れる話ではないかもしれませんが、
『7つの習慣』のフランクリン・コヴィー・ジャパンで
トップセールスをとることもできました。

自分くらいの発信力でも、
言葉の力(送る方も受け取る方も)を
感じた時期でありました。

■直近の3年になって、

2000号~3000号は、

自分が起業したこと、
自分の内的世界が広がったことから
迷走をする時期にはいりました。

2000号書いても、まだまだ
自分の内面を言葉にするのは難しく、
表現する言葉を持ち合わせていないことにも
回を重ねるごとに、気づいていきました。

年を重ねたせいか

「アツいだけのメッセージを書くこと」
「過剰な自己開示をすること」

について、今更ながら”恥ずかしい”
という思いが沸き起こってきました。

子供が生まれ、人生ステージが
ある程度固まっていく中で、

”自分なりの日々の挑戦を記し、
皆さまに気付きや刺激のおすそ分けをする”

というメルマガを通じた価値も、
形が変わっていっている感覚を覚えていました。

■そして、

また大学院に通い始めたり、
コーチングの世界に触れたりすることで、
良くも悪くも、等身大の自分に気付いていきました。

自分が現実的になったのか、
はたまた、自己認識が修正されたのか、

理由はわからないのですが、

「これくらいしか書けない自分」

を歯がゆく思ったりして、

文章を書けども書けども、
誰かに届けられる感じもしませんでした。



「感想フォーム」に送っていただく感想も、
ご返信ができないからという理由で

感想フォームをなくしたことで
読者様の声も聞こえづらくなり、
独りよがりになっているのでは、、、

という迷いも生まれました。

■そうやって3000号メルマガを続けてきましたので、

「メルマガを送ることは、
自分の人生をプラスにしてくれます!」

ただピュアに言えるわけではない、
というのが正直なところです。

自分の弱さも、未熟さも、ズルさも
逃げてしまうところも含めて、
感じてしまうからです。

■しかし、それでもなお、
自信を持って言えることは、

【書き続けていなければ
今の自分はない】

ということです。

前職でトップセールスになることもなかったし、

TOEICが400→800点になることもなかったし、

カナダに単身コーチング研修(全部英語)
を受けることもなかったし、

起業もしていないし、

大学院に入学することもなかったでしょう。

■言葉にすると自分で悲しいのですが、
私の能力は凡庸です。

これといった才能はありません。

ただし、しつこく
メルマガを配信するという行為は、
やってきました。

そうすると凡庸なりにも、

「今日という1日は、どんな日だったのか?」

「今日という1日で、自分は何を学んだのか?」

「今日という1日を、未来にどう活かすのか?」

という小石のような日々の省察を、

人と出会い、本と出会い、
体験と出会うたびに、

それがどんな些細なことでも
そこから抽出される学びや気付きの結晶を
集めようとしてきました。

そしてそれらを
第三者にとって多少でも価値ある言葉として
届けようとし続けたことは、

薄紙を積み重ねるかのように
自分の中に「言葉」として溜まっていったと感じます。

■そしてそれは、

自分の中の意思決定基準となり

宣言をし、自らを衆人環視に追い込み、
自らを前に進める機動力となりました。

■また、自分に対して

日々感情の波があるときでも、
自分の感情をリセットし、

「これだけはやり続けている」という
自尊心を掴み続けることにも繋がりました。

■重ねて、何よりも嬉しいこととして

メルマガを通じて、
多くの方との出会いがありました。

また未だに、数年ぶりにご縁などでお仕事を頂くなど、
かけがえのない繋がりを紡ぎ続けることができました。

このメルマガの大きな意味とは
去っていった人ではなく、

出会って、繋がってただける方との
繊細な糸をつなぎ続けるためであり、

どこかで共感してくれる方を
今後も何かしらの形で応援させていただくためのもの、
とも感じます。

■名言で、

『心が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる』

とあります。

この名言について、
個人的に少し異を唱えるとするならば、

「振り返るという習慣」

を決め、宣言し、
自分を追い込むからこそ、

行動が変わり、
連鎖的に心も変わり、
もしかすると人格や運命も変わるのでは、

と私は感じます。

■続けれることだけがいいとも思いませんし、
もしかすると固執なのかもしれません。

ただし、

”自分の内面を
言葉にしようとする試み”

と、

”誰かに伝わるように
言葉を届けようとする葛藤"

は、かけがえのない財産になってくれるはず、
と思います。

もうちょっとは自分の思っていること
解像度高く言葉にできる日を夢見ながら、
明日からもひたすら書き続けていきたいと思います。

時に冗長で、時に迷いながら書いている文章、
お目通しいただいている皆さま、ありがとうございます。

より価値があるメッセージを届けられるよう
言葉を磨いていきたいと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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<本日の名言>

人は繰り返し行うことの集大成である。
だから優秀さとは、行為でなく、習慣なのだ。

アリストテレス(古代ギリシヤの哲学者/BC384-322)

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