勇気と思いやりのバランス
(今日のお話 1201文字/読了時間1分半)
■おはようございます。紀藤です。
昨日は2件のアポイント。
リーダー層の方に、
「7つの習慣」「ビジョナリーウーマン」など
多くのコンテンツを導入頂いている会社様と打ち合わせなど。
■さて、早速ですが本日のお話です。
「7つの習慣」を読み返していて、
で改めて大事だと感じたことについて。
テーマは「Win-Win」です。
ではどうぞ。
■有名な7つの習慣用語の一つに、
「Win-Win」
という言葉があります。
きっと皆さまも1度くらいは聞いたり、
使ったことがあるのではないでしょうか。
今では、あらゆるシーンでよく使われるようになり、
何かある度に、
「Win-Winでいこうぜ!」
なんて気軽に言われるような、
そんな印象も覚えます。
ちなみに、Win-Winの定義とは
一体何なのでしょう?
意外と深く考えたこともない、
という方もいらっしゃるかもしれませんね。
「7つの習慣」の
”第四の習慣 Win-Winを考える”では
以下のように説明をしています。
(そのままの引用ではなく、紀藤の編集を加えています)
”Win-Winは全ての人間関係において、
必ずお互いの利益になる結果を
見つけようとする考え方と姿勢である”
このあたりは、まあ普通。
そして、ここからがちょっと深いです。
”Win-Winを実現するためには、
人格を鍛える必要がある。
その一つが、「成熟」である。
「成熟」とは
【勇気と思いやりのバランスがとれていること】
である。
これは、
「相手の考え方や感情に配慮しながら、自分の気持ちや信念を言えること」である”
■・・・
いかがでしょうか。
ここで私が思ったことが、
そして本日お伝えしたいことが、
この
【勇気と思いやりのバランス】
を意識して人間関係を築くということが、
Win-Winの本質を理解することに繋がる
ということです。
最近は、傾聴とかコーチングとか、
結構、”聴く系”のトレーニングが流行っています。
傾聴などは、相手の考え方や感情を配慮する、
【思いやり】にあたります。
、、、ですが、ただただ
”聴いて聴いて聴きまくるだけ”
になってしまえば、自分の意見を殺すことになり、
人間関係は長持ちはしません。
逆に、アサーションとかプレゼンテーションとか、
”自分の意見を主張する系”のトレーニングもあります。
これは、自分の気持ちや信念を言う、
【勇気】にあたります。
しかしながら、気持ちを伝えることが大事、
といってとしても、ただただ
”伝えて伝えて伝えまくるだけ”
になってしまえば、相手の考え方や感情を配慮しないことになり、
人間関係は長持ちはしないでしょう。
■すなわち、
”自分の気持ちや信念を言う【勇気】”
×
”相手の考え方や感情を配慮し、耳を傾ける【思いやり】”
この2つのバランスを上手にとること。
これが、冒頭にご紹介した、
”Win-Winを実現するポイント”
になる、といえるわけです。
■何となく感じますが、少なくない数の人が、
どちらかに傾きがちなように思います。
ある人は「勇気」(=自分のことを言う力)が強すぎ、
人の話を逆に聞くことができない。
逆にある人は「思いやり」(=人の話を聞くこと)が強すぎて、
自分の気持ちや信念を主張できない。
それでは、真のWin-Winとは言えない。
”聴くこと”と”伝えること”、
このバランスが大事です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今日も皆様にとって素晴らしい1日になりますように。